
「北風」に乗って戻って来るのだろうか?2013年シーズンよりほぼ毎年のようにDuck4の定点ポイントに戻って来てくれるオオハクチョウ「スミスさん夫妻」。しかし、そんなスミスさん夫妻にも異変があったお話をします。🦢
はじめに
越冬するハクチョウさんたちは、「北風」が吹いた日にやって来るのであろうか。
その「北風」説を確かめるため、個体識別ができ毎年Duck4の定点ポイントで越冬しているオオハクチョウさんのツガイ。「スミスさん夫妻」に着目することにしました。
この結論を先に言うと、必ずしも「北風」に乗って飛来したとは言えない。断言できないという結論に至りました。時間帯によって風向きも変化もすること。また、スミスさん一家が、いつ到着したのかの時間が分からないからでした。
ちなみに、スミスさん夫妻ですが、2013年シーズンより毎年のようにDuck4の定点ポイントで越冬。オオハクチョウのスミスさん夫妻の初飛来する日がほぼわかっています。2020年シーズンは11月8日。2021年シーズンは10月31日。2022年シーズンは11月2日。
2023年シーズンは11月15日にスミス婦人のマーガレットさんにのみが戻って来ました。旦那のポールさんとは一緒ではなかったようです。
その後、満4歳のあいちゃんや満3歳のエリザベスさんが合流しました。
2024年シーズンは、スミスさん一家の大黒柱のポールお父さんが来なくなり、マーガレットお母さん、満5歳あいちゃん、満4歳エリザベスちゃんが、Duck4の定点ポイントに戻ってきています。
本日のDuck4ブログでは、2020年シーズン、2021年シーズン、2022年シーズンにスミスさん夫妻がシーズン初飛来した日の仙台管区気象台の気象観測情報から、特に風向きに注目。「北風」に乗ってやって来たかの断言できなかったお話。
2023年シーズン以降、スミスさん一家の大黒柱のポールお父さんが来なくなり、マーガレットお母さん、満5歳あいちゃん、満4歳エリザベスちゃんが、Duck4の定点ポイントに戻ってきた、それぞれの家族の様子をお話しをします。

スミスさん夫妻で戻った日
🦢2020年11月8日
🦢2021年10月31日
🦢2022年11月2日

マーガレットお母さんが戻った日
🦢2023年11月15日
🦢2024年11月16日
【2024年シーズン】 母と子たちの再会
2024年11月16日に戻っていたマーガレットお母さん
スミスさん一家のマーガレットお母さんは、2024年11月16日夕方には戻って来ていました。その知らせを、白鳥さんをこよなく愛しる地元の方から教えていただきました。
それから1週間後。11月23日。Duck4はマーガレットさんに再会できました。マーガレットさんとは、スミスさん一家の奥さん。旦那はポールさんなのですが、2023年シーズンは、奥さんのマーガレットさんとは戻って来ませんでした。2年連続で、旦那のポールさんは行方不明になっています。
なので、マーガレットさんは1羽で戻って来たようです。
そのため、強い旦那のポールがいないことで、マーガレットさんは、弱い立場になってしまい、あの滞在組の脇が甘くて弱いアドちゃんに突っつかれてしまったそうです。
ただ、未亡人になったようなマーガレットさんですが、クチバシの黒い部分の一部が黄色になっている特徴は昔と全く変わらず、元気そうでした。

