仲間に対して「威嚇のポーズ」を取ったノンちゃん。
寂しくも強くいたいノンちゃんの今の心境の表れが、
今日のDuck4ブログのテーマです。
はじめに
Duck4の定点ポイントでは、10月中旬に飛来組のハクチョウさんが初飛来。それから、まもなく4か月になろうとしています。あと1か月もすると、越冬していた飛来組のハクチョウさんたちも、春の渡りのため旅立って行きます。そうなると、11月に羽をケガして飛べなくなったオオハクチョウさんのノンちゃんが、仲間たちから独り残されることになります。
それを知ってかどうかわかりません。飛来組の中にはいるものの、独りぼっちでいるノンちゃんの姿をよく見かけます。また、滞在組のところにも餌をもらいに近づくのですが、どこかよそよそしいノンちゃん。もしかしたら滞在組から威嚇されたり、攻撃されることがわかっているから、合流をためらっているのかもしれません。
今日のDuck4ブログでは、突っついたり突っつかれたり飛来組では孤立しているオオハクチョウさんのノンちゃん。一時ですが、滞在組と同じ浅瀬で一緒に休んでいたこともあったノンちゃん。今は、飛来組のハクチョウ、4羽の滞在組のハクチョウにも仲間入りできない。そんな仲間へ対して「威嚇のポーズ」を取ったノンちゃんの独りぼっちの心境について分析したお話をします。
ノンちゃんの行動から見える滞在組との距離感
自家製パン、キャベツ、白菜は食べるものの
Duck4の姿を見るや否や、気づいたノンちゃんは近づいて来てくれます。その時に自家製パンをあげると食べます。それと、キャベツ、白菜の青物もです。なので、メイちゃんのような偏食になっていないようです。ただし、11月からずっと定点ポイントで暮らしているので、自生している植物だけで、3か月もの間頑張って命を繋いでいるノンちゃんであります。
配合飼料を食べるのをためらう!?
しかし、配合飼料をあげる時には、ノンちゃんは食べるのをためらいます。その理由として、配合飼料の場合は川に沈んでしまうので、他のハクチョウさんが来ているのかどうか食事中には見えません。なので、食事中に攻撃されると思っているノンちゃんは、なかなか食べようとしないのかもしれません。
滞在組のチンさんに食事中に突っつかれるノンちゃん
以前ですが、滞在組の近くで食べている時に、ノンちゃんはチンさんに突っつかれてしまったことがありした。ということは、滞在組に合流したときに、順番が下位になることを十分に理解しているので、ノンちゃんは合流をためらっているのかもしれません。
スミスさん一家を利用して滞在組に近づくも
ところで、毎朝。4羽の滞在組と片方の水かきを失ったオオハクチョウのキリちゃんは一緒にDuck4を待っています。しかし、そこにはノンちゃんの姿はありません。
けれども、滞在組のところに5羽のスミスさん一家が泳ぐと、ノンちゃんも後を一緒について行きます。そして、スミスさん一家と共にノンちゃんも、滞在組のそばまでやって来ます。まるで、スミスさん一家の強さを盾にして、滞在組から攻撃されないようにノンちゃんなりに頭を使って、給餌に近づこうとしているようです。
ただし、配合飼料を皆に与えているときには、ノンちゃんはためらいます。他のハクチョウさんたちが食べているところを、そばでじっと見つめていました。
我々5羽のスミスさん一家と一緒に、
4羽の滞在組のハクチョウさんのところに
ノンちゃんも泳いで行きました。
今のノンちゃんの居場所はどこ
飛来組では自己主張できるノンちゃん
飛来組の中では、それなりに生きるために自己主張しているオオハクチョウのノンちゃん。進路を邪魔すると「どけよ!」とばかりに、仲間の弱そうなオオハクチョウさんを突っついて強がってはいます。でも、それ以上に強い仲間からも突っつかれたりもしています。
仲間に対して「威嚇のポーズ」
すると多くの仲間に取り囲まれると、「両羽を半開き」して飛来組のハクチョウさんたちに対して、オオハクチョウのノンちゃんは「威嚇のポーズ」を取りました。余談にはなりますが、その威嚇のポーズを多くの飛来組のハクチョウさんたちにたった独りで囲まれたときに、あの滞在組のリーダーだった斑ちゃんもしたことがありました。
そのため、飛べなくなったことで今まで一緒に旅をしてきた仲間の飛来組からは疎外感を覚え、周りから浮いた存在であることをノンちゃん自身も悟った行動が、「威嚇のポーズ」だったに違いありません。
ノンちゃんは「威嚇のポーズ」で、
自分の心境を周りの飛来組にも表出したようだね!
まとめ
11月に羽をケガしてから3か月。一応、飛来組のハクチョウさんたちに混じってDuck4の定点ポイントでノンちゃんは生きてきました。突然のアクシデントでハンディを持ってしまい、飛ぶことができなくなりました。お腹が空いても、餌場の田んぼで食事をするのもノンちゃんは河川敷のみなのです。
何とか飛来組の中では、突っついたり突っつかれたりしながらも、ノンちゃんは自分の居場所を確保してきたようにも見える3か月。しかし、仲間に対して「威嚇のポーズ」は、ノンちゃんのハンディを持って自己主張していかなければという寂しさからくる心の現れだったようにも見えました。
2月中旬以降。Duck4の定点ポイントで越冬していた飛来組のハクチョウさんたちも、ノンちゃんの元から離れていきます。その時、今まで一緒だった飛来組はいなくなり、ノンちゃんは独りぼっちになるはず。その時、羽をケガして飛べなくなったノンちゃんは、どのように行動をするのか。どこかのタイミングで4羽の滞在組のハクチョウさんと対峙することになると、ノンちゃんを見ているとそう思ってしまうDuck4であります。
(羽を半開きして「威嚇のポーズ」を取るオオハクチョウのノンちゃん)
「自己主張」「威嚇のポーズ」で意思表示するノンちゃん。
滞在組への合流には、もう少し時間がかかるのかもしれません。
コメント
とってもよくノンちゃんを観察されているのですね!すごいです!
私もお話を読んでいて、duck4さんのご意見に納得です⭐️
ノンちゃんは特に滞在組に比べると怪我が軽いように見えます。意外にハクチョウさんはこの点も理解しているのではないかと考えます。
ハクチョウさんはプライドが高く、やはり飛来して帰郷する本能が組み込まれていて、簡単に滞在という選択肢を選べないのでしょう。
怪我の具合からもわかばちゃんと重なります。2年目のわかばちゃんを見ているようです。
ちなみに、広瀬川では、カモメさんね数が半端ではないため、お米など、沈むものしかハクチョウさんはうまく食べれないのです。
そちらではユリカモメさんも広瀬川より少なく、天敵は仲間にあり!という感じで、食べるものも最適なものが変わってくるのですね。
ういさんへ
こんばんは!
ノンちゃんとはもう3か月の付き合いになりますが、
まだ飛来組と一緒にいますね!
旅をしてきた仲間だからなのでしょうね!
そして2月中旬になると、その仲間たちも旅立って行くので、
ノンちゃんの葛藤はかなりのものになるのかもしれませんよね!🦢
わかばちゃんと重なる部分があるようですね!
パンだとユリカモメさんがすごいですよね!
こちらでは、今シーズンは、たくさんのオナガガモさんがいるので、
ハクチョウさんたちも大変そうです!🦢