2024年11月の飛来数!幼鳥率!個体識別調査で分かった戻って来てくれたハクチョウさんたちのお話をします!🦢
はじめに
2024年シーズンの飛来組ハクチョウの初飛来は、10月11日。そして、11月になりDuck4の定点ポイントにも飛来組ハクチョウさんが100羽を超えた日もありました。
毎朝6時30分~7時30分。カメラと記録用紙を入れたバックパックを背負ってDuck4は、毎朝定点ポイントでハクチョウさんの飛来数のフィールド調査を行っています。
そのフィールド調査の内容は、①ハクチョウさんの飛来数。②飛来組ハクチョウさんの個体識別調査。③オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合。この3つです。
ところで、2024年11月のハクチョウさんの飛来数でわかったことは何だと思いますか。
結論を一言で言うと、11月上旬にハクチョウさんの飛来数が100羽超えをしたものの、11月中旬になってからは50羽~70羽ほどで推移していること。
もう一つ言えるのが、昨シーズン(2023年)の比べてコハクチョウさんの割合が少くなくなっていることです。
さて、本日のDuck4ブログでは、ハクチョウさんの飛来数。また個体識別調査で確認できた秋の渡りで戻って来たカスバート一家さん、ブライスさん一家、スミスさん一家のマーガレット婦人、モリスさん、満2歳のカーブちゃんのお話もします。
2024年11月は飛来組ハクチョウさんは2023年11月よりも多いものの、コハクチョウさんの割合は少なくなっています!🦢
ハクチョウさんの飛来数
11月上旬 第一次ピーク
青い折れ線グラフが、2024年11月のハクチョウさん飛来数の推移になります。
2024年11月の特徴は、11月上旬に早くもハクチョウさんの飛来数が100羽を超えたことです。
しかし、11月中旬~下旬にかけては、日により変動があるものの50羽~70羽ほどで推移しています。そのほどんどが、オオハクチョウさんでした。
一方、赤い折れ線グラフは、2023年11月のハクチョウさん飛来数の推移になります。
11月2日だけ95羽飛来しました。しかし、その後。100羽を超えたのは、11月30日のみでした。
結果的には、2024年11月の方が、飛来組ハクチョウさんが多くなっていました。
ハクチョウさんの幼鳥率
青い折れ線グラフは、2024年11月の幼鳥率の推移になります。
2024年11月16日以降。幼鳥率が10%台を超えるようになりました。11月21日以降。5羽の幼鳥を連れたオオハクチョウのブライスさん一家も、戻って来て居続けるようになったことも大きいと思います。
一方、赤い折れ線グラフは、2023年11月の幼鳥率の推移になります。幼鳥率が0%と幼鳥を連れてハクチョウさん一家が、11月中旬から下旬まで続きました。
オオハクチョウとコハクチョウの割合
コハクが3割の2024年
2024年11月はオオハクチョウとコハクチョウさんの総数が2256羽でした。
うちオオハクチョウさんが1820羽。コハクチョウさんが、436羽でした。オオハクチョウは80.7%。コハクチョウは、19.3%でした。
コハクチョウの飛来数ですが、11月2日~13日までが二桁台で推移しました。しかし、11月下旬以降のコハクチョウさんの飛来数は、一桁台まで減少。
3割がコハクの2023年
2023年11月は、コハクチョウさんが3割を占めました。一方、オオハクチョウさんが7割でした。
2024年11月は2割がコハクチョウさん。8割がオオハクチョウさんでした。
なので、2023年11月と比べると、2024年11月のコハクチョウさんの割合は少なくなっていました。
戻って来た飛来組ハクチョウさん
カスバートさん一家
2024年11月10日夕方。「カスバートさんがいるよ!」と白鳥さんをこよなく愛する地元の方に教えていただきわかりました。
ところで、Duck4の日記を読み返すと、2024年2月22日の記録にカスバートさんと1羽の幼鳥を連れていた記述がありました。
以前には、カスバートさん一家は、5羽の幼鳥を連れてやって来たこともありました。
しかし、2024年シーズンのカスバートさんは、夫婦のみになっています。
(カスバートさん🦢)
(カスバートさんのパートナー🦢)
カスバートさん夫妻は2021年シーズンに5羽の幼鳥を連れて越冬!2023年シーズンには1羽の幼鳥を連れて戻って来ていました!🦢
(2024年11月11日記録より)
満2歳カーブちゃん
「カーブちゃんが来たよ!」と白鳥さんをこよなく愛する方から情報をいただきました。
2024年11月21日朝もいるかな。とワクワクしたキモチでフィールドにお出かけすると、カーブちゃんは、下流にいました。
そして、待っていると、カーブちゃんはそばまで泳いで来ました。カーブちゃんは、Duck4のことを覚えていたようです。
すると、甲高い声で「コォ!コォ!」とカーブちゃんは鳴きました。完全に幼鳥の時のもそもそした低音の声ではなく、成鳥の高い音域を出せる声に変わっていました。
そばにいたオオハクさんに突っつかれそうになると、素早く逃げていました。
このあと。上流の水たまりに移動。そこには、アドちゃん、メイちゃん、ノンちゃん、ムーアちゃん、デコイちゃんもいました。
すると、下流から1羽のオオハクチョウさんが飛んで来て我々の前に舞い降りてきました。その舞い降りて来たオオハクチョウさんは、なんとカーブちゃんだったのでした。わざわざ、下流から上流に飛んで移動して来たようです。
そして、また、ケーブちゃんは、Duck4のそばまで来ました。滞在組のハクチョウさんたちに追い払われながらも、カーブちゃんは、割り込んできました。
