
ケンカと思われるケガで左目を負傷した満2歳カーブちゃんが快復するまでの奇跡のお話しです!🦢
はじめに
「カーブちゃん。左目がケガしたよ!」と白鳥さんをこよなく愛する方に教えられたのは、2025年2月5日でした。
カーブちゃんの写真を送ってもらうと、やっぱり、カーブちゃんの左目はケガしていました。
そして、カーブちゃんのケガは、クチバシから目まで直線上に血の痕。また、瞳や目の周りにも出血の痕ありました。
そこで、Duck4は、カーブちゃんを最重要な見守り保護活動に指定。カーブちゃんへのサポート支援を強化していきました。
ところで、どのように、カーブちゃんへのサポート支援を強化したと思いますか。
結論を先に言うと、カーブちゃんは、飛ぶことができる飛来組オオハクチョウさん。もしも、左目が見えなくなっても生きていけるように、春の渡りでDuck4の定点ポイントを出発するまで、栄養失調にならないようにサポート支援を行うことでした。
それから、2週間。カーブちゃんの左目は開かないままの日が続きました。もう、カーブちゃんは左目が失明したと諦めかけていた矢先のこと。
2025年2月23日。ついに奇跡的にカーブちゃんの目は快復。どうやら、再び両目が見えるようになったようです。
さて、本日のDuck4ブログでは、カーブちゃんが目をケガしてから快復するまでの記録(2025年2月7日~28日)。Duck4がカーブちゃんへのサポート支援を行っていたお話しをします。

もしも、左目が見えなくなっても生きていけるように、春の渡りでDuck4の定点ポイントを出発するまで、栄養失調にならないようにカーブちゃんへのサポート支援計画を立てました!🦢🦆
ケガから快復までの記録
左目をケガして初めて会う(2月7日)
上流から大きな橋へとカーブちゃんが泳いで来ました。カーブちゃんのケガをしている左目が気になっていたDuck4。カメラを構えていたので、カーブちゃんは、ケガした左目を写されるのを嫌っているのでしょうか。なかなか左目を見せてくれませんでした。

カーブちゃんも来てくれたのでDuck4は、カーブちゃんにレンコンを投げえたげると10切れほど食べてくれました。
しかし、ケガしている左側にレンコンが落ちると、カーブちゃんは見えなかったのか、食べることができませんでした。
カーブちゃんのクチバシについていた血は消えかかっていました。しかし、カーブちゃんのクチバシには、黒いあざのような傷跡は生々しく残ったままでした。

実際に、カーブちゃんがケガした現場を見ていないで、推測になります。
カーブちゃんは、取っ組み合いのケンカになり、目とクチバシを噛まれてしまい、負傷したのかな。とDuck4は考えました。
ハクチョウさんに噛まれたら、人でも、あざになるくらいです。
なので、もろに、カーブちゃんもケンカ相手に噛まれたのであれば、あざになって傷痕が残ってもおかしくありません。
そして、ハクチョウさんの瞳には瞬膜というものがあり、泥や砂が入らないように守られています。瞬膜に守られ、目のレンズが傷ついていなけらば、また見えるようになるのかなとも思いました。
まあ、そうであった欲しいとDuck4は祈っております。
右目だけなので、いつものカーブちゃんのように動きが俊敏ではありません。
しかし「ク!コ!」とカーブちゃんは鳴いていたので、少しはショックから立ち直っているのかもしれません。

ケガして2日後!でもまだクチバシには血の痕!黒いあざのようなものが残っていたよ!🦢
逃げるカーブちゃん(2月8日)
大きな水溜まりに行くとカーブちゃんは、Duck4のところに泳いで来ました。後ろから飛来のオオハクさんもついて来ました。
数回に分けて、レンコンやキャベツをカーブちゃんのそばに投げてあげたのですが、カーブちゃんは、後ろにいるハクチョウさんが気になったからでしょうか。食べずに去って行きました。
左目には傷痕があり、また左目も閉じたまま。カーブちゃんの左目が失明していないことを祈っています。
カーブちゃんを重点に、Duck4はサポートしていくつもりです。

