滞在組のハクチョウさんたちは、ナカヨシ!?「いいえ!」という視点から今日のDuck4ブログはお話します。
はじめに
Duck4の定点ポイントにいる羽をケガした4羽のオオハクチョウさんがいます。この4羽のオオハクチョウさんですが、ほとんどの時間を一緒に過ごしています。果てして、この滞在組のハクチョウさんたちは、ナカヨシなんでしょうか?その答えは、「はい」であり「いいえ」でもあります。
結論から言うと、この4羽の滞在組のハクチョウさんには、強い性格のハクチョウさんが弱い性格のハクチョウさんを突っついたり、時にはケンカになることがあるからです。なので、4羽のハクチョウさんたちの中では、順番があり、強い性格のハクチョウさんが、弱いハクチョウさんを支配。そんな階級制(ヒエラルキー)が存在しています。今日のブログではナカヨシ。「いいえ」と視点からお話しします。
4羽の滞在組のハクチョウさんたちをそばで見ていると、強いハクチョウさんが上に立つ階級社会(ヒエラルキー)です。
ナカヨシが「いいえ」のとき
4羽の滞在組のハクチョウさんたちの順位
今のところ、いつも一緒に行動している滞在組のハクチョウさんたちは、4羽います。その4羽のオオハクチョウさんは、リーダー格のオオハクチョウさんのミルクちゃん。一番年をとっているであろうメスのチンさん。幼鳥の時に羽をケガした満6歳のオオハクチョウさんのアドちゃん。今年5月に仲間入りしたメイちゃんです。
特に、この中で性格が強いのが、リーダーであるミルクちゃんです。
次に、強いのが、5月に来たときに、メスのチンさんや優しい性格のアドちゃんをケンカして勝ったメイちゃんです。しかし、リーダーのミルクちゃんにケンカを挑んだのですが、負けてしまったメイちゃんは、滞在組の中では第2位の序列です。
第3位は、メスのチンさんです。やはり、メスということと、脚気のために足を引きずって歩くことで、チンさんは弱い立場にいます。
そして、最下位の第4位がアドちゃんです。羽のケガの後遺症から他の滞在組のハクチョウさんたちの中では一番ハンディを負っていること。また、性格的に繊細で優しいことも、アドちゃんの場合は影響しているのかもしれません。
滞在組のハクチョウさんたちは、1位ミルクちゃん、2位メイちゃん、3位チンさん、4位アドちゃんの順番なんだよ!
(今の滞在組のリーダーのミルクちゃん)
(滞在組の中で順位2位のオオハクチョウさんのメイちゃん)
(滞在組の中で順位3位のチンさん)
(滞在組順位4位のアドちゃん)
滞在組に仲間入りする瞬間はケンカになることも
4羽の滞在組のハクチョウさんたちが、ナカヨシでない場面もあります。
最初に仲間入りする時。過去に、何羽かの羽をケガして北へ帰ることができなくなり、Duck4の定点ポイントに居残らなければならないとき、ケガしたオオハクチョウさんが、滞在組に初めて近づこうとするときのことです。
すると、滞在組のハクチョウさんたちは、真剣に威嚇したり大きな声をあげます。「こっちへ来るな!ここは、滞在組の縄張りだ!」ときっと言って威嚇しているのでしょう。
気が強い性格のハクチョウさんは、ケンカをします。そこで、勝てば、順位が高くなったり、この滞在組のリーダーになることでしょう。
例えば、幼鳥で羽をケガした6歳になったオオハクチョウさんのアドちゃんは、優しくて、繊細な性格の持ち主だったので、1~2月以上は離れたところで休んでいました。また、6歳になった今も滞在組のハクチョウさんの中では4羽中4位の順位なのです。
新入りのハクチョウさんには、滞在組のハクチョウさんたちは、厳しく当たるんだよ!アドちゃんも仲間入りさせてもらうのに時間がかかったんだよ!
滞在組のリーダーになるのには
ところで、かつて斑ちゃんというオオハクチョウさんがいたのですが、入ったばかりの時には、一番下の順位で、他の滞在組の仲間から攻撃されていたということを聞かされたことがありました。ただ、その時のリーダーが夭折。後釜にリーダーとなったのがオオハクチョウさんの斑ちゃんでした。しかし、そのリーダーの斑ちゃんも今年の5月に天国へと旅立って行きました。旅立つひと月前のこと。リーダーだった斑ちゃんは、滞在組の前から突然姿を消してしまったのでした。その斑ちゃんの後に、リーダーになったのが、オオハクチョウさんのミルクちゃんです。
旅立ってしまった斑ちゃんも、リーダーになるまでの道のりは険しかったんだよ!
(2020年2月ごろのリーダーの斑ちゃんの写真)
まとめ
今日の結論ですが、滞在組のハクチョウさんたちは、階級社会(ヒエラルキー)です。強いハクチョウさんが順番が上位。弱いハクチョウさんが順番が下位になります。
その階級が決まってしまうのは、初めて仲間入りしようと決意して近づいたとき。滞在組のハクチョウさんたちは、まず大きな声で威嚇したり、最終的にはケンカになり、自分たちよりもケンカに負けて弱ければ、その新人のハクチョウさんたちは、下位の順番になります。
ということは、滞在組のハクチョウさんたちは、ナカヨシ。と言えば、今日の話だけで言えば「いいえ」になります。
ナカヨシと言えば「いいえ」!プライドと意地をかけた仲間内での順位争いがあるからです。
コメント
そうなんですよね!本当に階層社会!まさにヒエラルキー!しかも順位が下がるのは簡単です。何度もリーダーから降格してきた子を見ましたね。わかばちゃんもその代表格。逆に順位を取り戻すのは大変なもの。斑ちゃんは本当によく頑張っていましたよね!
ある意味歳でも、持病があっても順位を譲らないチンさんも見事なものですけどね。
ノンちゃんはどの辺になるのでしょうかね?
ういさんへ
こんばんは!
滞在組のハクチョウさんたちを見ていると、順位が存在していて、
まさにヒエラルキーですよね!
仲間入りするときには、それを外から見ているとそう感じますね!
斑ちゃんもそうだったと聞いたときには、
ずっとリーダーだったので信じられませんでしたね!
斑ちゃんは、頑張り屋さんだったと思いますね!🦢
ノンちゃんは、時折、一緒にいることがありますが、
仲間入りするとなると、いろいろありそうですよね!🦆
そうそう、duck4さんのブログ、すごくよくまとまっていて、読みやすく、楽しいです!毎日配信が楽しみです。
いいえからの視点、こういう取り上げ方もなかなかなく、本当によいブログだと思っています。
視点が、日本の論文より、海外の論文に近いようにおもいます。
やはり留学経験が生きているのでしょうね。
お体に気をつけて、無理をなさらない範囲でこれからも私たちを楽しませてくださいね💕
ういさんへ
こんばんは!
ういさんにそう言っていただけて嬉しいですね!!🦆
あの白鳥庁の声明文の記事を書くのには時間がかかりましたね!
「いいえ」からの視点は、滞在組のハクチョウさんたちを見ていて、
そういうところもあると思ったからですね!
仲間入りするのに、結構、苦労しているからですね!
縄張り意識が強いからなのでしょうね!
スワンサポートの取り組みに興味があるので、
SNSに投稿されているものをツイートして、
イギリスの保護活動についても紹介できればと思っております!