
今日のDuck4ブログのテーマは2月下旬の越冬数調査のお話です。
はじめに
毎朝。Duck4は、日の出直後から30分間。河川敷を下流から上流へ向けて1キロの距離にいるオオハクチョウさんとコハクチョウさんをカウントしたものを記録。そのチェック項目は、越冬数。成鳥数。幼鳥数です。そこから、幼鳥率も算出しています。
さて、今日のDuck4ブログは、今シーズン2021年2月下旬。ハクチョウさんたちの越冬数調査のお話です。
結果を先にお知らせすると、平均越冬数は、94羽(2021年2月下旬)。昨シーズンが60羽(2020年2月下旬)だったので、34羽も多くなりました。その理由は、1月がとても寒かったことで、「北帰行が遅れている」ことが十分に考えられます。
今シーズンと昨シーズン2月下旬の越冬数比較
2021年2月下旬の平均越冬数は94羽
2021年2月下旬(2月21日~28日)の平均越冬数は、94羽。うち平均幼鳥数は、10羽。平均幼鳥率は、10.6%。今シーズンで久しぶりに、幼鳥率が10%越えたのでした。
2月下旬に幼鳥率が10%を回復した要因は、「幼鳥を連れた家族のコハクチョウさんが飛来」が増えてことにあります。
2020年2月下旬の平均越冬数は60羽
昨シーズンの2020年2月下旬(2月21日~29日)の平均越冬数は、60羽。うち平均幼鳥数は7羽。平均幼鳥率は11.6%でした。
2020年2月23日には、120羽いたハクチョウさんが、翌24日には、68羽。翌々日25日には、32羽。いっきに、四分の一まで減りました。おそらく、Duck4の定点ポイントでの北帰行のピークが、2月下旬だったと考えられます。
34羽も多くなった今シーズン
今シーズンと昨シーズンの越冬数を比較すると、2021年2月下旬は34羽も多くなりました。今シーズンは、「北帰行が遅れている」ことが影響しているのかもしれません。
日ごとの【2021年2月下旬】越冬数
3日間で49羽減った2021年2月下旬
2月下旬に最大値を記録したのが2月21日。越冬数が136羽。うち幼鳥が16羽。
最低値を記録したのが2月27日。越冬数が72羽。うち幼鳥が2羽。コハクチョウさんも16羽(幼鳥1羽)でした。
2021年2月21日には136羽。2月22日には108羽。2月23日には87羽。この3日間でハクチョウさんが49羽減りました。
しかし、それ以降。100羽越えはなくなりましたが、80羽~70羽の範囲内で横ばいを続けているのです。
暖気が入り込んで49羽が北帰行を始めるも!?
ところで、最大値を記録した2月21日(136羽)の天気ですが、最高気温10.6度。最低気温3.3度。晴一時雨。翌22日(108羽)の天気は、最高気温19.3度。最低気温4.4度。晴。翌々日23日(87羽)の天気は、最高気温12.2度。最低気温-0.1度。晴一時雪でした。
暖気が入り込んで、いっきに49羽のハクチョウさんたちが、北帰行を始めたようです。

まとめ
2021年2月下旬。うるう年の2020年2月下旬のDuck4の定点ポイントの越冬数を比較すると、一つ言えることがあります。
2021年2月下旬。暖気が入り込んで、2月21日から3日間で136羽から87羽までいっきに49羽減りました。しかし、2月23日以降。80羽~70羽台と横ばいを続けています。
一方で、2020年2月下旬は、2月25日以降。30羽台までハクチョウさんの越冬数が減ってしまいました。
2年間を比較すると、今シーズンの方が「北帰行が遅れている」ことが、グラフからも読み取れるかと思われます。

(コハクチョウさんの群れ!)

今シーズンはまだハクチョウさんたちが多く残っているので、北帰行が「ゆっくり」のようです。
コメント
なぜ、今年は地域差がすごいのかも注目している点です。
今年は不可解なことが多いですね。
しかし、事故も少ないように思います。
ういさんへ
おはようございます!
1月の寒波と大雪も影響しているのでしょうね!
確かに、大きな地震!
工事もありの目まぐるしいシーズンになりました!🦆