🦢【前編】子どもへの愛情深いオオハクチョウのライトちゃん一家~出発前に羽をケガした幼鳥「ラン」ちゃんのお話!

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🦢Swan【白鳥】
Duck4
Duck4

羽をケガした子どもの快復を待って親子一緒に春の渡りで出発したオオハクチョウさん一家の愛情深いお話しです!🦢

はじめに

ライトちゃん一家はここ数年、Duck4の定点ポイントで越冬してくれているオオハクチョウさん一家です。

旦那のライトちゃんは、右側に尾っぽが曲がっていることから、ライトちゃんと呼んでいます。また、奥さんは、ライムちゃんと名付けています。そして、2023年夏に生まれた幼鳥ランちゃんを伴って、Duck4の定点ポイントに戻って来てくれました。

実を言うと、このライトちゃん夫妻は、2023年シーズンには幼鳥ランちゃん。

2024年シーズンには幼鳥ラントちゃん。(後編で紹介)

と2年連続。子どもがケガするというトラブルに見舞われています。

ところで、このライト夫妻ですが、そんなトラブルに見舞われてしまった子どもたちのために、どんな行動をとったと思いますか。

結論を先に言うと、ライトちゃん夫妻は、子どもの快復を待って、4月中旬まで春の渡りの出発を遅らせたのでした。

それも、2024年春には、羽から出血するケガを負った幼鳥ランちゃん。

2025年春には、片方の足を骨折した幼鳥ラントちゃんのためです。

そして、この幼鳥ランちゃんは満1歳になって戻って来て、両親たちとともにDuck4の定点ポイントで冬を越したのでした。

本日のDuck4ブログでは、2024年3月10日。羽から出血するケガを負ってしまった幼鳥ランちゃんのお話しをします。

Duck4
Duck4

この前編ブログでは、2024年春には、羽を出血するケガを負った幼鳥ランちゃんのお話をします!🦢

Duck4
Duck4

後編では、2025年春には、片方の足を骨折した幼鳥ラントちゃんのお話をしますね!🦢

幼鳥ランちゃんのケガ

羽から出血の幼鳥ランちゃん(3月10日)

夕方(2024年3月10日)

ライトちゃんの子どもがケガしているよ!」と白鳥さんをこよなく愛する地元の方が言いました。

撮影すると、羽には血の痕。

(羽に血がついていた幼鳥ランちゃん🦢)

ケガをして、そう時間が経っていないようでした。

ライトちゃんの子どもランちゃんは、ケガをしていたのにもかかわらず、一緒に食べていました。

ライトちゃんの子どもランちゃんが、どの程度のケガかはわかりませんが。

また、心配の種が増えてしまいました。

(羽には血がついていた幼鳥ランちゃん🦢)

ところで、3月10日のライトちゃん一家ですが、早朝、大きな橋でDuck4は見ました。その時には、ライトちゃんの子どもランちゃんはケガをしていませんでした。

なので、3月10日8時~16時の間で、ライトちゃん一家の子どもランちゃんは、ケガしたと思われます。

(3月11日Duck4HPより)

まだ羽には血の痕が(3月11日)

今朝(3月11日)。Duck4の定点ポイントには、ハクチョウさんが158羽(幼鳥28羽)いました。うちコハクチョウさんが111羽(幼鳥25羽)でした。大きな水たまりでフィールド調査中のこと。30羽ほどのハクチョウさんの群れが北の方角へと飛んで行きました。今日は、暖かくなるので、春の渡りでここを離れて行ってもおかしくないと思いました。

ところで、大きな水たまりには、ライトちゃん一家と昨日羽をケガした子どものランちゃんもいました。

ライトちゃんの子どもランちゃんは、両親と一緒にいました。キャベツと細かく切ってライトちゃん一家のそばに投げると、一緒にいた子どものランちゃんも食べてくれました。

食欲はありそうです。

(羽にはまだ血の痕がある幼鳥ランちゃん🦢)

すると、ランちゃんは、大きく羽をバタバタ開きました。

そして、完全に右羽がだらんと垂れ下がってしまった写真がランちゃんの羽の写真が撮れました。

もし羽が折れてしまっていたら、ランちゃんは、飛べないでしょう。

(羽を広げる子どもランちゃん🦢)

