🦢片足を引きずって歩くオオハクチョウさんへの援助

Duck4

チンさんは足を引きずって歩くので援助が必要

というお話を今日のブログではします。

はじめに

片足を引きずって歩くオオハクチョウさんがいます。そのオオハクチョウの名前はチンさん。どのように見守り援助をするのか？その実践例を紹介します。

さて、今のところチンさんは、座って立ち上がるときにふらつきが見られます。また、チンさんは、歩行中に片足を引きずって歩いています。泳ぐのは、足に負担がかからないので、スムーズに泳いでいます。そのため、給餌を行うときには、なるべく歩かせないように、水辺に誘導。そこに食べ物を投げ、オオハクチョウさんのチンさんに食べてもらうような給餌の時の援助を行っています。

（座り込んでおコメを食べているチンさん）

オオハクチョウのチンさんの足の症状

片足を引きずって歩くチンさん

もう５年前ぐらいになるのでしょうか？オオハクチョウさんのチンさんは、片足を引きずって歩くようになりました。特に、立ち上がるときには、ふらつきが見られます。チンさんは、地面にお腹をついて、その反動で立ちあがるようにしています。また、歩くときにも、片足を引きずって歩くので、他の羽をケガしている滞在組のハクチョウさんたちよりも、日常生活に不自由を感じています。

アドちゃん

チンさんは3年ぐらい前から、片足を引きずって歩くようになったんだよ！

片足を引きずる原因は脚気

以前、獣医師さんに、その片足を引きずって歩くチンさんの動画をお見せしたところ、次のように教えてくれました。「チンさんは、脚気だよ！」「パンをいっぱい食べすぎて、偏食がたたっている生活習慣病だよ！」と言われました。そこで、市販されている防腐剤とマーガリン入りの食パンを与えることを止めました。

アドちゃん

チンさんの足を引きずる原因は、偏食。特に、パンの食べ過ぎで脚気になったんだよ！

その後の症状

その後のチンさんの症状ですが、やはり、片足を引きずって歩いています。そのような生活が5年近く続いています。ヨチヨチながらも土手を上がったりはできるようでした。他の滞在組と一緒に上がっているところを見たことがありました。ただ、できるのならば、上がらずに水辺にいたいようです。

しかし、真冬になり、また、たくさんの渡りのハクチョウさんたちが、滞在組のオオハクチョウさんのチンさんところにも戻って来ました。そこで、滞在組のハクチョウさんたちに給餌を行うものなら、他の滞在組のハクチョウさんたちよりも強い渡りのオオハクチョウさんたちが、占領してしまいます。

そして、足が丈夫な滞在組のハクチョウさんたちは、Duck4のそばに来てくれるので、容易にあげることができます。しかし、チンさんは、歩くのが不自由。ヨタヨタ歩いていると、他の強いオオハクチョウさんに突っつかれたり、攻撃されることがわかっているので、水辺で離れたところからじっと、Duck4 のところを見つめています。

他の強いハクチョウさんが、チンさんのそばにいないとき、あげるのですが、すぐ来られてしまいます。そのため、チンさんは、食べたくても食べられずにさっさと離れていきます。

アドちゃん

チンさんは足が不自由なので、

まわりに強い渡りのハクチョウさんたちがいると、

攻撃されると思って近づけないようなんだよ！

チンさんへの給餌の援助方法

脚気の影響で片足を引きずって歩くチンさん。そのチンには、まわりに強い渡りのハクチョウさんがいないときに、食べ物を投げてあげるようにしています。若干、嚥下能力も低下しているようなので、食べやすいサイズにしてです。そうすると、キャベツも食べてくれます。

この冬の時季は、青物も少なくなっています。また、河川敷の土砂を取り除く工事が行われ、水辺のそばに生えていたヨシ原もほとんどなくなってしまいました。なるべく、チンさんに、青物を食べてもらえるように工夫をしています。

Duck4

チンさんには、歩かなくても水辺で食べてもらえるように、そばに食べ物を投げて食べてもらっているよ！

まとめ

滞在組のオオハクチョウさんのチンさんは、脚気の影響で、片足を引きずって歩きます。また、滞在組のオオハクチョウさんの中では、かなりの高齢になっているはず。配合飼料を飲み込む早さも遅くなり、嚥下機能も低下しているようです。

そのチンさんが、片足が不自由でも歩く距離を少なくして給餌できるように、そばまで食べ物を投げて食べてもらう。また、泳いでも行ける場所でも与えるという給餌の際の援助を行っています。

（遠くから見つめるチンさん）

Duck4

足が不自由ですが、

食欲もあるので、足に負担がかからないような

チンさんの援助を心掛けていきます。