今日のDuck4ブログでは、新しい羽が生え始めて換羽7日目のチンさんとノンちゃんの羽の状態のお話をします。
はじめに
6月中旬から8月中旬にかかけてハクチョウさんたちは、1年間。身にまとっていた古い羽が抜け落ち、新しい羽に装いを変える時季なります。これを「換羽」と言います。
すべての羽が変わるので、ハクチョウさんたちにとっても大変、体力とストレスを感じるはす。なので、毎年、「換羽」の時季になると、ハクチョウさんたちは、飛ぶためのメインの羽が抜け落ちるので、飛べなくなってしまいます。
ところで、この換羽のタイミングを7年ほど、夏越しをする滞在組のハクチョウさんたちで、Duck4は観察してきたことを記録してきました。そこで一つわかったことがあったのです。開始日がわからなく見逃してしまっても、途中の新しい羽の伸び具合。進捗度から、いつ始まったのかを推察できるのではないか。ということを、Duck4は観察して気づきました。
さて、換羽7日目にチンさん、ノンちゃんの新しい羽の伸び具合を比較して、どのような羽の状態になっているのか。換羽7日目のチンさん、ノンちゃんの新しい羽の伸び具合を写真で比較してみるのが、今日のDuck4ブログの話です。
(オオハクチョウさんのチンさん【7月1日】撮影)
筆毛(pinfeather)は、ブロードフェザーとも言われ、ピン状の羽の中には血が流れています。その血は羽毛に流れるためだと言われています。
チンさんの換羽7日目
今シーズン。チンさんの換羽開始日は6月25日でした。どのようにこの換羽がわかったかと言うと、壊死している古い羽が新しい羽に押されるように抜け落ち、翌日には数本の羽が生え始めているのが目視できたからです。
それから、今日のブログのテーマ。換羽開始7日目。7月1日朝のチンさんの新しい羽の状態を撮影してみました。すると、壊死した羽の部位からは、新しいまだ血が流れている羽が伸びてきていました。
その羽の先端部分からは、「筆毛」(pinfeathers)という羽が見えてきていました。この筆毛ですが、換羽開始6日目ぐらいから、先端部分の羽軸からひょっこり見え始めるようになります。
この「筆毛」状態が続くのは、換羽開始6日~13日ぐれいではないかとDuck4は考えております。
(換羽7日目のチンさん【7月1日】撮影】)
ノンちゃんの換羽7日目
ノンちゃんは昨年11月に羽をケガして飛べなくなり、Duck4の定点ポイントで夏越しするようになったオオハクチョウさんです。そのノンちゃんの換羽開始日が7月3日でした。ちょうど、古い羽の隙間から新しい棒状の羽が顔を出していて換羽が始まっていることにDuck4は気づきました。
それから、換羽7日目(7月9日)のノンちゃんですが、羽の先端部分から筆毛(pinfeathers)のように羽先がなっています。羽軸の色がピンク色なので血が流れているようです。6日目ぐらいから羽軸の先端部分から筆毛も顔を出し始めました。
やはり、ノンちゃんもチンさん同様に換羽開始6日目あたりから筆毛が現れてきたようでした。
(換羽7日目のノンちゃん【7月9日撮影】)
まとめ
風切羽が完全に広がるのは換羽開始から33日~34日ぐらいだそうです。
換羽開始7日目ぐらいだと、やっと新しい羽の先端部分から筆毛(pinfeathers)が顔を出し始めるころのようです。
そのため、今日のDuck4のテーマでもある換羽開始日を見逃してしまって、大体いつ頃に始まったのかを、この新しい羽の状態から推察できるのではないかと思っております。
(ノンちゃん【7月9日写真撮影】)
筆毛の先端分から羽が顔出し始めるのが換羽開始日の6日ぐらいからです。ちょうど換羽開始の7日目のチンさんとノンちゃんの新しい羽の様子を比較してみることにしました。
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