それから、ライトちゃん一家は、中洲へと移動して行きました。親子3羽で行動。子どもランちゃんが水中に顔を突っ込んで何か食べ物を探していると、そばで親鳥はじっと子どものランちゃんをも守っていました。

(ライトちゃん一家🦢)

(ライトちゃん一家🦢)

このまま飛べないと、ランちゃんは、まもなくすると、親鳥のライトちゃんたちとは、ここでお別れすることでしょう。

あえて、春の渡りを続けるよりもライトちゃんの子どもランちゃんは、Duck4の定点ポイントに残ってくれた方が生き延びることができると思いました。

また、Duck4もランちゃんのサポートをできるからです。それに、羽をケガして飛べなくなった滞在組も、もちろん、力になってくれるはずです。

(3月11日Duck4HPより)

血の痕がキレイに(3月12日)

小さな橋付近に戻ると、ライトちゃん一家の子どもで3月10日に羽が出血するほどのケガをしていたランちゃんが一生懸命に羽繕いをしていました。

昨日の朝まであった血の痕は、キレイに落とされていました。ランちゃんは羽繕いをしながら傷ついた羽を治そうとしていたのかもしれません。

その後、幼鳥のランちゃんは、両親のライトちゃんたちと一緒に中洲に泳いで移動して行きました。

(血の痕が消えていた幼鳥ランちゃん🦢)

(ライトちゃん一家と子どもランちゃん🦢)

(3月12日Duck4HPより)

Duck4
Duck4

3月10日に子どものランちゃんは羽から出血するケガをしました!12日朝までには、ランちゃんは、血の痕がなくなっていました!🦢

羽繕い(3月13日)

ライトちゃんの姿はみませんでしたが、ライトちゃんの子どもランちゃんが浅瀬で一生懸命に羽繕いをしていました。

羽繕いをして、自分で、羽を治そうとしていたのかもしれません。

(羽繕いをするランちゃん🦢)

(3月13日Duck4HPより)

飛ぶ練習開始ランちゃん

羽をバタバタさせて(3月16日)

そして、急に向かい風が吹くや否や、羽をケガした幼鳥ランちゃんは、両親の前で、羽をバタバタさせて走り出しました。逆風だと飛べると思ったからでしょう。

しかし、幼鳥ランちゃんは飛べませんでした。

そのあと、親子一緒に対岸で餌探しをしていました。

(ライトちゃん一家と子どものランちゃん🦢)

(3月16日Duck4HPより)

まだ飛べるまでには

また、羽をバタバタさせながらライトちゃん夫妻は来ました。

しかし、羽をケガした子どものランちゃんは、羽をバタバタさせて両親を追いかけるように走って来ました。

(羽をバタつかせ追いかけるランちゃん🦢)

(3月17日Duck4HPより)

外見上はわからない(3月23日)

雨があがった夕方(3月23日)。スワンレストランがオープンすると、13羽のオオハクさんたち。多くのカモカモ軍団が集まって来ました。

その時、ライトちゃん一家の親鳥と子どもランちゃんも羽をバタバタさせ走ってやって来ました。幼鳥ランちゃんも、ケガした当初と比べて、羽を大きく広げられるようになりました。外見上からは、ケガしたことがわからないほどまで幼鳥ランちゃんは快復しているようでした。

(3月24日Duck4HPより)

低空で10メートル飛ぶ(3月24日)

今朝(3月24日)。Duck4が浅瀬に下りて待っていると、ライトちゃん一家がやって来ました。

親のライトちゃんともう1羽の親鳥ライムちゃんは、「シャー!シャー!」とDuck4に対して声をあげていました。

ライトちゃんたちの子どもランちゃんは後ろに立っていました。

配合飼料をあげると、親子で食べてはいたのですが、ライトちゃんの方が警戒してか最初、食べませんでした。子どもランちゃんも、ライトちゃんではなくもう1羽の親鳥のそばにくっつていました。

それから、ライトちゃん一家は、一緒に泳いでいました。すると、カモカモ軍団が上流に飛び立っていくと、ライトちゃん一家も一斉に飛び立って行きました。そこには、あの羽をケガした子どものランちゃんもです。

そして、羽をケガしたランちゃんは、低空で数十メートルを飛びました

このあと、ライトちゃん一家は、ここに再び戻って来た時のこと。幼鳥ランちゃんは、羽をバタバタ広げていました。見る限り、力強い羽ばたきになり、ケガしているようには見えないほどに幼鳥ランちゃんは快復しているようでした。