(マーガレットお母さん🦢)
(2024年11月24日Duck4ブログより)
2024年12月10日に戻っていた満5歳あいちゃん
ところで、白鳥さんをこよなく愛する地元の方が、「スミスさん一家の子どものあいちゃんが12月10日に来ましたよ!」と教えてくださいました。
今朝(12月13日)ですが、大きな中洲付近にスミスさん一家の成鳥した子どもの満5歳のあいちゃんらしきオオハクチョウさんが1羽で泳いでいました。体がお父さんのポールさん並みに大きく堂々とした体格。またクチバシの生え際付近に黒い斑点があることから、あいちゃんではないかとDuck4は思いました。
お母さんのマーガレットさんも戻ってきているのですが、今朝は、一緒にいませんでした。撮影していて思ったのですが、あいちゃんは、片目を閉じていたのが気になりました。Duck4は、あいちゃんは来るかなと待っていたのですが、覚えていてくれなかったのか、この時のあいちゃんは、離れて行ってしまいました。
これが、あいちゃんのお父さんのポールさんだったら、目の前を占領して「シャー!」と犬が唸るような声をあげてから「ク!」と甘えた声でおねだりします。おそらく、そんなお父さんのポールさんと違って、あいちゃんは、大人しい性格なのでお母さんのマーガレットさんに性格が似たのかもしれません。

(満5歳あいちゃん🦢)
(2024年12月13日Duck4ブログ)
足のケガ あいちゃん
大晦日(2024年12月31日)の夕方のお話をしますが、スワンレストランが開かれると、久しぶりに、スミスさん一家のあいちゃんが食べに来ていました。
そして、あいちゃんは片足を引きずって歩き回っていました。白鳥さんをこよなく愛する方からあいちゃんの足のことは聞いていたのですが、ちょっとあいちゃんの足のこと気がかりでした。
しかし、泳いでいたので、あいちゃんの足の状態まではわかりません。
そんな、あいちゃんですが、あいちゃんのお父さんのポールさんのようにケンカをあまり好まない性格なので、5羽の幼鳥を連れたブライスさん一家にやられていました。
あいちゃんは、体が大きなオオハクチョウさんなので、本気を出せば、強うそうなのですが。このあいちゃんは、お母さんのマーガレットさんに性格が似ているから大人しいのかもしれません。ただ、お母さんのマーガレットさんに似ていれば、もっと新らしいパートナーと出会えても良さそうなのですが、今のところのあいちゃんは空振りのようです。
(2025年1月1日Duck4ブログより)
若さを保っているマーガレットお母さん
ところで、昨日の夕方。スワンレストランが開かれていると、スミスさん一家の未亡人のマーガレットさんは来ていました。閉店後も、マーガレットさんは、白鳥さんをこよなく愛する地元の方の目の前から離れようとはしませんでした。この元旦のレストランには、スミスさん一家の満5歳のあいちゃんも食べに来ていました。
しかし、あいちゃんのお母さんとマーガレットさんと親子一緒に行動することはありませんでした。未亡人になったマーガレットさんは、旦那のポールさんが姿を消してからというもの、若い仔に興味があるようです。
そして、プロの写真家さんが、マーガレットさんを見て、「美しいハクチョウさんだね!」とおしゃっていました。
お年はかなり言っているのと思いますが、マーガレットさんは、まだまだ若さを保っているのかもしれません。

(マーガレットお母さん🦢)

(マーガレットお母さん🦢)
(2025年1月2日Duck4ブログより)
戻っていた満4歳エリザベスちゃん
2025年1月11日夕方。
「スミスさん一家の子どものエリザベスちゃんが戻っていますよ!」と白鳥さんをこよなく愛する地元の方がおしゃっていました。なぜ、白鳥さんをこよなく愛する方が、分かったかと言うと過去のエリザベスちゃんの写真と見比べて、わかったとのことでした。
「エリザベスちゃんは、少し前に戻っていたようですよ!」「ちょっと、痩せているようですね!」と白鳥さんをこよなく愛する方がおしゃっていました。
お父さんのポールさんは2年連続で戻っていませんが、スミスさん一家のマーガレットお母さん、満5歳あいちゃん、満4歳エリザベスちゃんは、Duck4の定点ポイントに戻って来てくれたようです。

(満4歳エリザベスちゃん🦢)

