今シーズン(2024年)の秋の渡りの初飛来は、昨シーズン(2023年)と同じ10月11日。その後の飛来数、幼鳥率、オオハク&コハクの割合、ライトちゃん一家やオセロちゃんが戻って来たお話しをします!
はじめに
今シーズン(2024年)もまた、秋の渡りで飛来組ハクチョウさんたち戻る季節になりました。
ちなみに、北海道浜頓別町にあるクッチャロ湖には、2024年10月2日に今シーズン初めて飛来したようです。また、宮城県伊豆沼内沼周辺では、2024年10月11日にオオハクチョウさんの飛来が確認されたと新聞の記事に掲載されていました。
ところで、Duck4の定点ポイントには、いつ秋の渡りのために飛来組オオハクチョウさんが、今シーズン初めて戻って来たと思いますか。
答えを先に言うと、2024年シーズンは、10月11日。コハクチョウさん2羽が初飛来していました。昨年2023年シーズンも10月11日と偶然にも同じ日になりました。
そして、毎朝。6時過ぎから定点ポイントにいるハクチョウさんの飛来数をDuck4は、カウントする季節にもなりました。
ところで、昨シーズン(2023年)。Duck4の定点ポイントでは、春の渡りで4月中旬まで残っていた1羽の幼鳥(ランちゃん)を連れていたオオハクチョウのライトちゃん一家。そのライトちゃん一家が、3羽の幼鳥を連れて10月下旬には戻って来ていました。
本日のDuck4ブログでは、10月11日以降のハクチョウさん飛来数。幼鳥率。オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合。個体識別ができているライトちゃん一家。もう1羽の瞳の周りが白いオオハクチョウのオセロちゃんの様子をお話いたします。また、姿を消してしまった滞在組のボスのミルクちゃんのお話を合わせてします。
10月からすべての飛来組ハクチョウさんたちが定点ポイントから離れるまで、飛来数。幼鳥率。オオハクさん&コハクさんの割合。個体識別調査を2025年4月頃まで続けるつもりです!🦢🦆
調査結果【2024年10月】
初飛来は10月11日
今シーズン(2024年)。秋の渡りで初めて飛来組ハクチョウさんが戻って来たのが、2024年10月11日でした。
昨シーズン(2023年)も同じ日。奇遇にも10月11日でした。
ところで、青い折れ線グラフが、2024年シーズンのハクチョウさんの飛来数になります。10月11日に8羽。10月12日には13羽の飛来を記録。13日、14日、16日、19日には6羽と滞在組のチンさん、アドちゃん、メイちゃん、ノンちゃん、ムーアちゃん、デコイちゃんのみの日もありました。しかし、10月20日以降は、飛来組のハクチョウさんが留まるようになりました。
ライトちゃん一家飛来で幼鳥率上がる
青い折れ線グラフが、2024年10月の幼鳥率の推移になります。初めて幼鳥を連れたハクチョウさん一家を確認できるようになったのが、2024年10月22日からでした。そして、10月28日以降。連日のように幼鳥を連れたオオハクチョウさん一家が留まるようになりました。
このオオハクチョウさん一家ですが、昨シーズン2024年4月17日まで残っていたライトちゃん一家だったことが、個体識別も結果わかりました。6か月でライトちゃん一家は、3羽の幼鳥を連れて戻ってきたことなります。
オオハクチョウ74% コハクチョウ26%
今シーズン(2024年)。10月11日に初飛来したのが2羽のコハクチョウさんでした。翌日には、飛来のオオハクチョウさんが戻って来ました。
10月11日から31日まで、早朝のフィールド調査でハクチョウさんをカウントしていますが、その20日ほどの期間での総数は、395羽でした。オオハクチョウさんの総数は、293羽。コハクチョウさんの総数は、102羽でした。
割合では、オオハクチョウさんが74%。コハクチョウさんが26羽でした。
3羽の幼鳥を連れて戻って来たライトちゃん一家
しばらくすると、3羽の幼鳥を連れたオオハクチョウさん一家が舞い降りてきました。その3羽の幼鳥を連れたオオハクチョウさん一家は、上流から中洲に向かって泳いで来ました。
一家の写真を撮影していると尻尾が右側に折れている特徴がある親鳥がいることがわかりました。この親鳥って、もしかしたら、ライトちゃんでは!?とDuck4はとっさに確信しました。
昨日(10月22日)も、この3羽の幼鳥一家は、Duck4の定点ポイントにいました。その時も、もしかしたら、ライトちゃん一家ではないか。とDuck4は思っていました。
このライトちゃん一家ですが、昨シーズン(2023年)にも1羽の幼鳥を連れてDuck4の定点ポイントで越冬。ちょうど、春の渡りでここを離れようとしていた3月中旬のこと。