このような行動パターンは、全く変わっていませんでした。
(カーブちゃん🦢)
(2024年11月21日記録より)
2022年生まれのカーブちゃん!幼鳥の時、すでに両親と行動しておらず迷子ちゃん!2023年シーズンは1羽のオオハクチョウさんとナカヨクなったのですが!2024年シーズンのカーブちゃんは独りで行動しています!🦢
ブライスさん一家
ところで、今朝(2024年11月21日)。5羽の幼鳥を連れたオオハクチョウさん一家がやって来ました。
この群れは、成鳥3羽でいて8羽で行動していました。1羽は幼鳥上がりの子どもかなと思いました。
ちなみに、2023年シーズンには、3羽の幼鳥を連れて戻って来ていました。そのうち1羽の子どもがブライスさん夫妻と5羽の幼鳥に合流して行動しているようです。
Duck4の定点ポイントでは、ブライスさん一家のように、成鳥した子どもが越冬地で一緒に行動。そんなハクチョウさん一家を過去には見かけています。
(ブライスさん🦢)
(ブライスさんのパートナー🦢)
(8羽のブライスさん一家🦢)
ブライスさん一家!2023年シーズンは幼鳥3羽を連れて越冬!2024年シーズンは、幼鳥5羽と夫妻と成鳥の8羽で一緒に行動!もしかしたら、2023年シーズンに生まれた満1歳の子どもも合流しているのではないかと思われますね!🦢
(2024年11月21日の記録より)
スミスさん一家の未亡人マーガレットさん
すると、白鳥さんをこよなく愛する方から「マーガレットさんもいますよ!」と教えていただきました。
マーガレットさんとは、スミスさん一家の奥さん。旦那はポールさんなのですが、昨シーズンは奥さんのマーガレットさんとは戻って来ませんでした。旦那のポールさんは行方不明になっています。
なので、マーガレットさんは1羽で戻って来たようです。
そのため、強い旦那のポールがいないことで、マーガレットさんは、弱い立場になってしまいあの滞在組のアドちゃんに突っつかれてしまったそうです。
昨日の夕方のマーガレットさんを見ているとあのクチバシの黒い部分の一部が黄色になっている特徴は昔と全く変わらず、元気そうにしていました。
(スミスさん夫妻のマーガレットさん🦢)
(2024年11月24日記録)
マーガレットさんは、スミスさん一家の婦人!2022年シーズンまで夫のポールさんと一緒に来ていました!しかし、2023年には夫のポールさんは来ませんでした!2013年に5羽の幼鳥を連れて越冬。Duck4が知る限り総数で11羽の子どもを育てあげています!スミスさん一家の子どもの中で、あいちゃんやエリザベスちゃんもここで越冬することがあります!🦢
モリスさん
そして、そのオオハクさんはDuck4のそばに来ました。もしかしたら、もしかするとモリスさんでは!?
白鳥さんをこよなく愛する地元の方が「11月6日。モリスさんに会いましたよ!」「若干、頭の羽毛が薄かったのでかかりました!」とおしゃっていました。
その話を聞いてDuck4は、モリスさんに会いたいと思っていたところ、このオオハクさんのクチバシの両側に1つずつ黒い斑点があったこと。また、頭の羽毛が少し薄いかなが決め手になり、モリスさんだと確信いたしました。
そして、このモリスさんに、わざわざDuck4のところに飛んで戻って来きました。まるで、モリスさんはご挨拶に来たのではとDuck4は思います。
(モリスさん🦢)
(2024年11月10日記録より)
モリスさんは、2021年シーズンに水かきをケガして動けなくなったことがありました!しかし、快復!その後は、毎シーズン戻って来ています!クチバシの黄色が白っぽくなっているので高齢なオオハクチョウさんではないかと思われます!🦢
まとめ
2024年11月には、また一つ残念なことがありました。足をけがしていた滞在組オオハクチョウさんのデコイちゃんは、11月24日までいたのですが、その翌日から姿を見せなくなりました。
それと、9月下旬から姿を消してしまった滞在組のボスのミルクちゃんもです。
しかし、そんな残念なお話しはありますが、2024年11月の飛来数、幼鳥率は、2023年11月よりも高くなっています。
特に、11月下旬以降。過去にもDuck4の定点ポイントで越冬したことがあったブライスさん一家が、5羽の幼鳥を連れて戻って来てくれたこと。
10月からいる3羽の幼鳥を連れたライトちゃん一家もDuck4の定点ポイントに居残ってくれているおかげで、2024年11月の幼鳥率は高く推移しています。
しかしながら、オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合では、2024年11月は、2023年11月よりも低くなっています。2024年11月は、オオハクチョウさんの割合が8割と高くなっています。
そして、2023年シーズンにDuck4の定点ポイントに越冬したことがあったモリスさん、カスバートさん一家、ブライスさん一家、スミスさん一家の未亡人になったマーガレットさん、満2歳になったカーブちゃんが戻って来ました。
まだ、個体識別できているスミスさん一家のあいちゃん。片方の水かきがないキリちゃんが戻って来ていません。
あいちゃんは、いつもクリスマス頃に戻って来るので、12月を期待して待ちたいと思っております。
滞在組のボスのミルクちゃんやデコイちゃんが姿を消したのは残念なことです!しかし、また顔見知りのハクチョウたちがDuck4の定点ポイントに戻って来てくれて嬉しく思います!🦢
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