(満4歳エリザベスちゃん🦢)
(2025年1月12日Duck4ブログ)
あいちゃんとマーガレットお母さんのツーショット
2025年1月18日の夕方。大きな水溜まりには、スミスさん一家のマーガレットお母さんと満5歳あいちゃんもいました。そして、親子写真を撮影することができました。
ちなみに前にいるのがあいちゃん。後ろにいるのがマーガレットお母さんです。
「マーガレットお母さんは、息子のあいちゃんには関心を示さず。ユーちゃん一家の子どもに興味を持っているんですよ!」と白鳥さんをこよなく愛する地元の方がおしゃっていました。
あいちゃんは、体も大きいのでポールお父さん似のようだと。Duck4はずっと思っていました。しかし、クチバシの形を見ると、生え際に黒い斑点があるのはお父さん似なのですが、生え際のV字や黒い部分のギザギザ模様は、お母さん似に見えるあいちゃんです。
また、性格も大人しく、あいちゃんは、マーガレットお母さんに似ていると昨日までは、ずっと思っていたDuck4であります。

(前があいちゃん&後ろがマーガレットお母さん🦢)
白くなっているあいちゃんの足
そして、あいちゃんが気になるのは、片足を引きずって歩くこと。ケガの影響なのか、まだ良くなっていません。あいちゃんの水かきを撮影できたのですが、水かきの黒い部分が白くなっていました。剥離骨折しているのではないかとDuck4は、あいちゃんのことが超心配になりました。そこで、写真から判断すると、黒い足の部分が、すり傷のようになっていて白くなっているだけなのかもしれないと思いました。
そして、今朝(2025年1月19日)。帰りに、大きな水溜まりに行くと、片足を引きずって歩いて来るあいちゃんがいました。水位が下がっていて歩かなければならなくなったので、途中から、羽をバタバタさせてDuck4とアドちゃんのところにやって来ました。

(あいちゃんのケガしている足🦢)
威嚇の声をあげたあいちゃん
そのあと、「コォ!コォ!」と大きな声をあげたあいちゃん。こんなに大きな声をあげるの聞いたのは、Duck4は初めてでした。すると、あいちゃんは、他の飛来のオオハクチョウさんに向かって攻撃をしようとしていました。
こなんなに、怒り心頭のあいちゃんを見たのは初めてでした。このあいちゃんの姿を見て、やはり、あいちゃんは、ポールお父さんの血を引いていると実感させられたのでした。その後、すぐ、あいちゃんは、両羽を半開きにしてクチバシを水面につけて歩き出しました。
これは、ハクチョウさんの怒りの仕草。よく、ミルクちゃんは、このような仕草を春から初夏にかけてやっていたのを思い出しました。

(クチバシを水面につけて威嚇のポーズを取るあいちゃん🦢)
(2025年1月19日Duck4ブログより)
【2023年シーズン】スミスさん一家に異変
2023年11月15日 戻っていた妻マーガレットさん
昨日の夕方(2023年12月3日)のこと。「ここに、スミスさんの妻マーガレットさんがいるよ!」と白鳥さんをこよなく愛する地元の方が教えてくれました。
撮影すると、マーガレットさんの特徴であるクチバシの黒い模様の一部が確認できました。
白鳥さんをこよなく愛する地元の方曰く、「スミス・マーガレット婦人は11月15日にここで見たよ!」とのことでした。

(2023年12月3日撮影スミス婦人のマーガレットさん🦢)
行方不明の旦那ポールさん!!
どうやら、奥さんのマーガレットさんの旦那のポールさんは、一緒に戻って来ていなかったようです。
独りぼっちで
2023年12月9日夕方のこと。スミス婦人のマーガレットさんが、定期的に開かれているスワンレストランにやって来ました。ところが、マーガレットさんは、食べには食べに来ていたのですが、強い飛来オオハクチョウさんに突っつかれると去ってしまいます。あの強い旦那のポールさんが一緒でないことにあります。
満4歳の息子あいちゃん合流
2023年12月23日夕方。
白鳥さんをこよなく愛する地元の方が、「あいちゃんが来ていますよ!」と教えてくれました。撮影すると、クチバシとお顔の境目に黒い斑点があります。このクチバシノ模様は、あいちゃんのお父さんのポールさんにも似ています。
そのそばには、あいちゃんのお母さんのマーガレットさんが泳いでいました。どうやら、あいちゃんは、自分のお母さんよりも一月ほど遅れて到着。あいちゃんとお母さんのマーガレットさんは再会を果たしましたが。

