
もしかしたら、初めて見たかもしれないブラックスワンさんに、オオハクチョウさんたち、はどんなキモチになると思いますか?🦢
はじめに
皆さんの中には、黒色のハクチョウさんを見たことがありますか。ちなみに、13年ほどハクチョウさんたちの見守り保護活動をしていてDuck4は、人生初めて黒色のハクチョウ。本物のブラックスワン(コクチョウ)さんを見ました。
それは、2025年3月8日朝。そのブラックスワンさんはツガイでした。
そのツガイのブラックスワンさんは、飛来組や滞在組オオハクチョウさんのところに近づいて来たのです。その周りには、Duck4と顔見知りになっているオオハクチョウさんのメイちゃん、キリちゃん、あいちゃんもいたのですが。
ところで、このオオハクチョウさんのメイちゃん、キリちゃん、あいちゃんは、ブラックスワン(コクチョウ)を見て、どんな反応をしたと思いますか。
結論を先に一言で言うと、3羽ともに逃げ出しました。
ブラックスワンさんがそばに来た時。オオハクチョウさんのメイちゃん、キリちゃん、あいちゃんも、攻撃を仕掛けようとしました。
しかし、見たこともないブラックスワンさんに躊躇。一瞬フリーズ状態になったメイちゃん。逃げ出したキリちゃん。あいちゃんは、逆にブラックスワンさんに攻撃されてしまいました。
本日のDuck4ブログでは、ブラックスワン(コクチョウ)さんの特徴。オオハクチョウさんメイちゃん、キリちゃん、あいちゃんが、初めて見たであろうブラックスワンさんに対して見せた反応。予測できない出来事。衝撃的な出来事に対して、ブラックスワンさんよりも体が大きなオオハクチョウさんは、どう思ったのかを考えてみます。
ブラックスワン(コクチョウ)とは
このブラックスワン(コクチョウ)さんは、もともと南半球のオーストラリアに生息しています。
このブラックスワンさんですが、日本で冬に見られるオオハクチョウさんやコハクチョウさんのように渡りをしません。ブラックスワンさんは、季節の変化によって移動する漂鳥なのです。
オーストラリアでは、固有種になっています。
このブラックスワンさんの成鳥の全長は、110センチ~140センチ。体重は5キロ~6キロ。重い個体で9キロほどの重さになります。
ちなみに、冬になると渡りでやって来るオオハクチョウさんの全長は140センチ。体重は10キロ~13キロほどなので、ブラックスワンさんは、オオハクチョウさんよりも軽いハクチョウさんです。
ところで、日本にいるブラックスワンさんは、オーストラリアから移入されたものです。茨城県と宮崎県にいます。
ブラックスワンさんの成鳥のクチバシは赤色。クチバシの先は、白色の斑点があります。
目の虹彩(こうさい)は赤色です。
羽毛の全体は黒色ですが、羽の一部、初列風切羽から二列風切羽の外側が白くなっています。
ブラックスワンの幼鳥のクチバシは黒色。羽毛は白い色です。成長すると、羽毛が黒色になります。クチバシの色は、赤くなります。

(クチバシが赤色と白い斑点、虹彩は赤色のブラックスワンさん🦢)
オオハクチョウさんの反応
ブラックスワン登場
13年間。ハクチョウさんと関わってきたDuck4は、初めてブラックスワンに出会いました。それも2羽。どうやら、ツガイのブラックスワンのようでした。
そして、ツガイのブラックスワンさんですが、オオハクチョウさんに興味を示したのか、近づいて来ました。
また、このブラックスワンさんのツガイは、人慣れして、Duck4のそばに来たのでした。
メイちゃんの対応
オオハクチョウのメイちゃんは、2020年5月下旬からずっと棲みついています。突然、Duck4の定点ポイントにやって来た経緯から、他のところでケガをして保護され、放鳥されたものと思われます。
2020年5月以前に、メイちゃんはブラックスワンさんに会ったかどうかはわかりません。
断言はできませんが、メイちゃんもまたDuck4同様に、初めてブラックスワンさんに会ったに違いないでしょう。
なぜならば、Duck4の定点ポイントにツガイのブラックスワンがメイちゃんのそばに近づいて来た時のことです。
メイちゃんは羽を半開きしてブラックスワンに威嚇しようとしていました。
しかし、分が悪いと思ったのでしょうか。メイちゃんは、背中を向けケンカすることもなく去って行きました。

(オオハクチョウのメイちゃんとブラックスワンさん🦢)