ただ、高く長く飛べるかはわかりません。幼鳥ランちゃんのこともあり、両親もまた、春の渡りをためらっているようでもありました。

(ライトちゃん一家🦢)

(3月24日Duck4HPより)

Duck4
Duck4

親子一緒に子どものランちゃんも低空でしたが10メートルの距離を飛びました!🦢

300メートル飛ぶ

昨日の夕方(3月24日)。スワンラストランがオープンする前のこと。ライトちゃん一家と子どものランちゃんが一緒にいました。すると、穏やかな春の向かい風が吹いた瞬間。両親が飛び立ちました。

それについて行く形で、羽をケガした子どもランちゃんも飛び立ちました。Duck4がいた水たまりを通過。下流の中洲を越えて姿が見えなくなりました。ケガをしたランちゃんも親鳥と一緒に飛んだのでした。

低空でしたが直線距離にして300メートル以上は、子どものランちゃんも飛んだと思われます。

(親鳥と一緒に飛ぶ幼鳥ランちゃん🦢)

そのあと、親鳥のライトちゃんの後ろについてDuck4のところに凱旋して来た子どものランちゃん。親鳥のライトちゃんたちが、子どものランちゃんを連れて一緒に春の渡りをしたい。そんな想いで、子どものランちゃんと飛ぶ練習をしていたのでしょう。

その親鳥の想いに、子どものランちゃんも応えていたに違いありません。

(ライトちゃん一家🦢)

Duck4
Duck4

ケガして2週間後の3月24日。子どものランちゃんは両親とともに300メートル飛びました!🦢

ところで、ケガした頃に、比べて羽をバタバタすることが多くなった幼鳥ランちゃん。そして、戻ってきたら羽を大きく広げてバタバタさせていました。

ただ、ランちゃんの右羽の初列風切羽の1本がないように見えたのがとても気になりました。

(羽を広げる幼鳥ランちゃん🦢)

(3月25日Duck4HPより)

Duck4
Duck4

子どものランちゃんの右羽の一部がないので、本当に高く長距離を飛べるのかわかりませんでしたね!🦢

家族愛

子ども想い父ライトちゃん(3月25日)

ライトちゃん一家で奥さんのライムちゃんは食べるのが好きなのでしょうか。よく、そばまで近づいて来ます。その後ろから、子どものランちゃんが後を追いけてきます。

旦那のライトちゃんは奥さんと子どものランちゃんを守るため周りをキョロキョロ見渡していました。家族想いのライトちゃんです。

(母親ライムちゃんと子どもランちゃん🦢)

(父ライトちゃん🦢)

(3月25日Duck4HPより)

子どもを守る両親(3月28日)

また、ライトちゃん一家はDuck4の目の前を陣取って食べていました。

最初は、子どものランちゃんとライトちゃんの奥さんが食べ、ライトちゃんは辺りを見回していました。しかし、奥さんがずっと食べ続けていたので、ライトちゃんは、奥さんの首を軽く突っついていました。そのため、奥さんは近くに移動して食べ始めました。

そばにいたチンさんとメイちゃんにもあげたのですが、ライトちゃん一家が近づいてきたので、チンさんとメイちゃんは、ライトちゃん一家にその場所を譲っていました。

(ライトちゃん一家🦢)

このあと、ライトちゃん一家は、大きな水たまりに移動するのですが、いつもおコメを給餌する地元の方がおコメをあげ始めると、羽をバタバタさせながら走るライトちゃん一家。その浅瀬には、ミルクちゃんが仁王立ちしていたので、ライトちゃん一家は羽ばたくのを止めて、ミルクちゃんを迂回するようにいつもおコメを給餌している地元の方に近づいて行きました。ライトちゃん一家も、ここの大家のボスのミルクちゃんには、敵わないようです。

幼鳥ランちゃんの羽

1本の羽がない!?(3月28日)

話は変わりますが、なかなか出発ができないでいるライトちゃん一家。子どものランちゃんを置いて行くのが忍びないのかもしれません。そんな羽をケガしたランちゃんですが、練習のしすぎからでしょうか。1本、羽が抜け落ちていているようにも見えました。

これが初列風切羽だったら、飛行を難しくします。家族でナカヨクしている姿を見ると切なくもなります。

ランちゃんの羽のことを考えると、ライトちゃん夫妻は、子どものランちゃんをここにおいて春の渡りをした方が良いとDuck4は思っております。

(幼鳥ランちゃん🦢)