ライトちゃんの子どもランちゃんは羽をケガ。
ケガが癒えるのを待って4月中旬に、片足の水かきがないオオハクチョウのキリちゃんたちとともに、春の渡りで離れて行ったのがライトちゃん一家なのでした。
(10月23日ヒュッゲのハクチョウさんプロジェクト・HPより)
(3羽の幼鳥を連れたライトちゃん一家🦢)
(ライトちゃん🦢)
(ライトちゃんのパートナー🦢)
2024年春の渡りでは、子どものランちゃんが羽をケガ!4月17日まで残って子どものランちゃんとともに出発!2024年秋の渡りでは、10月下旬には3羽の幼鳥を連れてライトちゃん一家は再び、定点ポイントに戻って来てくれました!🦢
瞳の周りが白いオオハクのオセロちゃん
10月17日朝。
もう1羽の飛来組のオオハクチョウさんですが、瞳の周りが白くなっていたのが特徴的でした。その瞳の周りが白いハクチョウさんは、10月17日朝に見ました。
過去にここに立ち寄ったことがある仔かなと思いました。
10月18日朝。
オオハクチョウさん2羽のうち1羽は、あの瞳の周りが白い仔です。昨日の朝もいました。
Duck4がチンさんにあげているとこの瞳の周りが白い仔は、そばまでに食べに来ていました。もしかしたら、以前にも、ここで越冬していた仔なのかなと思いました。
10月21日朝。
その目の周りが白いオオハクチョウさんは食べに戻って来ました。ケンカは弱いのですが、人馴れしてちゃっかりしている性格のようです。
実は、この目の周りが白いオオハクチョウさんですが、2022年シーズンにもDuck4の定点ポイントに飛来していたことがわかりました。
白鳥はファンの方が教えてくださいました。
その白鳥ファンの方は、次のようにおしゃっていました。
「2023年1月27日の写真なので2022年の飛来組ですね。単独行動気味で、かなりまわりから突かれていました」。
性格もクチバシの黒い模様。目の周りの白色も似ていたので、ほぼ間違いないと確信しました。
今朝、この仔と接していて名前をつけようと思ったDuck4。目の周りが白いのでオセロちゃんと呼ぶうと思っています。これから、オセロちゃんの成り行きも観察していくつもりでいます。
(10月17,18、21日日ヒュッゲのハクチョウさんプロジェクト・HPより)
(瞳の周りが白いオセロちゃん🦢)
2022年シーズン。2023年シーズン。そして今シーズン(2024年)にも瞳の周りが白いオオハクのオセロちゃんは戻って来てくれましたね!🦢
姿を消すボスのミルクちゃん
しかし、一つ残念なことがありました。
それは、9月29日夕方までいた滞在組ハクチョウさんのボスであるミルクちゃんの姿がありません。
ミルクちゃんが換羽が終わった7月下旬から。ミルクちゃんは、6羽の滞在組から離れ独りで行動するようになりました。そんな日々が2か月ほど続き。9月29日夕方も皆から離れた対岸で独りミルクちゃんは羽繕いをしていました。
それを最後に、Duck4もミルクちゃんを見ていません。
なので、滞在組ハクチョウさんは、チンさん、アドちゃん、メイちゃん、ノンちゃん、ムーアちゃん、デコイちゃんの6羽のみになっています。そして、増えてきている滞在組ハクチョウさんたちと対峙してしております。
(姿を消す前に最後に見たボスのミルクちゃん🦢)
9月29日夕方を最後に滞在組のボスのミルクちゃんは姿を見せなくなりました!なので、現在の滞在組は、チンさん、アドちゃん、メイちゃん、ノンちゃん、ムーアちゃん、デコイちゃんの6羽のオオハクチョウさんで縄張りを守っていますよ!🦢
まとめ
今シーズン(2024年)は、昨シーズン(2023年)同様に、10月11日が秋の渡りの初飛来になりました。
しかし、一つ残念なことがありました。
それは、9月29日夕方までいた滞在組ハクチョウさんのボスであるミルクちゃんの姿がありません。
しかしながら、10月という秋の渡りが本格化する前。その早いタイミングで、ライトちゃん一家が、再びDuck4の定点ポイントに戻って来てくれました。それも3羽の幼鳥を連れてです。春の渡りでは、羽をケガした子どもランちゃんがいたこともあり4月17日までライトちゃん一家は、残っていました。なので、6か月ほどでまた戻ってきたことになります。
もう一つは、昨シーズンも来ていた瞳の周りが白いオオハクチョウのオセロちゃんが、早々に戻っていたことです。
これから、秋が深まり冬が近づくにつれて、顔も知りの飛来組ハクチョウさんたちも戻って来てくれることでしょう。なので、11月ハクチョウさんの飛来のお話では、戻って来た飛来組ハクチョウさんについてたくさん伝えられればと思っております。
11月には、顔見知りの飛来組ハクチョウさんが戻って来て欲しい願っております!🦆
コメント