コマツナの葉っぱを食べる(2月9日)
昨日(2月8日)の夕方。カーブちゃんは、大きな中洲付近にいました。皆のいるところに、カーブちゃんも来ていました。
今朝(2月9日)。カーブちゃんは、キャベツは食べるのですが、レンコンは、全く食べませんでした。また、周りに仲間がいるとカーブちゃんは食べずにスルーしてしまいます。
カーブちゃんは、川に浮いたものならば食べられます。
しかし、川に沈んでしまうと、カーブちゃんは、見えなくなって食べられないのかもしれません。
「おコメは少し、カーブちゃんは食べていましたよ!」とスワンレストランのオーナーさんはおしゃっていました。
もし、たくさんあれば、左目が見えなくても、カーブちゃんは食べられるのかもしれない。
そこで、カーブちゃんが食べやすいように、自家製コマツナもバックパックに入れて持って行きました。
最初に、カーブちゃんにも、レンコンをあげたのですが。そばで落ちていくレンコンに、とっさに反応できないカーブちゃんは、1個も食べることができませんでした。
おそらく、左目が見えないので、落ちていくレンコンをカーブちゃんは見えていないのでしょう。
次に、大きなコマツナの葉っぱのまま投げてあげると、カーブちゃんは食べてくれました。コマツナは大丈夫です。
そして、皆に配合飼料をあげると、カーブちゃんは、カモカモ軍団に阻まれながらも配合飼料を食べていました。
時折、「ク!ク!コ!」と鳴くカーブちゃん。
また、1羽来た飛来のオオハクさんの尻尾をカーブちゃんは突っついていました。
左目は見えていないようですが、カーブちゃんは、少しずつ、自分の現状を受け入れ行動しているようです。
独眼竜になったカーブちゃん。羽をケガしていないので、来月には、北帰行でカーブちゃんも出発することでしょう。
左目が見えなくても生きていけるように、自信を持つことができるように、Duck4は、カーブちゃんをサポートしていきたいと思います。


コマツナの葉っぱのように川に浮き大きなものだと食べやすかったよ!🦢
浮いたものは食べやすい(2月10日)
大きな橋には、今朝もまたカーブちゃんは左目は閉じたままでしたが、モリスさんと一緒にいました。
水に浮くものだったら食べやすいと思いキャベツを中心にあげると、カーブちゃんは水に浮いたキャベツを食べてくれました。
また、水に沈みますが配合飼料も食べやすいのか、首を水の中に潜らせてカーブちゃんは食べていました。

(手前がカーブちゃんで奥がモリスさん🦢)
一緒にいた幼鳥タッチがいなくなる(2月11日)
いつも大きな橋で、左目が見えないカーブちゃんには、水に浮くキャベツやコマツナをあげると、カーブちゃんは食べやすいのか食べてくれました。
左目が不自由になっても生きていけるようにDuck4は、カーブちゃんを中心にサポートしているところです。
そして、カーブちゃんが左目を負傷する前まで一緒にいた幼鳥の迷子タッチちゃんは、いません。タッチちゃんはどうしているのでしょうか。

モリスさんと一緒(2月13日)
しばらく、対岸に立っているとDuck4に気づいたカーブちゃんとモリスさんが一緒にやって来ました。
カーブちゃんは、まだ、左目をつぶったままですが、かつてのカーブちゃんに戻りつつあります。そばまで来たので、コマツナ、キャベツ、配合飼料をあげると、カーブちゃんとモリスさんは食べていました。
片目なので、生活全般で大変なこともあると思いますが、カーブちゃんは、ケガをものともしていないようです。
カーブちゃんは、モリスさんと一緒に大きな声をあげて鳴き交わすこともしています。

