
最後まで残っていたライトちゃん一家、ハルさん一家、イエロースポットちゃん夫妻!その中で、昨シーズン同様にイエロースポットちゃん夫妻が4月18日朝以降!春の渡りのために出発したお話しです!🦢
はじめに
午前6時30分~7時30分。カメラと記録用紙を入れたバックパックを背負ってDuck4は、毎朝定点ポイントでハクチョウさんの飛来数のフィールド調査を行っています。
そのフィールド調査とは、①ハクチョウさんの越冬数。②飛来組ハクチョウさんの個体識別調査。③オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合。この3つです。
そして、今シーズンも、2025年4月になってもオオハクチョウのライトちゃん一家。ハルさん一家。イエロースポットちゃん夫妻も居残っていました。
ところで、いつ、このライトちゃん一家、ハルさん一家、イエロースポットちゃん夫妻は、春の渡りのために出発したと思いますか。
その結論を先に言うと、2025年4月12日朝以降に出発したのが、足を骨折している幼鳥ラントちゃんいるライトちゃん一家5羽と4羽で行動しているハルさん一家。
また、昨シーズン同様に、最後に春の渡りのためDuck4の定点ポイントから出発したのがイエロースポットちゃん夫妻でした。イエロースポットちゃん夫妻は、4月18日朝までDuck4の定点ポイントにいたのを確認しております。
本日のDuck4ブログでは、2025年4月「越冬数」「幼鳥率」「ハクチョウさんたちの個体識別調査」でわかっているライトちゃん一家、ハルさん一家、イエロースポットちゃん夫妻の春の渡りのために、出発前の様子をお話しします。
飛来越冬数
2025年4月は3家族
青い折れ線グラフが、2025年4月の飛来・越冬数の推移になります。
ところで、昨シーズン。羽をケガした満1歳になった成鳥した子どもランちゃん、2羽の幼鳥、両親と5羽のライトちゃん一家。
秋には、両親と成鳥した子ども3羽の5羽でハルさん一家はDuck4の定点ポイントに飛来していました。しかし、春先に戻って来た時には、奥さんの姿がなく、旦那さんと成鳥した子どもの3羽の4羽の家族になってハルさん一家は戻って来ました。
また、3月上旬に1日だけ立ち寄っていたイエロースポットちゃん夫妻も、4月5日にDuck4の定点ポイントに戻って来ました。
2025年4月12日朝から13日朝にかけて、ライトちゃん一家5羽とハルさん一家4羽は、春の渡りのために出発して行きました。
一方、イエロースポットちゃん夫妻は、2025年4月6日~18日朝までDuck4の定点ポイントにいたのを確認でしていました。しかし、翌19日朝には、イエロースポットちゃん夫妻の姿がなかったので、春の渡りのために出発したようです。
多く残っていた2024年4月
赤い折れ線グラフは、2024年4月の飛来、越冬数になります。
この2024年4月ですが、4月17日まで残っていました。その中には、ライトちゃん一家。ハルさん一家。イエロースポットちゃん夫妻。片方の水かきがないキリちゃんもいました。
そして、最後に出発して行ったのが、今シーズンも最後まで残っていたイエロースポットちゃん夫妻でした。4月17日夕方まで、イエロースポットちゃん夫妻は、Duck4の定点ポイントにいたのを確認。しかし、翌18日朝には、イエロースポットちゃん夫妻の姿はありませんでした。

幼鳥率
2羽のみの幼鳥2025年4月
青い折れ線グラフが、2025年4月の幼鳥率の推移になります。
2025年4月には、唯一。幼鳥を連れていたのはライトちゃん一家が2羽のみでした。
なので、4月になってからは、ライトちゃん一家の足を骨折してしまった幼鳥ラントちゃんとラントちゃんの兄弟いや姉妹かもしれませんが、2羽の幼鳥のみでした。
幼鳥6羽になっていた2024年4月
一方、赤い折れ線グラフが、2024年4月になります。
ところで、2024年4月17日まで、ほぼ20羽前後で推移。
なので、幼鳥率が、2025年4月よりも高くなっています。
この中で幼鳥は、ライトちゃん一家の羽をケガした子どものランちゃん1羽。立ち寄り組の3羽の幼鳥を連れたハルさん一家。迷子のオオハクチョウ2羽がいたからでした。