(満4歳 あいちゃん🦢)

(あいちゃん🦢)
スミス婦人のマーガレットさんの傍らには!?
2023年12月29日夕方。スミス婦人のマーガレットさんと息子のあいちゃんの姿もありました。
12月21日ごろに息子のあいちゃんもマーガレットさんのところに合流。親子で一緒にいたのでしょうか。いや、実際は、そうではなかったようようです。
「マーガレットお母さんは、息子のあいちゃんを突っついていましたよ!」と白鳥さんをこよなく愛する地元の方が教えてくれました。
「マーガレットさんは、他のオオハクチョウさんとハッピーリングを作っていましたよ!」と白鳥さんをこよなく愛する地元の方がおしゃっていました。
ということは、お母さんのマーガレットさんは、新しい恋人ハクチョウさんと婚活中!?
しばし、未亡人のマーガレットさんとそのお相手ハクチョウさんを見ていると、2羽は寄り添いながら泳いでいました。時折、「コ!」「コ!」とマーガレットさんとお相手のオオハクチョウさんは呼び合っていました。見ていると、まんざら、お互い、本気のようです。
一方のマーガレットさんの息子あいちゃんは、お母さんとそのお相手のそばを泳いでいました。

(スミス婦人マーガレットさん🦢)

(マーガレットさんの後ろには新しいボーイフレンド!?🦢)
満3歳 エリザベスちゃん合流
2024年1月13日夕方のこと。
白鳥さんをこよなく愛する地元の方が、「スミスさん一家の満3歳になるエリザベスちゃんが来ているよ!」と教えてくれました。
「どうして見分けているの!?」とDuck4が聞いたところ
「頭が茶色っぽくなっていて、体もお父さんのポールさんに似ているから!?」と白鳥さんをこよなく愛する地元の方がおしゃっていました。
この戻って来ていた満3歳エリザベスちゃんですが、普段はあまりそばには来なくて、皆が食べ終わった後に近づき、残りものを食べにくるとのこと。
ところで、昨シーズン。エリザベスちゃんは1羽のパートナーと一緒だった。という話もありました。
今シーズンも、スミスさん一家のマーガレットお母さん、兄のあいちゃんがいるDuck4の定点ポイントの越冬地には戻って来ました。
しかし、あいちゃんは、兄のあいちゃんやお母さんのマーガレットさんと、いつも一緒にべったり行動していませんでした。

(満3歳のエリザベスちゃん🦢)

(お父さんにも似ているエリザベスちゃん🦢)
【2022年シーズン】幼鳥を連れて戻るスミスさん夫妻
11月3日朝のスミスさん一家の様子
11月3日朝。Duck4の定点ポイントには、106羽(成鳥コハクチョウ49羽)のハクチョウさんが確認できました。うち幼鳥が13羽(幼鳥コハクチョウ12羽)でした。
こちらに近づくオオハクチョウさん一家
そして、小さな橋を越えて公園付近では、3羽のオオハクチョウさん一家が対岸で、何か食べ物を探していました。最初、遠かったので誰だかわからなかったのですが、岸で待っていると、親子のオオハクチョウさんは、こちらに向かって泳いで来たのでした。
もしかすると、もしかするとです。期待に胸が高まりました。
体が大きな親鳥と一回り体が小さな親鳥。この凸凹夫婦。これは、スミスさん夫妻の特徴の一つです。
親子のオオハクチョウさんは、ゆっくり近づくにつれて、だんだん姿も大きくなってきました。そこで、Duck4は、この一家を個体識別のためにクチバシが見える真正面から撮影を試みたのでありました。
生え際の黒い斑点でスミスお父さんとわかる
すると、大きな親鳥のクチバシには、数個の黒い斑点。
両側の生え際にも2つの黒い線がありました。
水中の食べ物を探して食べていたところだったので、クチバシが泥で汚れていたのですが、スミスお父さんのポールさん!?ではないかとDuck4は確信しました。
しかし、長旅から戻って来たばかりだったようなので、昨シーズンいつも見ていたスミスお父さんのポールさんよりは、若干ほっそりして、やつれていた感じを受けました。

