はじめに
今シーズンの定点ポイントへのハクチョウさんの初飛来は、10月17日。2019年度は10月20日だったので、3日も早いものになりました。今シーズンの越冬数調査は、10月17日より開始。最後の飛来組のハクチョウさんたちが帰るのが2021年3月中旬ごろ。また南で越冬していたハクチョウさんたちが立ち寄ることもあるので、年によっては、4月上旬ごろのサクラの開花宣言が出されるまで続けることになるかもしれません。
ハクチョウさんたちを数える
数えるのも大変
いつも早朝。飛来組のハクチョウさんたちがやって来てからは、日の出とともに、Duck4 の定点ポイントの約1キロほどにいるハクチョウさんたちを数えています。以前は、双眼鏡をよく使っていたのですが、オレンジ色のあさひは、白っぽい成鳥のハクチョウさんと灰色の羽に覆われている幼鳥を見分けるのには、とても不向きです。そのため、カメラの望遠機能を使って、覗き込んで数えています。その方が、早く確認できます。そして、数えている最中にも、動き回るハクチョウさんがいるので、あれこの仔の数え終わったのか?いや、まだだったのか?わからなくなることがあります。また、基本、家族単位で行動しますが、中には20羽ほどの群れをつくって行動しいるハクチョウさんもいます。そんな群れを数えるのに便利なアイテムが100円ショップで売られていたカウンターでした。
100均で買ったカウンターでカチャカチャ数える
まず、20羽ほどの群れで休んでいたり、泳ぎ回っているハクチョウさんの群れを見つけると、カウンターを使いカチャカチャカチャカチャと音を立てながら1羽づつ数えていきます。このカウンターですが、交通量を数えたりするときに使われているものです。もちろん、ハクチョウさん、カモさん、ガンさんたちの冬の渡り鳥を数えるときにも使われます。Duck4は、100均ショップでこのカウンターを購入しました。それを毎年、飛来組がたくさんいる10月から翌年の3月ごろまで使っています。
今年度は10月17日に初飛来
今年度は、初飛来が2020年10月17日と、昨年度の2019年10月20日よりも早いものになりました。今年度の2020年10月17日に初確認したのは、2羽のオオハクチョウさんで、午後4時ごろでした。この日の天気は、雨のち曇り。気温14度でした。53羽になったのが、10月24日。晴時々曇り。最高気温17度でした。前日は一日雨でした。118羽になったのが11月2日。この日の天気は曇りのち雨で最高気温16度でした、前日は、天気が良くて晴のち曇りだったようです。この気象データーだけでは、ハクチョウさんたちの飛来のタイミングはわかりませんが、天気図と重ねてみたら、何か、興味深いことがわかるのでは。もしかしたら、天気、風向きなど。ハクチョウさんたちの飛来に隠された秘密が隠されているのかもしれません。
まとめ
ところで、この数日、ハクチョウさんたちの数が100羽を切るようになりました。下流から上流へ向かって30分以上の時間をかけて数えているうちに、塒を飛び立っていったのか?それとも、ここを中継地として立ち寄ったハクチョウさんたちが、他の塒や越冬地を求めて去って行ったことも十分に考えられます。オオハクチョウさんとコハクチョウさんの両方をなるべく区別して数えたいのですが、遠くからなのでなかなか識別できないときの方が多いので、群れ単位でコハクチョウさんだったときには、記録はしていますが、1週間に1度程度になってしまっています。しかし、100羽以上超えていたときには、コハクチョウさんの方が多数派。この数日は、コハクチョウさんの群れがかなり減ってきて、オオハクチョウさんたちの方が目立つようになってきました。ということは、もしかしたら、コハクチョウさんの群れの一部が、ここを飛び立って行ったのかもしれません。また、早朝、空を見上げると、群れをなして上空を通過するハクチョウさんも少ないので、ほぼ居場所を定着させているようです。
コメント
中洲の向こう側が、白い点々だらけ!
すごい写真ですね!なんだか街の灯のようですね!
気象のスペシャリストさんが毎年風を読んで飛来を当てていらっしゃり、身体が重いハクチョウさんは、飛行機に似た感じで気流に乗り込み、飛来するそうで、当日の風の強さと前線で大体わかるそうです。すごいですよね!
ういさんへ
こんばんは!
今シーズンは100羽越えは早かったのですが、
その後60羽ほどに半減。
コハクチョウさんたちは飛び立って行ったようです!
過去の天気図がネット上から検索して見られれば、
ハクチョウさんたちが飛来してきた日とかさねてみることができそうですよね!
あの大きな体なので飛ぶには、風のことも考えているのでしょうね!
離陸するときは、向かい風に向かって飛んで行きますね!🦢