
前と後ろで背負うリュックでは、背面パットが汗で蒸れたり、温度が低くなるのは、前で背負うリュック!それとも、後ろで背負うリュックですか?🎒
はじめに
早朝の6月。空気も蒸すようになってきました。
ハクチョウさんのフィールド調査と見守り活動中。Duck4は、前と後ろにそれぞれリュックを背負って出かけます。その背負ったリュックの背面パットが蒸れるために、汗染みが気になるようになりました。
梅雨に入っている地域もありますが、この前と後ろで背負ったリュックの温度測定の実験を行ったのは6月17日~21日。しかし、まだ、梅雨入りはしていませんでした。
梅雨入りはまだでしたが、にもかかわらず、早朝の測定時間の5日間(6月17日~21日)の気温が21℃~25℃で推移。
そのため、リュックの背面パット(バックパックパネル)と体の間は蒸れて、背中と腰には汗染みで、悩まされるようになっていました。
ところで、前と後ろでリュックを背負っていて、前リュックのお腹で背負う形の背面パット。後ろリュックの背面パットでは、どちらのリュックの背面パットの温度が低かったと思いますか。
結論を先に言うと、前で背負ったリュックの背面パット(バックパックパネル)の温度が、低くなりました。
特に、前で背負っていたリュックは、リュック本体が首より上の位置にこないように、肩紐をこぶし5つ分に超長く調節。
そのため、リュック本体がずれ落ちてしまい、リュックの背面パットと体に隙間が生じたので、風通しが良くなったのかもしれません。
また、汗で濡れて背中を外気に冷やされることで、一時的ではありますが、温度が下がることもありました。
本日のDuck4ブログでは、リュックの背面パットの測定温度。その実験からわかったリュックの背面パットを涼しくできるリュックの背負い方についてお話ししたいと思います。


結論を先に言うと、前で背負っているリュックの背面パットの方が、温度が低く、汗の蒸れが少なくなりました!🎒
温度測定の実験
実験では、気温。前リュックのお腹。後ろリュックの腰。背中の温度測定。
時間帯は、朝5時30分の自宅出発前。出発後ハクチョウさんのフィールド調査中の15分後。30分後。60分後に行いました。
Duck4が使用したリュックは、前で背負ったリュックは、22リットルのグレゴリーのアルパカディア。後ろで背負ったリュックが22リットルのグレゴリーのバイブでした。
前で背負っているリュックは、顔の位置にリュック本体がこないように、肩紐(ショルダーストラップ)を超長め。こぶし5つ分の調節。リュックの底が低くなるように背負いました。
一方、後ろで背負ったリュックは、腰に負担がかからないように、腰、背中、肩に密着するように、肩紐(ショルダーストラップ)を短め、こぶし2つ分に調節。リュックの底が高い位置にくるように背負いました。

前と後ろで背負ったリュックの温度測定は、6月17日、18日、19日、20日、21日(5日間)。時間帯は朝5時30分~6時30分までで行いました!🎒
前と後ろリュック測定結果
測定結果は、下記のグラフのようになりました。
ちなみに、青色の棒グラフが、気温。
赤色の棒グラフが、前で背負っていたリュックのお腹の温度。
灰色の棒グラフが、後ろで背負っていたリュックの腰の温度。
黄色の棒グラフが、前で背負っていたリュックの背中の温度になります。





測定してわかったこと
後ろのリュックは蒸れる
測定してわかったことがありました。
それは、後ろでリュックを背負った時から、腰と背中の温度が気温や前リュックよりも高くなりました。
ちょうど、出発前に背負った時から、リュックの背面パット(バックパックパネル)の温度が30℃を超えることもありました。
後ろリュックは、腰、背中、肩と背面パットが密着した背負い方をしているので、空気の通り道がなく、熱がこもってしまったからだと思われます。