スミスお父さんのポールさんを個体識別する方法の一つに、クチバシの特徴は、両側の生え際には「黒い斑点」があることだよ!🦢

話しかけるスミスさん夫妻
そして、その夫婦は、Duck4のそばにやって来ると、「コ!コ!」と優し気な声で体の大きな親鳥は、Duck4に話しかけてきたので、「あなたは、スミスお父さんのポールさんですか!?」とDuck4は心の中で言いました。
クチバシの白い部分でスミスお母さんのわかる
もう1羽の体が一回り小さな親鳥も、そばにべったりいて離れません。
そして、クチバシの黒い部分の一部が白くなっていたので、スミスお母さんのマーガレットさんでは!?とDuck4は思いました。
スミスお母さんのマーガレットさんを見て、夫婦はスミスさん夫妻ということをDuck4は、99%確信したのでした。

スミスお母さんのマーガレットさんの個体識別する方法の一つに、クチバシの黒い部分の一部が白くはがれているところですよ!🦢

子どもを授かったスミスさん夫妻
スミスさん夫妻は、Duck4の目の前を陣取っている時。スミスさんの子ども「ドゥ」ちゃんは、Duck4のそばに近づくのをためらい、親鳥の後ろをウロウロ泳いでいました。子どもにとってDuck4に会うのは初めてこと。だから警戒していたのかもしれません。
そして、3月29日以来、7か月ぶり。スミスさん夫妻は、Duck4のことを忘れていなかったようです。今シーズンは、1羽の幼鳥「ドゥ」ちゃんを連れて来たスミスさん夫妻と再び会えて、とても嬉しくなりました。

お母さん!今シーズンは1羽子ども授かったな!🦢

お父さん!この子ども!Duck4さんが「ドゥ」ちゃんと名付けたそうですよ!🦢

11月2日夕方には戻っていたスミスさん一家
実を言うと、今年もスミスさん一家を最初に見つけたのが、白鳥さんをこよなく愛する地元の方でした。
その地元の方は、「11月2日夕方、スミスさん一家が泳いでいたのを見たよ!」とDuck4に教えてくれました。
ということは、2022年シーズンのスミスさん一家の初飛来は、11月2日だったようです。
地元の方が見た11月2日の天気
11月2日朝。Duck4は、スミスさん一家には、まだ会っていませんでした。
しかし、その日の午後4時頃。白鳥さんをこよなく愛する地元の方が、スミスさん一家に会っていたという証言を得ました。
ということは、2022年シーズンのスミスさん一家の初飛来は、2日午前8時頃から午後4時頃であることが容易に想像ができます。
そこで、11月2日。仙台管区気象台が記録した天気データを調べてみることにしました。
早朝は北風 午前から南東風
午前7時から午前9時までの間には、1~2メートルほどの北北西から北風が吹いていました。しかし、午前10時以降は、1~3メートルほどの南東風に変わっています。天気は晴れ。最高気温20.8度。最低気温が10.3℃。この時季としては、温かい日だったようです。
スミスさん一家が、何時ごろにDuck4の定点ポイントにやって来たかは定かではありませんが、比較的穏やかな天気を選んで、定点ポイントに戻って来たのかもしれません。

私たち!11月2日午後4時頃に戻っていたことを白鳥さんをこよなく愛する地元の方が目撃されていたようですよ!