モリスさんと大きな声をあげるカーブちゃん(2月14日)
一方、カーブちゃんは、まだケガした左目は良くならず、閉じたままでした。そんな右目だけになったカーブちゃんですが、以前のカーブちゃんに戻りつつあるようです。
まあ、カーブちゃんのサポートで見やすくて食べやすいコマツナやキャベツをあげているのですが、カーブちゃんは、コマツナやキャベツならば食べてくれます。
また、水の中に沈む配合飼料もカーブちゃんは食べてくれます。
すると、「コォ!コォ!」とカーブちゃんとモリスさんは大きな声を一緒にあげていました。
そんな左目が見えないカーブちゃんが見えなくなっても生きていけるように、Duck4は、カーブちゃんが春の渡りで出発するまで、重点的にサポートしていくつもりでいます。

片目が見えないことで苦労するカーブちゃん(2月19日)
川の一部が凍るほどの寒い朝でした。
上流からモリスさんとカーブちゃんがやって来ました。左目が失明してしまったカーブちゃんですが、やはり片目が見えないということは、日常動作においても苦労しているのがわかります。
なので、カーブちゃんが、春の渡りで出発するまで、Duck4は、カーブちゃんのサポートをしているところです。
以前のようにはいかないかもしれません。
しかし、少しで、カーブちゃんが、生活面での支障がなくなるようになればと思っております

見えないと行動も遅い(2月20日)
カモカモ軍団が1羽もいなかったので、急いでバックパックから配合飼料を取り出してあげるとカーブちゃんも食べ始めました。
しかし、もらっているのに気づいたカモカモ軍団が、一斉に飛んで集まって来ました。
左目が見えなくなったカーブちゃんですが、やはり見えないというハンディで、動作が遅くなっています。
そう感じるのは、レンコンをあげるとき。重くて水の中に沈んでいくので、カーブちゃんは取って食べられないようです。
まだ、レンコンの皮だったら水に浮くので、カーブちゃんでも食べられます。
Duck4の定点ポイントにいるうちは、カーブちゃんが目が不自由になっても生きていけるようなスキルを身につけられるようにサポートしていくつもりです。


左目が見えないと、どうしても操作が遅くなってしまっていたよ!🦢
カモさんにもまれながら(2月23日)
カーブちゃんは来たのですが、やはり左目のこともあり、みんなの周りをウロウロ泳いでいました。
コマツナをあげるのですが、キリちゃんに取られてしまうこともありました。そこで、諦めたのかカーブちゃんは水浴びを始めました。
配合飼料をあげるのを見ると、カーブちゃんは戻って来て、カモカモ軍団にもまれながらも、食べていました。

目が見えなくなったのはどうすることもできませんが、Duck4の定点ポイントにいるうちは、Duck4は、カーブちゃんへのサポートは続けていくつもりです。

左目快復(2月24日)
ところで、昨日の夕方(2月23日)のこと。カーブちゃんは、大きな中洲付近を泳いでました。「カーブちゃん!」とDuck4は呼んだのですが、カーブちゃんは素通りして行ってしまいました。
そして、カーブちゃんの撮影をすると、2月5日からずっと閉じていた左目が開いていたのに気づきました。
もう1枚撮影してみると、若干、左目の瞼がたるんでいるようには見えます。しかし、今まで閉じていた左目は開いていました。
正直、カーブちゃんは失明したのではないかと、Duck4は思っていたので、左目が開いたカーブちゃんを見て超嬉しくなりました。
このあと、白鳥さんをこよなく愛する地元の方が「カーブちゃん!22日夕方には左目が開いていましたよ!」とDuck4に教えてくれました。
ということは、22日には、カーブちゃんは目が開けられるようになったようです。
しかしながら、23日朝には、まだ、カーブちゃんは目を閉じたままでした。

(2月23日夕方のカーブちゃん🦢)
そして、24日朝。
カーブちゃんの左目を確認すると左目は開いていました。試しに、今まで食べるのが苦手な左側にレンコンを投げると、川に落ちていくレンコンをカーブちゃんは食べていました。
食べる姿を見て、カーブちゃんは左目が失明しなくて、本当に良かったと思いました。ただ、まだケガの後遺症なのでしょうか。瞼が垂れ下がっていてケーブちゃんの左目は重そうには見えました。
この後。カーブちゃんは、上流の小さな水溜まりに飛んで来ました。いや、左目が閉じていた時には、ここまで飛んで来ることはなかったので、ケガする前のカーブちゃんの日常に戻りつつあるのかもしれません。
カーブちゃんは左目が失明してしまったものだと思い半分あきらめていました。
そして、カーブちゃんの左目が開いたのは、まさに奇跡だと思いました。