(後ろで背負っていたグレゴリー「バイブ」🎒)
前リュックは蒸れが少ない
一方、前リュックのお腹の部位では、後ろリュックよりも低い温度になりました。
前で背負っていたリュックは、リュック本体が首より上の位置にこないように、肩紐をこぶし5つ分に超長く調節。
そのため、リュック本体がずれ落ちてしまい、リュックの背面パットと体に隙間が生じたので、風通しが良くなったのかもしれません。

(肩紐をこぶし5つ分と超長くしてグレゴリー「アルパカディア」🎒)
外気に触れると汗が冷える!?
もう一つは、一時的にはありますが、急に温度が下がった時がありました。
例えば、6月21日に測定した時。30分後に後ろリュックの温度が22℃まで低下。
また、60分後にも後ろリュックの温度が腰の温度が27.5℃まで低下したことでした。
この時、気になって腰と背中を触ってみたところ汗で濡れていました。
おそらく、何かの影響で外気に触れて冷えたものの考えております。
背面パットと体に空洞があると
前リュックの場合は、背面パットとお腹の間に空洞があるので、外気が入り込みやすくなります。
そのため、外気温と背面パット差が小さくなったと思われます。
しかし、あまり高い位置にリュックがくると、首を締めつけられ窮屈になります。
なので、肩紐を長めに調節したことで、リュックの底が下にくることで、リュックとお腹に空洞が生じます。

リュックの肩紐を長めに調節すると、リュックの底が下にきたり、背面パットと体の間に空洞があり、そこに空気が流れ込むので、温度を下げる効果がありましたね!🎒
背面パットと体に隙間がないと
一方、後ろで背負っていたリュックの腰と背中の部位の背面パットは、肩紐を短めに調節しました。
その結果、背面パットが常時、身体に密着していたことで、外気からの空気の影響を受けなかったこと。
そのため、背面パットの温度が気温よりも上昇。背面パットと気温との差が大きくなったと思われます。

リュックの肩紐を短めに調節すると、背面パットが体に密着するので、空気の流れもなく、汗をかきやすく蒸れてしまい温度が高くなる傾向がありますね!
まとめ
6月。ちょうど実験行った6月中旬から下旬には、Duck4の住んでいる地域でも、例年だと梅雨入りをしているはずなのですが。実験期間中には、雨もなくカラカラ天気が続き、梅雨入りはしませんでした。
梅雨のようなジメジメムシムシした朝ではありませんでした。
しかし、早朝の気温は、20℃台になっていました。
そのため、出発前にもかかわらず、後ろで背負ったリュックの温度を測定すると、25℃~30℃になったこともありました。出発前から汗染みに悩まされるようになりました。
ところで、4月の実験。5月の実験でも同じような結果になったことがありました。
それは、前で背負っていた「お腹」の部位のリュックの背面パットは、後ろで背負うよりも低くなったことです。
それは、背面パットとお腹の間に空洞があったからです。
そのため、外気がリュックと背面パットが外気が入り込んだことで、気温と背面パットの温度では、温度差が小さかったこでした。
最後になりますが、最近、駅で電車を待っている人の中には、前でリュックを背負っている方も多くなりました。
また、前と後ろでリュックを背負っている荷物が多い学生さんも見かけるようになりました。
特に、これからの季節は、気温と湿度も上昇。ちょっと、リュックを背負っただけで、背中には汗染みで悩んでいる方もいるかもしれません。
そんなときには、前で肩紐を超長くして背負うことで、背面パットと体の間に隙間が生じます。
そして、空気の通り道を作ることで温度を下げる効果がああります。
なので、汗で悩んでいる方には、前で背負うリュックを試すこともありかと思われます。

6月になると気温、湿度も上昇!背負っていると背中には汗染みが生じます!なので、肩紐を長めに調節して背面パットと体に隙間が生じるようにして空気の通り道を作ることで、汗染みで悩んでいる方には、前で背負うリュックを試してみてはいかがでしょうか?🎒

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