11月2日の天気☀最高気温20.8度。最低気温10.3度(仙台管区気象台データより)
早朝は「北風」。午前10時以降「南東風」が吹いていたようだぞ!🦢
【2021年シーズン】初めはスミスさん夫妻のみ
10月31日朝より夕方には30羽増えていたハクチョウさんたち
昨日の夕方(2021年10月31日)。日没後。ちょうど戻って来たハクチョウさんたちをカウンターでカチャカチャと数えていたら「88羽」になりました。朝よりも30羽近く増えたことになります。
翌11月1日には101羽
翌朝(2021年11月1日)、Duck4の定点ポイントにいるハクチョウさんたちをカウントしたところ108羽いました。うち幼鳥が6羽でした。コハクチョウさんの成鳥が17羽確認できました。
寄って来るツガイをスミスさん夫妻の確信
そして、中洲付近で立って様子を見ていると、ツガイのオオハクチョウさんがDuck4に向かって泳いで来たのです。そのツガイのオオハクチョウさんは、べったり離れようとはせず、じっとDuck4の目を見つめていました。
もしかしたら、もしかするとです。クチバシを見ると、両側に2本の黒い線と斑点。見覚えのあるお顔です。「あなたは、スミスさん!?」と心の中で語り掛けました。そして、寄り添うように、もう1羽のちょっと体が小さなメスらしきオオハクチョウさんもいます。
他の飛来組ハクチョウさんがそばに来ると、体の大きなクチバシに黒い模様があるオオハクチョウさんは、追い払っていました。いや、これは、スミスお父さんではないかと99%確信を持ちました。
ただ、残念ながら、今シーズンは子どもの姿がありません。どうやら、スミスさんは夫妻のみで戻って来たようです。
実を言うとスミスさん夫妻がいたのは10月31日
実を言うと、「昨日の夕方(10月31日)、スミスさん夫妻のようなツガイのオオハクチョウさんが私のそばに来たよ!」とスミスさんを知る白鳥さんをこよなく愛する地元の方から教えてもらいました。ということは、スミスさん夫妻は、昨日の夕方(10月31日)に飛来していたのかもしれません。
2020年シーズンは11月9日に戻って来ているので、10日近く早かったようです。

2021年シーズンのスミスさん夫妻初飛来
深夜から早朝「北西風」 お昼から夕方「南風」(2021年10月31日)
仙台管区気象台の観測データによると、10月31日午前1時から午前8時頃までは1メートル~2メートルほどの「北西風」が吹いていました。
そのあと。31日午前9時以降~午後7時まで「南風」に変り1メートル~3メートルほどの風が吹いていました。
そのあと午後8時以降は、「北西」の風になりました。
スミスさん夫妻が確認されたのは、10月31日午後4時頃。Duck4が調査をするのは午前6時30分~午前8時の間。空白の午前8時から午後4時のタイミングでスミスさん夫妻が、この定点ポイントに到着したようです。
空白の時間は「南風」(2021年10月31日)
10月31日の天気は曇り時々晴。最高気温17.3度。最低気温8.8度でした。空白の午前9時から午後4時までには1メートルから3メートルほどの南風が吹いていました。一方、まだ夜中の午前1時から午前8時までは、微風でしたが北風が吹いていたようです。
夜でも渡りをすることがあるハクチョウさんですが、ここにスミスさん夫妻が到着するタイミングでは、「南風」に乗ってやって来たことも、十分に考えられると思います。