残っていた家族の話
2年連続トラブルのライトちゃん一家
今シーズン(2024-2025年)のライトちゃん一家ですが、3羽の幼鳥を連れてDuck4の定点ポイントに戻って来ていました。
そして、その後。昨シーズン(2023年-2024年)に幼鳥で羽をケガしてしまったあのランちゃんも満1歳になって、再びDuck4の定点ポイントで一家と合流しました。
ライトちゃん一家が、このDuck4の定点ポイントで越冬中のこと。3羽いたはずの幼鳥1羽が姿を見せなくなり、3羽から2羽に幼鳥が減りました。
その後。幼鳥ラントちゃんは右足を骨折してしまいました。
そんなこともあり、2年連続でライトちゃん夫妻の幼鳥にトラブルが起きたのです。
そのため、今シーズン(2024年~25年)もライトちゃん一家は、足を骨折した幼鳥ラントちゃんの体力が快復するまで、春の渡りの出発をギリギリまで遅らせていたのでした。

(父ライトちゃん🦢)

(母ライムちゃん🦢)

(昨年羽をケガして満1歳ランちゃん🦢)

(足を骨折した幼鳥ラントちゃん🦢)

(もう1羽の幼鳥の子ども🦢)
奥さんがいなくなったハルさん一家
ハルさん一家ですが、両親、満2歳になる子ども、満1歳になる2羽の子どもたちの5羽でDuck4の定点ポイントに戻って来ていました。
しかし、一時、Duck4の定点ポイントから姿を消した5羽のハルさん一家。再び、春になってまたハルさん一家は、戻って来てくれました。
その時には、ハルさん一家は5羽でなく4羽になってしまっていました。
個体識別をしていた白鳥さんをこよなく愛する地元の方の話によると「ハルさん一家で姿を見せなくなったのは、ハルさん一家の母親ではないか!?」とのことでした。

(父ハルさん🦢)

(ハルさん一家の満2歳の子ども🦢)

(ハルさん一家の満1歳の子ども🦢)

(ハルさん一家の満1歳ハルピッピちゃん🦢)
3年連続で立ち寄るイエロースポットちゃん夫妻
イエロースポットちゃん夫妻ですが、2023年4月11日に、イエロースポットちゃんが電線に衝突してクチバシをケガしたのを見たのが最初でした。
そして、昨シーズン(2023年~24年)にも、イエロースポットちゃん夫妻は、Duck4の定点ポイントに立ち寄ってくれました。
今シーズン(2024年~25年)のイエロースポットちゃん夫妻ですが、3月上旬に1日だけ飛来していたのを確認。
その後、てっきり、春の渡りのために出発をしたと思いきや。4月6日にまたイエロースポットちゃん夫妻は、戻って来ました。
しばらく、ライトちゃん一家、ハルさん一家とともにいたのですが、遅れること6日。4月18日朝まで残っていたのを確認しております。
昨シーズンよりも1日遅れで、イエロースポットちゃん夫妻は、春の渡りのために出発したようです。

(イエロースポットちゃん🦢)

(イエロースポットちゃんのパートナー🦢)
まとめ
2025年4月は、昨シーズン2024年~23年同様に、ライトちゃん一家、ハルさん一家、イエロースポットちゃん夫妻が、居残っていてくれました。
ところで、この3家族ですが、いつ春の渡りのためにDuck4の定点ポイントを出発したのでしょうか。
結論を言うと、ライトちゃん一家とハルさん一家は4月12日朝までDuck4の定点ポイントにいたのを確認しております。
出発の数日前から、ライトちゃん一家とハルさん一家が、一緒に飛行練習をしていました。なので、一緒に出発したのではないかと思われます。

(4月11日の早朝。飛行練習前のライトちゃん一家とハルさん一家🦢)
一方、最後に春の渡りで出発したのは、イエロースポットちゃん夫妻でした。4月18日朝までDuck4の定点ポイントにいたのは確認しております。昨シーズンよりも1日遅れで、イエロースポットちゃん夫妻は、春の渡りのために出発したようです。
最後になりますが、10月中旬からDuck4はハクチョウさんの飛来、越冬数のフィールド調査を行ってきました。
そして、イエロースポットちゃん夫妻も出発したので、この6か月に及ぶハクチョウさんの飛来、越冬数のフィールド調査も終了。
皆出発すると、寂しい気持半分。ほっとした気持半分です。
また、来シーズンも顔見知りのハクチョウさんたちが、また元気な姿で戻って来てくれことを、期待を込めて待つことにします。

やっと6か月に及ぶフィールド調査を終え、越冬、飛来組が出発すると寂しい気持ち半分!ほっとした気持ち半分になりますね!🦆
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