今日のDuck4ブログでは、早朝、早々に餌場に早立ちするハクチョウさんたちのお話です。
はじめに
毎朝。Duck4は、日の出直後から30分間。河川敷を下流から上流へ向けて1キロの距離にいるオオハクチョウさんとコハクチョウさんをカウントしています。すると、日によって越冬数に変化があることがわかりました。
2021年11月中旬の早朝の越冬数調査では、日によって数にばらつきがあったことです。特に2021年11月17日、18日早朝は、ほとんどのハクチョウさんたちがいませんでした。
その理由はなぜか。土日限定で朝7時と午前11時に行ったところ、次のような調査結果になったのでした。特に、20日では朝7時よりも午前11時には多くのハクチョウさんがいて塒で休んでいたからです。
結論を言うと、「早朝、早々、お腹を空かせたハクチョウさんたちがお出かけしたものの、お腹がいっぱいになり午前中に餌場を離れまた塒に戻って来た」のではないかです。
今日のDuck4ブログでは、日によって越冬数に「ばらつき」が生じたのは、「早朝、早々に塒を離れハクチョウさんたちは餌場へとお出かけしていたのではないか」というお話をします。
土日限定で行っている早朝7時。午前11時の越冬数調査の結果。早朝よりも午前11時に多くのハクチョウさんたちが塒にいた日もありました。
ハクチョウさん越冬数の推移
2021年11月中旬
「青い折れ線」グラフが、2021年11月中旬の越冬数になります。11月11日~13日までが30羽台で推移していました。しかし、11月14日には、50羽台になり20羽増えました。11月17日、18日の両日では20羽台まで急激に減りました。
Duck4がつけている日記によると、「17日朝。ハクチョウさんたちが群れを作つて上空を飛び回っていた」との記録。「18日朝。6羽の幼鳥を連れたオオハクチョウさん一家がちょうど飛び立って行った」との記録があります。
ということは、上流に向かってDuck4が数えている最中に、すでに塒を離れて餌場の田んぼに出かけていたことも十分に考えられます。
そして、19日朝には50羽台。20日朝には40羽台と越冬数が回復していました。
2020年11月中旬
「赤い折れ線」グラフが、2020年11月のDuck4の定点ポイントでの越冬数になります。11月11日に90羽台を記録。翌12日、13日には、60羽台。14日には、50羽台。11月15日~18日にかけて20羽~30羽台に減っています。11月19日~20日にかけては40羽台に推移しています。
2021年11月中旬の天気と越冬数
2021年11月中旬の越冬数。天気と気温のグラフになります。天気は、晴や曇りと安定しています。また、最高気温も16度~20度で推移しています。特に、20羽台になった17日、18日の最高気温は15度と同じでした。
朝7時と午前11時で越冬数の比較
朝ゆっくり塒にいて午前中に餌場にお出かけ
朝7時台と午前11時台に土曜日と日曜日にあった11月13日、14日、20日に行ったハクチョウさんの数を紹介します。その結果。11月13日、14日の両日では、朝7時台よりも午前11時台には減っていました。これは、午前中に餌場にお出かけしていたことが十分に考えられます。
朝早々にお出かけ午前に戻って塒でお休み
一方、11月20日は、朝7時台が40羽であったのに対して、午前11時台には77羽になっています。
ところで、Duck4の日記によると「20日午前11時台には多くのハクチョウさんたちがお昼寝をしていた」との記録が残っていました。
この結果から、2つのことが考えられると思います。
Duck4が調査をする前に、すでにハクチョウさんたちの多くが餌場へ出かけ、午前11時にはまたDuck4の定点ポイントに戻っていたから。
もう一つは、早朝には40羽ほどしかおらず、午前11時前にどこからか「秋の渡り」でDuck4の定点ポイントにやってきたということです。
(20日午前11時ごろ浅瀬でお昼寝中のハクチョウさんたちの様子)
まとめ
11月中旬になり、11月14日に60羽ほどに達してからは、 日によって早朝の越冬数にばらつきが見られるようになりました。土日限定で行っていた早朝、午前11時の調査で、11月20日には早朝の時間帯よりも午前11時に多くのハクチョウさんたちが塒に戻って来ていました。そのことから、11月14日早朝時には、もっと塒で過ごしていたハクチョウさんがいて、早立ちしていたのではないかと考えております。
朝7時と午前11時の2回調査して比較してみると、ハクチョウさんたちが塒と餌場を往復していることがわかったくるようです。
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