(幼鳥ランちゃんのケガした部位🦢)

(3月28日Duck4HPより)

Duck4
Duck4

ランちゃんの右羽がないように写真からも見えていましたね!🦢

羽が気がかり(4月1日)

飛来組で残っているライトちゃん一家は、今朝もDuck4のところに来ました。それも走ってやって来ました。先頭はライトちゃんの奥さんライムちゃん。次に子どものランちゃん。最後に、ライトちゃんの順です。浅瀬に上陸するときに子どもランちゃんは、羽を大きくバタバタさせました。

あとで、写真を確認すると、やはり、子どものランちゃんの右羽の一番外側の初列風切羽が欠損しているように見えました。

なので、ケガした子どもランちゃんのことが気がかりで出発をためがつらっているライトちゃん夫妻。そんな、まもなく、春の渡りでここを離れる親子は、本当にナカヨシです。

(ライトちゃん一家と羽を広げる子どもランちゃん🦢)

(羽を広げる子どもランちゃん🦢)

(4月1日Duck4HPより)

一緒の一家(4月3日)

ライトちゃん一家は、近づいて来てくれました。羽をケガした子どものランちゃんも一緒。親鳥に守られてランちゃんは、安全に過ごしています。

ただ、もうすぐ、ライトちゃん夫妻は春の渡りでここを離れるはず。Duck4にもう慣れてきているので大丈夫だと思いますが。

両親がここを離れると子どものランちゃんは独りぼっちになるはず。

そのとき、子どものランちゃんは、試練を乗り越えて欲しいと願っております。

(父ライトちゃんと子どもランちゃん🦢)

(4月3日Duck4HPより)

渡りの準備開始

親子で飛行練習(4月5日)

ところで、大きな水たまりで観察していると、ライトちゃん一家は中洲付近から飛び立ちました。そこにはあの羽をケガした子どものランちゃんも一緒でした。

そして、ライトちゃん親子は、どんどん高度を上げ小さな橋の上を通過。上流の空へと消えていったのでした。

いや、これで、Duck4の定点ポイントを離れると思いきやライトちゃん一家は高度を保ちながらDuck4のいる大きな水たまりに戻り下流の中洲からまた旋回して、この大きな水たまりに下りてきました。

(親子で飛ぶランちゃん🦢)

いや、ランちゃんがあんなに飛べるとは思ってもみませんでした。

完全に、長距離飛行できるまでに、羽の状態が完治していれば良いのですが。

飛べるとかえって子どものランちゃんが心配になります。

(ライトちゃん一家🦢)

(4月5日Duck4HPより)

Duck4
Duck4

4月5日。子どもランちゃんも両親と一緒に大空を飛んでいました!🦢

5分ほどの遊覧飛行(4月6日)

そして、6時半ごろのこと。ライトちゃん一家は、飛び立って行きました。そして、あの羽をケガしている子どもランちゃんも両親と一緒にどんどん高度をあげ、5分ほどあたりを旋回してまた戻って来ました。

ここに戻った後には、また親子で羽繕い。そして、羽をケガした子どもランちゃんは、大きく羽をバタバタさせていました。その勢いは、他のハクチョウさんと変わらないほどの強さ。いやそれ以上でした。

3月10日にケガしてもう少しで1月。ライトちゃんの子どもランちゃんは、確実に羽は90%快復していました。あとは、どう親子で決断するかでしょう。

(羽を広げる子どもランちゃん🦢)

(ライトちゃん一家🦢)

(親子で飛行練習する子どもランちゃん🦢)

(4月6日Duck4HPより)

Duck4
Duck4

4月6日。子どものランちゃんは両親とともに、5分ほど飛行練習をしていました!🦢

ケガ前に1本羽がなかった事実

今朝の飛来組、立ち寄り組の出発もあると思ったので、いつもよりも早い時間にフィル―ド調査を開始。すると、下流には、8羽のオオハクさんがいました。よくよく見ると、3羽の幼鳥。飛来組のライトちゃん一家。立ち寄り組のハルさん一家だったことがわかりました。

