🦢河口湖でコブハクチョウのヒナ9羽誕生!

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今日のDuck4ブログでは、河口湖で生まれたコブハクチョウさんのヒナちゃんから、コブハクチョウさんの置かれている状況についてお話します。

はじめに

河口湖でコブハクチョウさんのヒナが誕生。そんなニュースが、読売新聞と朝日新聞でありました。

ところで、読売新聞では『河口湖でヒナ9羽誕生、実は「外来種」…愛くるしいけど「対応悩ましい」』という記事で、コブハクチョウさんが「外来種」であり、「特定外来種」ではなく駆除の対象にはすぐにはならないものの、千葉県の手賀沼では農家のイネを食い荒らすなどの被害も起きているとの説明をくわえて紹介していました。

また一方、朝日新聞では『コブハクチョウのひな「異例」の9羽 湖畔ですくすく』というタイトルで、地元の方が見守り餌付けをおこなったり、20羽ぐらいまでなら増えても観光のシンボルになるので町では容認しているようです。

今日のDuck4ブログでは、この河口湖のコブハクチョウさんのヒナちゃん誕生のお話をします。

河口湖でヒナ9羽誕生、実は「外来種」…愛くるしいけど「対応悩ましい」(読売新聞)

山梨県の河口湖で昨年から生息が確認されているコブハクチョウの唯一のつがいから、9羽のヒナが生まれた。親鳥にくっついて離れない愛くるしい姿が観光客や地元住民を楽しませているが、元々日本に生息していなかった「外来種」だ。どう対応すべきか、関係者の間でも様々な意見が出ている。(清水誠勝)

国立環境研究所の「侵入生物データベース」によると、コブハクチョウはヨーロッパ西部や中央アジアなどに分布。国内では1952年に皇居外苑の堀に放鳥されるなど、人の手によって持ち込まれて各地で繁殖した。オレンジ色がかった赤色のくちばしと、目の近くのコブが特徴だ。縄張り意識が強く、在来種の水鳥を追い出し、近づいた人間を攻撃することもあるという。

千葉県の手賀沼では、周辺の農家の稲が食い荒らされる被害も報告されている。ただ、環境への影響が大きいものについて国が指定する「特定外来生物」ではなく、外来種といえども直ちに駆除が必要とされるわけではない。

河口湖フィールドセンターによると、コブハクチョウが飛来し、繁殖したのは昨年が初めて。どこからやって来たのかを正確に特定するのは困難だが、同センター職員の荒井正春さん(70)は「人慣れしており、完全な野生とは考えにくい。山中湖など餌付けされている場所から飛来した可能性が高い」と推測する。

山梨県鳥獣センター職員の斉藤次郎さん(32)は「法的な規制はないものの、増えすぎれば生態系に影響が出る恐れはある。実態を調査し、適正に管理することが重要だ」と指摘する。

一方、富士河口湖町環境課は「自然の中で起こったことで、行政として駆除することも保護することも検討していない」とし、当面は静観する構えだ。

生息域の拡大を防ぎ、環境への影響を抑えるには、翼の一部分を切ることで飛べなくしたり、個体識別のためのリングを体に取り付けて管理したりする方法がある。都留市の環境コンサルタント篠田授樹さん(55)は「人の手で持ち込まれたとはいえ、かわいがってきたのも事実だ。放置せず、対応を地元のみんなで話し合っていくべきだ」と話している。食害など確認されず 山中湖村では、コブハクチョウは「村の鳥」として愛される存在だ。

村観光産業課によると、約50年前、別荘の住民らが「山中湖を白鳥の湖にしよう」と山口県の公園から購入し、放鳥した。現在は約50羽が生息している。渡り鳥ではなく通年でその姿を楽しめることから、観光客にも人気を博している。

村で購入したエサをボランティアに給餌してもらったり、外敵から守るため巣の周囲にケージを設置したりするなど、村を挙げて保護に取り組んできた。食害などは確認されていないという。同課の担当者は「村のシンボル。大切に守っていきたい」と語る。

県内では、南アルプス市の南伊奈ヶ湖で、2012年に山中湖から移された個体が生息している。甲府市の武田神社の堀でも、山中湖から寄贈された個体が19年まで生息していた。

河口湖でヒナ9羽誕生、実は「外来種」…愛くるしいけど「対応悩ましい」(読売新聞電子版2021年6月4日)

列になって歩くコブハクチョウの親子(5月28日、河口湖畔で)

コブハクチョウのひな「異例」の9羽 湖畔ですくすく(朝日新聞)

山梨県富士河口湖町小立の八木崎公園で、河口湖畔に暮らすコブハクチョウのつがいが9羽のひなを育てている。地元の人たちが子育ての様子を心配しながら見守っている。

 11キロ南東にある山中湖では50羽以上が放し飼いにされているが、詳しい男性によると近年確認されたひなの数は5羽が最高。無事に育ったのは3羽という。5月上旬に孵化(ふか)したひな9羽が、3週間以上たった今も無事に育っているのは異例だ。

 ひなの天敵はトビやカラス、キツネなど。好物の芝の新芽を食べるため公園を行き来する際は、雄親が近づく犬や猫を翼を広げて威嚇(いかく)し、追い返している。

 毎朝、パンやキャットフードを与えている近所の志村重夫さん(66)は「日に日に大きくなる」と観察している。今は子猫ほどの大きさだ。「可愛いから毎日来てしまう」と笑う。

 昨年は同じ夫婦に4羽のひなが生まれたが、1羽しか育たなかった。坂本はるみさん(71)は「9羽全部を育てるのは大変だと思うけれど頑張って欲しい」。

 コブハクチョウは外来種。全国の池や湖で飼育されているが、生態系への悪影響を指摘する専門家もいる。富士河口湖町の渡辺喜久男町長は「20羽くらいまで増えて観光の目玉になってくれれば」と話した。(河合博司)

コブハクチョウのひな「異例」の9羽 湖畔ですくすく(朝日新聞2021年6月4日)

(9羽のひなを連れたコブハクチョウ夫婦=2021年5月31日、山梨県富士河口湖町小立の八木崎公園、河合博司撮影)

まとめ

コブハクチョウさんのヒナちゃんのニュースは全国各地から報告があります。以前、Duck4ブログでも長崎県のお話を紹介しました。

このコブハクチョウさんですが、以前、外国から持ってきてお堀などに飼われていたものが篭脱け。野生化しています。そして、バードリサーチのレポート『渡るコブハクチョウ』によると、北海道のウトナイ湖のコブハクチョウさんは、茨城県で越冬しているそうです。

コハクチョウさん、オオハクチョウさんと違ってコブハクチョウさんんは外来種。新潟県では、傷病したコハクチョウさん、オオハクチョウさんに関しては治療の対象になりますが、コブハクチョウさんがケガした場合には、外来種のため治療の対象外になるそう。

専門家の中には、コブハクチョウさんが増えることにより生態系に悪影響を及ぼすとの危惧する考え方もあるのも事実。篭脱けしたコブハクチョウさんが、今後どのようになるのか。モニタリング調査が必要になることでしょう。

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法的には何の規制もないものの、農業被害も出ているので、コブハクチョウさんの生態については、実態調査と将来的にはヒトの手による管理も必要になるのかもしれません。

引用文献

『河口湖でヒナ9羽誕生、実は「外来種」…愛くるしいけど「対応悩ましい」』(読売新聞2021年6月4日)

コブハクチョウのひな「異例」の9羽 湖畔ですくすく』(朝日新聞2021年6月4日)

参考文献

『渡るコブハクチョウ』(バードリサーチ2019年1月16日)

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