22日(夕方)には、左目が開けられるようになったようです!🦢
大人になった(2月26日)
上流の小さな水溜まりには、カーブちゃんも左目が完全に見えるようになり、いつものカーブちゃんに戻ってようです。
あのケガは何だったんでしょうか。やっとDuck4はカーブちゃんのところを安心して見られるようになりました。
しかし、幼鳥の時のカーブちゃんと違って、満2歳になったカーブちゃんは、Duck4が近づくと逃げて行きます。カーブちゃんも大人になったのか、警戒心が強いオオハクチョウさんになりました。ちょっと寂しいです。

2歳になり変わったこと(2月27日)
カーブちゃんも左目が完全に見えるようになり、いつものカーブちゃんに戻ってようです。
あのケガは何だったんでしょうか。やっとDuck4はカーブちゃんのところを安心して見られるようになりました。
しかし、幼鳥の時のカーブちゃんと違って、満2歳になったカーブちゃんは、Duck4が近づくと逃げて行きます。
カーブちゃんも大人になったのか警戒心が強いオオハクチョウさんになりました。ちょっと寂しいです。

早朝一緒に来てくれた(2月28日)
カーブちゃんとモリスさんもレンコン、配合飼料を食べてくれました。食後、モリスさんとカーブちゃんは、大きな橋から一緒に泳いで上流の大きな水溜まり付近に移動していました。
この日を最後に、カーブちゃんとこの冬一緒に行動していることが多かったモリスさんの姿をDuck4は見かけなくなりました。
おそらく、カーブちゃんとモリスさんは、一緒に春の渡りのために出発したのかもしれません。

(モリスさんとカーブちゃん🦢)

2月28日朝を最後に、カーブちゃんとモリスさんの姿を見なくなりました!春の渡りで出発したようですね!🦢
まとめ
2025年2月5日からカーブちゃんは左目をケガして、2月23日まで、ずっと目を開けられず、閉じたままでした。
ケガした時の写真を見ると、カーブちゃんは、クチバシから目まで直線上に血の痕。また、瞳や目の周りにも出血の痕ありました。
おそらく、カーブちゃんは、取っ組み合いのケンカをしている最中。ケンカ相手のハクチョウさんがクチバシと目にあたってケガしたと思われます。
例えて言うと、ボクサーがパンチを受けて目が腫れあがってしまった状態になったのかもしれません。
そこで、Duck4は、カーブちゃんを最重要の見守り保護活動に指定。カーブちゃんへのサポート支援を強化しました。
カーブちゃんは、飛ぶことができる飛来組オオハクチョウさんです。もしも、左目が見えなくなっても生きていけるように、春の渡りでDuck4の定点ポイントを出発するまで、栄養失調にならないように給餌によるサポート支援を行うことにしました。
そして、2月24日(白鳥さんをこよなく愛する地元の方にうよると、2月22日夕方には左目が開いていたのか確認)には閉じていた左目も開けるまで快復。
以後のカーブちゃんは、飛び回ったりしていたので、左目も元通りになっていたのかしれません。
2月28日朝まで、モリスさんと一緒にいたカーブちゃんですが、3月1日以降は2羽の姿を見ていないことから、すでに春の渡りのために出発したに違いありません。
また、来シーズンも戻って来て欲しいと願っております。

カーブちゃんの経歴(2022年生まれ)オオハクチョウ。幼鳥の時にはすでに親とはぐれて迷子ちゃんになる。2022年、23年、24年と連続3年Duck4の定点ポイントで越冬。同い年に滞在組のムーアちゃんがいる。🦢

左目が快復して本当にカーブちゃんは良かったですね!🦆
コメント