2021年10月31日の天気⛅最高気温17.3度。最低気温8.8度。午前9時から午後4時にかけて1メートルから3メートルの「南風」が吹いていたようですよ!
2020年シーズンのスミスさん一家の初飛来
【2020年11月10日】出会ったときのスミスさん一家
スミスさん一家の初飛来をDuck4が確認したのは、2020年11月10日でした。
1羽の幼鳥を連れた体の大きなオオハクチョウさん夫妻が、子どもをいっぱい連れた大家族のオオハクチョウさんたちを追い払っていたのでした。
その追い払っていた体も大きくて、どことなく風格と威厳があるオオハクチョウさんが、スミスお父さんのポールさんだったのでした。
地元の方はスミスさん一家【2020年11月9日】に出会う
のちに、スミスさん一家のファンである白鳥さんをこよなく愛する地元の方が、「スミスさん一家は11月9日夕方にはいましたよ!」が教えてくれました。
というこは、11月9日夕方午後4時頃には、すでにスミスさん一家は飛来していたことになります。
【2020年シーズン】「北西」の風に乗ってやって来たであろうスミスさん一家
仙台管区気象台の気象データによると、スミスさん一家が到着したであろう11月9日には「北西」の風が午前1時~午後1時にかけて1メートルから6メートル吹いていました。特に、午後1時には、北西の風6.1メートルを記録していました。
天気は晴れ一時雨。最高気温12.3度でした。前日8日の最高気温が20.5度。天気が晴れだったこともあり、いっきに8度近く下がっています。
空白の時間には強い北風
Duck4が調査をした午前8時から白鳥さんをこよなく愛する地元の方が、スミスさん一家の飛来を確認した午後4時までの間には空白の時間がありました。
午前8時から午後1時にかけては北西風が吹いていました。
午後2時から午後3時にかけて西風になりました。

2020年11月9日の天気☀☔。最高気温12.3度。最低気温5.7度。午前8時から午後1時にかけて「北西風」が吹いていました。特に、午後1時には風速6.1メートルの北西の強い風が吹いていたようです!🦢


2020年シーズンは幼鳥「エリザベスちゃん」を連れて家族3羽でやって来たんですよ!🦢
まとめ
スミスさん夫妻は、どこから飛び立って、このDuck4の定点ポイントに到着したのかは、発信機をつけていないのでわかりません。
Duck4が、フィールド調査を行う早朝午前8時までの時間での確認。また、午後4時頃に行っている白鳥さんをこよなく愛する地元の方の情報から、スミスさん夫妻の到着を確認することになります。
なので、スミスさん夫妻がここに到着したときの風向きは、仙台管区気象台が発表している1時間ごとの風向きから推察することにしました。
その結果、2020年11月9日に、スミスさん夫妻が幼鳥エリザベスちゃんと一緒に飛来したときには、「北西風」に乗ってやって来たのではないかと考えております。
2021年10月31日に、スミスさん夫妻のみでの飛来したときの風向きは、午前9時以降には「南風」になっているので、おそらく到着時には「南風」だったのかもしれません。
2022年11月2日に、スミスさん夫妻と幼鳥ドゥちゃんと一緒にここに戻って来たときには、早朝には「北風」が吹いていましたが、午前10時以降には「南東風」に変っています。もしお昼以降の到着であれば北風ではなく「南東風」のときだったのかもしれません。
3年連続でスミスさん夫妻の到着日はわかりました。しかし、その時の風向が必ずしも北風であったかは断言できません。風向きの変化によって北風ではなく南風の時間帯にスミスさん夫妻は飛行していたのかもしれません。
また、いつスミスさん一家がここに到着したのかの時間が分からないことから、風向きの断言はできないという結論になりました。

風向きが変化や到着時間がわからないことから、結論としてスミスさん一家が「北風」に乗って戻って来たとは言えないのではないか。というのが今のDuck4の見解です。🦆
2023年の秋の渡りでは、マーガレットさんの旦那さんのポールさんの姿がなく、行方不明なのがとても寂しいかったです。
2024年の秋の渡りでは、スミスさん一家のマーガレットお母さん、満5歳あいちゃん、満4歳エリザベスちゃんは、2024年シーズンもDuck4の定点ポイントに戻って来てくれました。
あいちゃんは、足をケガしているようですが、お母さんと成鳥した2羽の子どもたちは、母親とは完全に別行動しているようです。

2023年シーズンより、ポールお父さんは戻って来ていません!しかし、スミスさん一家のマーガレットお母さん、満5歳あいちゃん、満4歳エリザベスちゃんは戻って来ています!🦢
2021年11月16日に投稿した記事をリライトしたものです。
2022年11月27日リライト
2024年1月21日リライト
2025年1月25日リライト
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