今日のDuck4ブログは、90羽いたハクチョウさんが急に30羽台になった日には、風向きが大きく関係していたのではないか。というテーマのお話です。
はじめに
2021年シーズンのハクチョウさんの飛来がDuck4の定点ポイントも10月7日朝。11羽の成鳥コハクチョウさんと1羽の幼鳥コハクチョウさんの合計12羽で始まりました。
ちなみに、宮城県内では10月6日に初飛来を確認。1日違いでしたがほぼ同じタイミングでDuck4の定点ポイントに初飛来したようです。
それから、Duck4の定点ポイントでは、10月22日以降。飛来組のハクチョウさんたちが毎日定着するようになりました。
毎朝。Duck4は、日の出直後から30分間。河川敷を下流から上流へ向けて1キロの距離にいるオオハクチョウさんとコハクチョウさんをカウントしていると日によって越冬数に変化があることがわかりました。
今日のDuck4ブログでは、「南風」が吹いたときにハクチョウさんたちは別の場所に移動するのではないか。という仮説のもと、2021年11月7日に90羽台いたハクチョウさんの数がいっきに30羽台になった11月8日朝までの仙台管区気象台で観測された風向きから、どんなタイミングでハクチョウさんたちが離れて行ったのかを推察するお話です。
ハクチョウさん越冬数推移
2021年11月上旬の越冬数
2021年シーズンのハクチョウさんの飛来数は青の折れ線グラフになりますが、11月1日には、すでに100羽を越え、108羽が来ました。11月3日には、104羽。11月6日には、116羽が来ています。しかし、11月8日には、38羽といっきに60羽近く減り、11月10日まで30羽台の越冬数になりました。
2020年11月上旬の越冬数
2020年シーズンは、2021年シーズンよりも1日遅い11月2日より100羽台を推移。11月9日には、57羽といっきに減りましたが、翌11月10日には、121羽まで回復しています。
急に越冬数を30羽台まで減らした今シーズン
今シーズンの特徴として11月1日~7日まで100羽台から70羽台を推移していましたが、急に11月8日以降、30羽台に低迷しました。次に今シーズンの天気、最高気温を見てみることにします。
11月7日朝以降。60羽ほどのハクチョウさんがいなくなりました。どうやら移動したようです。
風向きによって移動
今シーズン(2021年11月上旬)の天気
11月1日~10日までは晴れや曇りと秋晴れの日が続きました。最高気温も20度~16度で推移したいます。ただグラフには記載されていませんが、11月8日の9日には雨が降っています。特に、9日は、「大雨」が降りました。
急に数を減らした7日朝から8日朝までの風向き
仙台管区気象台が計測していた急に数を減らした7日朝から8日朝までの風向きですが、下記のようになっていました。
7日深夜から午前11時までは、「北風」「北西の風」が、1メートルから3メートルほど吹いていました。しかし午後12時の「東北東」をさかいに午後1時以降は、「東南東の風」に変わりました。午後8時以降は「西風」になりました。
翌11月8日午後2時ごろまで、1メートル~4メートルほどの「北西の風」が吹ていました。
7日午後から「東南東」の風が吹く
7日朝に越冬数を確認したあと、翌8日朝まで確認しませんでしたので、厳密にハクチョウさんたちは移動してしまった時間まではわかりません。
ただ8日朝には30羽台になっていること。また、午後から夕方にかけて「東南東の風」が吹いていたので、その時間帯に他の塒。もしくはまた北上したのかもしれません。
飛来組のハクチョウさんたちが移動したと思しき時間帯。7日午後から「東南東」の風が吹いました。
まとめ
どんなタイミングでハクチョウさんの群れは移動するのか。それは、「風向き」と大きく関係しているのではないか。
今回、紹介した11月7日~8日にかけて急激にハクチョウさんの越冬数が減りましたが、その午後には「東南東」の風が吹き、その時間帯に移動したものと推察しています。
秋の渡りの時には「北風」が強く吹いているときには、北からDuck4の定点ポイントに移動すること。また、反対に、秋の渡りの時、「南風」が吹いたときには、北へと移動する群れもいるのではないか。という仮説のもと、継続してハクチョウさんと越冬数と風向きの関係を観察を継続していきたいと思っております。
定点ポイントでハクチョウさんの越冬数に変動があった日の風向きについてこれかも気象庁の観測データと比べて継続して見ていきたいと思います。
コメント