
ハクチョウさんの見守り保護活動とフィールド調査をしているDuck4です。

今日のテーマは、羽をケガしてしまったハクチョウさん。アドちゃんたちのお話をします。
はじめに
Duck4が定点ポイントでハクチョウさんを2012年より初めて8年。その期間で、6羽のハクチョウさんが羽を負傷して、飛べなくなってしまいました。そのうち2羽が所在不明。1羽が今年9月11日に天国へと旅たち、見送りをさせていただきました。そして11月中旬に1羽のオオハクチョウさんが羽を負傷。完全に飛ばなくなってしまいました。今日のDuck4ブログでは、そのケガしたオオハクチョウさんのお話しします。
負傷したハクチョウさんたち
ずっと見守ってきた滞在組のハクチョウさんたち
Duck4は、負傷したハクチョウさんのことを滞在組と呼んでいます。2012年に見守り活動を始めたときには、7羽のハクチョウさんがいて、1羽がコハクチョウさんでした。その年の6月。2羽が行方不明になりました。2羽のオオハクチョウさんとも6月に天国へと旅立ってしまったことを、後で知りました。
2015年3月幼鳥で大けがしたオオハクチョウさんのアドちゃん。2016年3月にはコハクチョウさんのティちゃんが羽をケガして飛べなくなりました。
しかし、このコハクチョウさんのティちゃんは、今年9月に動物に襲われ帰らぬハクチョウさんになってしまいました。また、2017年1月にはコハクチョウさんが動物に襲われ帰らぬハクチョウさんになってしまいました。
2018年3月には、羽をケガしたオオハクチョウさんがいましたが、7月ごろに姿を消してしまいました。また見守り活動を始めたときからいたオオハクチョウさんも2018年7月下旬に突然、姿を消し行方不明になりました。
2019年3月に1羽の羽をケガしたオオハクチョウさんのルーちゃんが滞在組の仲間入りをしたのですが、2020年3月を最後に姿を消してしまいました。
また、この滞在組のリーダーだったオオハクチョウさんの斑ちゃんも2020年5月中旬に病気のため息を引き取りました。
そして、2020年5月下旬。そのリーダーのオオハクチョウさんと入れ替わるように、1羽のオオハクチョウさんのメイちゃんが、ひょっこり滞在組の目の前にあらわれ、それから一緒に行動を共にするようになりました。
11月中旬には、オオハクチョウさんのノンちゃんが羽をケガして飛べなくなっています。なので、定点ポイントには、羽をケガしているハクチョウさんたちは、5羽います。

今、定点ポイントには、オオハクチョウさんのミルクちゃん、チンさん、メイちゃん、今年11月に羽をケガしたノンちゃん、アドちゃんの5羽がいるよ!
高圧電線に衝突して帰らぬハクチョウさんになった話
2019年度には3羽が、高圧電線に衝突して帰らぬハクチョウさんになってしまいました。このDuck4の定点ポイントには、大きな橋があり、そのそばに高圧電線があります。大きな橋を越えることに気をとられてしまい、気づいたときには高圧電線だった。そして、時速80キロで衝突するので、川に真っ逆さまに落ちてしまうのです。打ちどころが悪いと、感電しまいます。このことが3度あり、Duck4も、へこんでしまいました。

高圧電線に衝突してしまうハクチョウさんたちを見ると辛くなります。
地元の方が
その高圧電線に衝突して天国へと旅立ったハクチョウさんのことを知っている地元の方が、電力会社にメールを送りました。すると、「来年10月に送電線の電気を止める定期検査が行われるので、そのときに、ハクチョウさんたちにもわかるような目印を設置します」との回答をいただけたそうです。その知らせを聞いて、Duck4は、少し安堵いたしました。そして、今シーズンは、事故なく乗り越えて欲しいと願うのでした。

地元のヒトが電力会社に掛け合って、来年10月ごろになりますが、高圧電線に目印をつけてくれるようです!早く実現して欲しいですね!!!
まとめ
Duck4は、この定点ポイントで多くのハクチョウさんの見守り活動をしてきました。そして、飛べなくなったハクチョウさんたちは、高圧電線に衝突して、そのまま居残ることになりました。時々、飛べない羽をバタバタさせながら飛ぼうとする傷病ハクチョウさんの姿を見ると、ジーンとさせられるものがあります。きっと、また、大空を飛びたいんだなあ。と飛ぶのを諦めた姿を見るたびにそう思うのでした。

アドちゃんは、また、大空を飛びたいよ!

(今年11月に羽をケガしたオオハクチョウさんのノンちゃん)

また、Duck4ブログをよろしくお願いします。
コメント
大体飛べなくなったハクチョウさんは高圧線が多いですね!
こちらはJRと貨物と新幹線のトリプルで橋の近くにあり、低いながらに複雑な電線に引っかかる子がでてしましあました。
こちらは目印は難しいですね。
一箇所、わかばちゃんの件から目印をつけてもらいましたが、わかっていながらも避けようとして別の電線に当たる子もでてしまいました。
これは次の手も場所によっては必要ですね。
私がわからないのですが、電線に当たる子はその時点では感電しないのでしょうか?
ういさんへ
こんばんは!
こちらの滞在組のハクチョウさんたちのほとんどは、高圧電線に衝突しての事故ではないかと考えています!
あの大橋と高圧電線付近で夭折したマガモさん、カワウさん、ハクチョウさんの目撃情報があるからです!
わかばちゃんの件で目印をつけてもらったんですね!
その場所は、橋梁、JR、電線があり、河川敷を飛んでいるハクチョウさんたちにとっては、
死角になっているのでしょうね!
最後のご質問ですが、
これは、Duck4の個人的な意見ですが、
羽を大きくケガした仔の方が命拾いするハクチョウさんが多いように思いますね!
体、頭だと感電するリスクが高くなるようにも思えてなりませんね!🦆
duck4さんのブログで、送電線に衝突して命を落としたハクチョウさんの話を読んでいたたまれない気持ちになったものでした。
それだけに今回の記事はうれしいですね。
電力会社に事情を説明された地元の方も素晴らしいですし、その方がその方がそうしようと思われたのは、duck4さんとのかかわりにも影響されたこともあるのでは、と思います。対策が施されることになったという事実をduck4さんと再度共有し、確認されたりで、地域社会での活動のご様子が目に浮かびます。
bird runさんへ
こんばんは!
こちらも、そうでしたね!
記事にすることがつらい出来事でした!
いろいろ事故の経緯を知っている地元の方が、
電力会社に問い合わせたところ、
来シーズンにはなりますが、送電線を止めて点検するときに、
工事をするそうです!
このような活動をしていると、
いろいろな地元の方とのつながりも多くなりますよね!🦆