メイちゃんはケンカをすることなく、背中を向けて逃げ出したよ!🦢
キリちゃんの反応
キリちゃんは、5年連続でDuck4の定点ポイントに飛来している常連オオハクチョウさんの1羽です。
このキリちゃんですが、右足の水かきがありません。歩行するときには、右足を杖代わりして歩きます。また、羽をバタバタさせてその遠心力で前に進もうとします。
なので、近くに仲間が来られるのを嫌がることもキリちゃんにはあります。
そして、今回。キリちゃんのそばにブラックスワンさんが来ました。すると、歩くのが不自由なキリちゃんは、ブラックスワンさんから早々に逃げて行きました。
足のこと。また、おそらく、今まで見たこともないブラックスワンのキリちゃんも驚いたからに違いありません。

(ブラックスワンに驚き逃げるオオハクチョウのキリちゃん🦢)

右足の水かきがないキリちゃんは自由に歩けないので、ブラックスワンさんに攻撃された大変だと思い、逃げ出したに違いありません!🦢
あいちゃんの反応
オオハクチョウのあいちゃんは満5歳になります。2019年に生まれたスミスさん一家の子どもの1羽です。
2023年シーズンには、あいちゃんのポールお父さんが姿を見せなくなりました。
しかし、2024年シーズンもまた母マーガレットさん、年下の兄弟もしくは姉妹のエリザベスちゃんと一緒に越冬していました。
ただ、2024年シーズン途中で、足をケガしたのか、片足を引きずって歩くようになりました。
そんなあいちゃんのところにも、ブラックスワンが来ました。一応、あいちゃんは、クチバシを開き威嚇しようとしました。
しかし、相手はツガイ。しばし、あいちゃんは考え込むも!?
そばに迫る2羽のブラックスワンのツガイが無言の圧をかけてきました。

(オオハクチョウあいちゃんに接近するツガイのブラックスワンさん🦢)
その後。体が大きなあいちゃんは、ブラックスワンに突っつかれてしまいました。
なので、負けて、あいちゃんも分が悪いと思い、ブラックスワンから離れて行きました。

(ブラックスワンさんに攻撃されるオオハクチョウあいちゃん🦢)
これは白鳥さんをこよなく愛する地元の方から教えていただいたエピソード話があります。
「息子あいちゃんの母マーガレットさんは、ブラックスワンさんを突っつていましたよ!」
まさに、母マーガレットさんは、息子あいちゃんの仇討ちをブラックスワンさんにしていたのでしょうか。

息子のあいちゃんは初めて見たであろうブラックスワンさんに驚き、逆に攻撃されてしまっていたようだね!🦢
その後のブラックスワンさんの様子
3月8日お昼頃。ツガイのブラックスワンさんですが、オオハクチョウさんたちの群れのそばにいました。
午後4時頃。お腹がいっぱいになった後。ツガイのブラックスワンさんは、川の真ん中でお休みしていました。
そして翌朝(3月9日)。ツガイのブラックスワンさんは、Duck4の定点ポイントから姿を消していました。
その後。このツガイのブラックスワンさんは、県北に移動していたことが確認されています。

3月8日。昼、夕方もブラックスワンさんはオオハクチョウさんのそばにいました!翌9日には、ブラックスワンさんは県北に移動しました!🦢
まとめ
オオハクチョウさんのメイちゃん、キリちゃん、あいちゃんは、初めて見たブラックスワンさんに対してどんな反応示したのでしょうか。
結論を先に言うと、オオハクチョウのメイちゃんはブラックスワンさんに威嚇をしたものの、分が悪いと思い去って行きました。また、キリちゃんは、さっさと逃げだしました。あいちゃんは、威嚇をしたものの逆に、ブラックスワンさんから返り討ちにあってしまいました。
ところで、ブラックスワンさんのことを知っている人だったら、初めて見る黒いブラックスワンさんに恐怖を抱くことはないでしょう。
しかし、見たこともない。何の知識もない人。
ましてや、初めて黒いブラックスワンさんを見たオオハクチョウさんならば、どう思うことでしょうか。
推測の域のお話しになりますが、おそらく、得体の知れない黒い鳥。ブラックスワンさんにオオハクチョウさんたちは、恐れおののくのかもしれません。
これは人でもあることです。予測できないこと。とても強い衝撃的な出来事に遭遇したら恐怖を覚えます。
おそらく、仮定話にはなりますが、Duck4の定点ポイントで初めてブラックスワンさんを見たであろうメイちゃん、キリちゃん、あいちゃんは、予測的できない。強い衝撃的な出来ことに一瞬、恐怖を抱いたのではないでしょうか。

予測できないこと。強い衝撃的な出来ことに遭遇したら人でも恐怖を覚えることがあります。それは、オオハクチョウさんたちも同じなのかもしれませんね!🦢
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