
救出してから30年以上一緒にいるオオハクチョウのガリップさんとトルコ人のおじさんとの奇妙な関係のお話が今日のDuck4ブログのテーマです。
はじめに
いつも散歩をするときに後をついて来るハクチョウさんがいたら、あなたはどう思いますか。
ちなみに、羽をケガして飛べないオオハクチョウのミルクちゃん、チンさん、アドちゃん、メイちゃんを見守ってきましたが、近くまでは来てくれますが、一緒にお散歩したことはもちろん一度もありません。
そんなお散歩について来るハクチョウさんがトルコにはいます。今から37年前のこと。羽をケガして飛べずにいたハクチョウさん。このままだとキツネに襲われて食べられてしまうのを案じたトルコ人の男性ミルザルさんが保護。自分の農場に連れて行きました。
そして、このメスのハクチョウさんに、トルコ語で「奇妙な」という意味のガリップさんと名付けました。今も我が娘のように今も可愛がっています。まるで、奇妙なハクチョウのガリップさんとおじさんのミルザルさんが、今日のDuck4ブログのお話です。
おじさんとハクチョウのガリップさん
今から37年前、ケガしたハクチョウのガリップさんを救護
今から37年前。郵便配達員を退職したレジェップ・ミルザンさんは、トルコのエディルネ西部でメスのハクチョウさんのガリップさんを見つけました。
ミルザンさんと友人が車で近道をしていた時のこと、空き地に羽をケガしているハクチョウさんがいることに気づいたのでした。捕食者からこの羽をケガしているハクチョウさんを守るためにその場から連れて出し、その日の午後までに、この傷ついたハクチョウさんを家に連れて帰りました。
それ以来。ギリシャと国境を接するカラアガック地方の男性の農場で、このまるで娘のようなハクチョウのガリップさんは、元気に住んでいます。
おじさんとの固い友情で結ばれたハクチョウのガリップさん
いつもミルザンさんの後を追いかけ、農場で雑用をしている時や、夜の散歩をしている時もハクチョウのガリップさんは一緒について来てくれます。
「わたしは動物が好きで、キツネに餌食になることがない、家に連れてて行くべきだと、自分に言い聞かせましたよ」とミルザルさんはAP通信社の記者に語りました。
そのハクチョウのガリップさんを連れて来た日のことを振り返り、「わたしとハクチョウのガリップさんは、お互い慣れましたよ。わたしたちの友情はもう別れることはなかったでしたよ」とも言っていました。
トルコ語で「奇妙」という名のガリップ
ミルザルさんは、そのハクチョウさんを「ガリップ」と呼ぶようにしました。この「ガリップ」とはトルコ語で「奇妙な」という意味があります。運が悪いヒトという意味にも使われます。
農場で有益に暮らす娘のようなハクチョウのガリップさん
ところで、骨折したつばさが治ったハクチョウのガリップさん。その後、ハクチョウのガリップさんとミルザルさんとは一緒にいて、ネコやイヌともナカヨシになったのでした。ほとんどの時間を外で過ごすハクチョウのガリップさん。ミルザルさんの農場からは、一度も逃げようとしたことはありません、
ハクチョウのガリップさんを我が子のようだと考えています。ハクチョウのガリップさんと過ごすことは、わたしの人生にとって、とても有益なものになっています。
野生のハクチョウさんの寿命は12年だけど
英国に本拠地を置くスワンサンクチュアリによると、一般的な野生のハクチョウさんの平均寿命は12年ほど。保護された環境であれば、30年まで生きられるとも言われています。
まとめ
このおじさんとハクチョウさんのガリップさんのお話は、SNSで見つけました。Duck4が意訳したのは、英国の新聞インデペンデント紙電子版からのもの。また、いつもお世話になっているブロガーさんから、YouTubeにもあることを教えていただきました。そして、地元紙でも「おじさんとハクチョウのガリップさん」の記事がありました。
この記事を読みブログを作っていて思ったことですが、ハクチョウさんのガリップさんが37年以上も生きている長寿であることには、驚かされました。まあ、自然とは違って、おじさんの農園で過ごしてるので外敵から襲われずに安心して生きられる環境も幸いしているのでしょう。
これは妄想の域ですが、滞在組のハクチョウさんたちが家までついて来たらどうなるのかな!?と思うことがあります。しかし、川から出て滞在組のハクチョウさんたちと一緒に散歩したことはまだ一度もありません。なので、レジェップ・ミルザンさんと自分の娘であるように愛情を注いでいるなハクチョウのガリップさんとは、とても深い信頼と絆で結ばれているのを感じました。
(Turkey Swan (Copyright 2021 The Associated Press. All rights reserved))

おじさんと一緒に散歩に出かけるハクチョウのガリップさん。
まるで自分の娘のように接しているおじさんの愛情がわかって、
ガリップさんは30年以上も長生きして幸せに暮らしているようです。
(出処)
Turkish man strikes up 37-year friendship with swan
(Independentの電子版より)
コメント
これは心暖まるお話ですね。ガリップちゃん、こうみるとお年ですね。おじいさんと幸せに一緒によい年齢の重ね方をしていて、優しい目をしていますね。
実は、さちこさんが、広瀬川の坂をついてきて、横断歩道まで来てしまいました。あわてて追い返しましたが、慣れっこい子はこういう子もいるのでしょうね!
もちろん信頼感が一番ですが、ガリップちゃんの性格もあるのでしょう。
この動画、保存して繰り返し見ています!
ういさんへ
こんばんは!
おじさんに救護されたオオハクチョウさんのガリップさん!
37年以上ということはすごい長寿ですよね!
農場でいるので、外敵に襲われる心配もなく、おじさんに可愛がってもらっているので、
ガリップさんにとっても幸せなのでしょうね!
いや、ガリップさんのようなハクチョウさんがいるんですね!
さちこさんは、横断歩道までついて来たのでですね!
ミルクちゃんもついてきそうですが、さちこちゃんまではないですね!
ガリップさんの性格もありそうですよね!
信頼が一番なのでしょうね!🦢
あの動画良かったですよ!🦆