
今日のDuck4ブログは、首が右によじれ、繁殖期なのに相手がいない英国のコブハクチョウさんのお話です。
はじめに
ハクチョウさんの見守り。保護活動。フィールド調査をしていると、ケガをしているハクチョウさんたちがいることに、気づかされることがあります。
例えば、片方の水かきがないオオハクチョウさんキリちゃん。昨年11月、片方の羽をケガしたオオハクチョウさんのノン。滞在組のオオハクチョウさんのミルクちゃん、チンさん、アドちゃん、メイちゃんも然りです。
そして、今日のテーマに通じる、昨年3月まで一緒にいたオオハクチョウさんのルーちゃんは、首が曲がっていました。
ところで、今日のDuck4ブログでは、首が曲がってしまったコブハクチョウさんの英国のお話をします。このコブハクチョウさんが首が曲がってしまった原因は、仲間のハクチョウさんがちょうど着陸したことにあったそうです。
【英国】首が右によじれた白鳥 繁殖期なのに相手がいない!
イングランド東部エセックスを流れるストア川の河口付近で姿を見かける、長い首が右によじれた白鳥が話題になっている。
地元動物擁護団体職員の話では、この白鳥は昨年11月、仲間の白鳥が誤って頭上に舞い降りた際、首を骨折したか腱(けん)を負傷したようだという。
首が曲がった白鳥の姿を目撃した近隣住民が怖がっているが、獣医師に診てもらった結果、「ウォンキー(不安定な)」と名付けられた白鳥の健康に、問題はないという診断だった。
しかし、繁殖期が近づくにつれ、仲間の白鳥がそれぞれパートナーを見つける傍ら、ウォンキーだけが独りぼっちでいるという。 現在、2つの擁護団体職員が交代で1日2回、ウォンキーにエサを与えているが、一日も早くパートナーが見つかることを願うばかりだ。
【映像】英の首が右によじれた白鳥 繁殖期なのに相手がいない(アフロ) – Yahoo!ニュース

(イギリス、エセックス、3月12日、映像:SWNS/アフロ)
【英国・日本】首が曲がってしまったハクチョウさんたち
【英国】首が曲がってしまったコブハクチョウのウォンキーさん
仲間に間違って降りられ首を負傷したコブハクチョウのウォンキーさん。獣医師さんの診察では、健康面には問題なかったようなので、このまま見守ることになったのです。
しかし、首が曲がってしまったコブハクチョウのウォンキーさんは、ハンディを持ってしまった以外にも、仲間から離れ独りぼっちになってしまいました。
頸椎が曲がっているオオハクチョウのルーちゃん【日本】
ところで昨シーズンですが、Duck4の定点ポイントには、このウォンキーさんまでは重症ではありませんでしたが、首が曲がっているオオハクチョウのルーちゃんがいました。
このルーちゃんですが、なぜ、首が曲がっているかわかりりません。
しかし、もしかしたら、コブハクチョウのウォンキーさんのように、仲間のハクチョウさんに間違って降りられ、その衝突の弾みで頸椎の一部が脱臼!?してしまったのかと読んでいて思いました。
2019年4月ごろ。ルーちゃんはここより2キロほど離れた支流の川に独りでいました。羽も負傷していたからです。
そして、滞在組のオオハクチョウのアドちゃんが、支流の川にやって来て、10日ほど一緒に過ごしていました。それから、アドちゃんは、滞在組のもとにルーちゃんを連れて来たのです。
その後、ルーちゃんとアドちゃんはナカヨシになりました。ルーちゃんとアドちゃんは、「ハッピーリング」をつくるほど親密になったのです。
しかし、2019年3月。突然、元居た支流の川にアドちゃんをおいて去って行ったのでした。それ以降、1年以上も姿を見せていないオオハクチョウのルーちゃんです。

(頸椎が曲がっているオオハクチョウのルーちゃん!)

首が曲がっていたオオハクチョウのルーちゃんとはナカヨシだったよ!
ハッピーリングをつくったこともあったのに!
まとめ
英国の首が右によじれたコブハクチョウさんは、踏んだり蹴ったりだと思います。他のハクチョウさんの不注意で追突され、首が曲がるというハンディを持ってしったからです。
それだけではありません。周りのハクチョウさんたちからも浮いてしまいました。
この首が曲がってしまったコブハクチョウさんは、繁殖期なのに相手が見つかりません。実に不運で、可哀そう。
だた唯一の救いは、獣医師さんから命には別状がないと言われたこと。どうか、皆に助けられながら、長生きして善いパートナーを見つけて欲しいと、願う限りであります。

首が曲がってしまった英国のコブハクチョウさんには、善いパートナーを見つけて欲しいと願っております。
コメント
このコブさん、イケメンですよね!
可哀想にもらい事故なのですね。
いつまでも幸せに暮らして欲しいです。
川島町で100羽のうち3羽もクビに異常がある子がいました。
しかし、無事に北帰しました。
来た時からで、特に2羽幼鳥でしたので生まれつきの頸椎症かなと思い、心配でしたね。
ういさんへ
こんばんは!
このイケメンのコブハクチョウさんはもらい事故だったようですね!
あまりに不運ですよね!
こんなに首が曲がってしまつても、獣医者さんから大丈夫というお墨付きには、
ちょっと驚きでした!
首が曲がっているハクチョウさんって、結構、いるんですね!
一番先に思い出したのが、昨シーズン、アドちゃんと一緒だったルーちゃん!
あの仔は、首が曲がっていました!
英国のもらい事故にあったコブハクチョウさんのことを知り、
ルーちゃんも、もしやとおもってしまいましたね!🦢🦆