大きな地震で驚くのはヒトだけでもなくハクチョウさんたちも同じというのが今日のDuck4ブログのお話です。
はじめに
2021年2月13日(土曜日)午後11時08分ごろ。福島県沖を震源のマグニチュード7.3の地震が発生。Duck4のところでも震度6で、物が落ちるほどの大きな揺れに見舞われました。
その地震直後。部屋の窓を開けると、ハクチョウさんたちの奇声が聞こえてきました。また、地震から2時間以上たっても、飛び回っているハクチョウさんたちの鳴き声が聞こえたという目撃情報もありました。なので、ハクチョウさんたちは、かなりの恐怖心を抱いていたと考えられます。
ところで、2月13日の朝7時。午前11時40分。2月14日の朝7時。午前11時40分。1日2回。2日間。いつもの定点ポイントで、Duck4はハクチョウさんのカウントをしました。
そのハクチョウさんの居残り率の結果は、2月13日は53.7%。2月14日は89.4%。地震発生の翌日、7日の方が35.7%ものハクチョウさんが多く居残っていました。
一方、越冬数は、2月13日が108羽。2月14日が57羽。地震発生した前日13日よりも、51羽のハクチョウさんたちが、Duck4の定点ポイントにから離れて行ったのでした。そのほとんどがコハクチョウさんだったのです。
両日の調査結果から、13日夜11時に起きた大きな地震に驚いたハクチョウさんたちの半分以上。特にコハクチョウさんたちが、Duck4の定点ポイントを離れて行ったようです。その2日間の居残り率の結果からわかったことが、今日のDuck4ブログのテーマです。
春の陽気だった両日でも地震で渡りを早める
2月13日の越冬数108羽
穏やかな朝
2月13日朝7時。越冬数が108羽。うち幼鳥9羽。幼鳥率8.3%でした。最低気温0.1度。最高気温12.0度。天気は晴でした。
そのうち49羽がコハクチョウさんの群れが確認できました。おそらく、いつも塒にしている浅瀬付近の河川敷の工事を終わり、安心してコハクチョウさんの群れが、渡る前のひと時の休息をとっていたのかもしれません。
そして、早朝。いつもの定点ポイントでは、滞在組のミルクちゃん、チンさん、アドちゃん、メイちゃん。片方の水かきを失ったキリちゃん。5羽のスミスさん一家。11月に羽をケガしたノンちゃんは中洲付近を泳いでいました。
お昼前の居残り率は53.7%
午前11時40分の2回目の調査時には、55羽のハクチョウさんが居残っていました。その居残り率が53.7%。今朝見られたコハクチョウさんの群れは餌場に出かけており、夕方行ったときには戻っていたのです。いつも居残っているオオハクチョウの5羽のスミスさん一家も、のんびり過ごしていました。
この後。午後11時08分。震度6の地震が起きました。チンさんも10年ぶりに大きな地震を経験したよ!飛来組のハクチョウさんたちは奇声を上げて飛び回っていたようだよ!やはり、大きな地震は怖かったよ!
2月14日の越冬数57羽
前日の大きな地震影響で早朝51羽減ったハクチョウさんたち
2月14日朝7時。越冬数が57羽。うち幼鳥6羽。幼鳥率10.5%でした。この日は晴れ一時薄曇り。最低気温2.1度。最高気温が15.4度。前日よりも57羽もハクチョウさんたちが減ってしまっていたのでした。
ところで、早朝いつもの大橋では、4羽の滞在組のハクチョウさんのミルクちゃん、チンさん、アドちゃん、メイちゃんが待っていてくれました。
この中でDuck4が知る限り、チンさんがあの東日本大震災で逆流する津波を経験しているはずです。もしかしたら、ミルクちゃんもですが、Duck4が初めて会ったのが2012年だったので、ミルクちゃんに関しては経験していたかどうかわかりあmせん。
そして、震度6弱の地震から8時間経過後。滞在組に会った時には、普段と何ら変わりない様子でした。
数え終わっっていつもの大橋まで戻ると、11月に羽をケガしたオオハクチョウのノンちゃん。片方の水かきを失ったオオハクチョウさんのキリやん。5羽のスミスさん一家も、4羽の滞在組のハクチョウさんたちと共に、Duck4の前に集まって来ました。
お昼前の居残り率89.4%
午前11時45分ごろ。居残りハクチョウさんは、51羽いました。うち幼鳥が1羽です。居残り率が89.4%。
ところで、中洲付近には、5羽のスミスさん一家、ノンちゃん他44羽のハクチョウさんが残っていたのです。そして、地元の方が餌付けするパンに群がり、その真ん中には5羽のスミスさん一家が陣取っていました。
一方、ミルクちゃん、チンさん、アドちゃん、メイちゃんは浅瀬でぐっすりお昼寝をしていました。地震で疲れて休みたかったのでしょうか。
大きな地震の後も、5羽のスミスさん一家は居残ったぞ!
まとめ
両日ともにサクラが咲く頃のような暖かかったです。しかし、2月13日夜11時08分に発生した大きな地震では、ヒト同様にハクチョウさんたちもた恐怖心を持ったに違いありません。地震直後から、ハクチョウさんたちの奇声が聞こえてきたからDuck4はそう感じました。
この地震の翌日。Duck4の定点ポイントからほとんどのコハクチョウさんたちが姿を消しました。急遽、渡りを早めたのかもしれません。
コハクチョウさんの渡りと反比例するかのように、日中の居残り率は89.4%と早朝いたオオハクチョウさんのほとんどが塒で羽を休めていました。大きな地震があっても、もう少しここに居残ろうと思ったオオハクチョウさんたちでした。
(あの東日本大震災を経験した滞在組のオオハクチョウのチンさん)
ハクチョウさんたちも2月13日午後11時08分の大きな地震では驚き、深夜の上空を飛び待っていたという証言もありました。ヒト同様にハクチョウさんたちにもとても怖かったようです。
コメント
こちらのコハクさんも地震により、一部北帰を早めてしまったようです。
コハクさんはオオハクさんより警戒心が強いようですので、その影響もありますでしょうか。
ういさんへ
こんにちは!
地震に驚いてコハクチョウさんたちも、北帰行を早めたのでしょうか?
あの地震の後、減ってそう思ってしまいましたね!
オオハクチョウさんたちはヒト慣れしているので、地震があっても、
もう少しここに残っていようと思ったのでしょうか?🦢🦆