このあと、ライトちゃん一家とハルさん一家は、ここを飛び立ち、空高く飛び回っていました。

そんな飛んでいる姿を見ると、ライトちゃん一家のこどもの3月10日に羽をケガして出血したランちゃんも、ここまで飛べるようになるとは。まさに奇跡。

そして、一つDuck4がランちゃんのことで気がかりだったこと。右羽の風切羽が欠損しているのではないか。それは、3月10日の事故によるものだとDuck4は思っていました。

しかし、白鳥さんをこよなく愛する地元の方の話によると、ランちゃんは出血する事故の前。2月にはすでに羽が欠けていましたよ!」とランちゃんの羽を広げている写真を地元の方が撮影していたのでわかった事実であります。

話を戻しますが、親鳥も辛抱して子どものランちゃんのために春の渡りの出発を後らせ、親子で一緒にと思ったからに違いありません。

何度も何度も我が子のために、飛ぶ練習をした親鳥の子どもランちゃんへの愛情を感じております。

(4月8日ライトちゃん一家🦢)

(4月8日Duck4HPより)

Duck4
Duck4

子どもランちゃんはケガ前にも、すでに1本羽がなかったことが確認されていました!🦢

「仕切り直し」(4月12日)

今朝4月12日。Duck4の定点ポイントにはハクチョウさんが20羽(幼鳥3羽)いました。そして、もう春の渡りで出発すると思ったので、朝5時に定点ポイントに着きました。

すると、下流の鉄道橋付近には、17羽の成鳥と3羽の幼鳥の姿がいましや。いや、下流に17羽もハクチョウさんが集結しているとは。もしかしたら、飛来組、立ち寄り組の皆はここから飛び立つのではないか。そう思ったDuck4はしばしその場所に留まることにしました。

そして、個体識別すると、滞在組では、ミルクちゃん、チンさん、アドちゃん、ムーアちゃんを確認。もう2羽もいたのですが、おそらく、メイちゃんとノンちゃんだったのかもしれません。

飛来組では、キリちゃん、ライトちゃん一家を確認。立ち寄り組では、ハルさん一家を確認しました。

そして、ミルクちゃんたちは上流へ移動して行きました。しかし、アドちゃんとムーアちゃんだけは、ここに留まりました。アドちゃんは、キリちゃんのそばに行ったのですが、キリちゃんは、眠かったの目をつぶったりしていました。キリちゃんは、アドちゃんには興味がなさそうに見えました。ムーアちゃんは、飛来組の中を泳いでいました。

そして、午前5時40分。6羽のハクチョウさんが飛び立ち幼鳥2羽を連れていたのでハルさん一家でした。まっすぐ大橋に向かって飛び、あの高圧電線を越えて上流へと消えて行ってしまいました。

午前5時44分。キリちゃんとライトちゃん一家は飛び立ちました。すると、そばにいたムーアちゃんは「コ!」と寂しそうに鳴いていました。

立ち寄り組のハルさん一家。キリちゃんやライトちゃん一家もDuck4の定点ポイントを出発してしまったのでしょうか。それから、検証するために、上流へ移動。大橋では、チンさんが待っていたので配合飼料をあげると「ク!ク!」と鳴いてそれから食べていました。

そして、上流のいつもの大きな水たまりに行くと、あの飛び立ったはずの幼鳥2羽、満1歳になるこども、ハルさん夫妻が浅瀬にいました。

それから、午前7時には、下流から飛び立ったあのキリちゃんとライトちゃん一家も、戻ってきていました。

おそらく、先発で飛び立ったハルさん一家を追いかけていたはずが、いないのに気づき、キリちゃんとライトちゃん一家も引き返してきたに違いありません。

今朝の春の渡りで出発したのではと思ったはずの飛来組のキリちゃんとライトちゃん一家。立ち寄り組のライトちゃん一家。また、この大きな水たまりで待っていたイエロースポットちゃんとそのパートナーは、出発の仕切り直しになったようです。

(4月12日ライトちゃん一家🦢)

(4月12日Duck4HPより)

夕方飛び立つも(4月13日~14日)

4月14日。午前6時19分には、4羽のオオハクチョウさんが飛来しました。確認すると、ライトちゃん一家と子どものランちゃん。もう1羽の成鳥のオオハクチョウさんでした。

どうやら、ライトちゃん一家昨日(4月13日)17時17分にキリちゃん、イエロースポットちゃんと一緒に飛び立って行ったのですが、また引き返してきたようです。何か原因でもあったのでしょうか。

(4月13日午後5時17分に飛び立つライトちゃん一家たち🦢)

このあと、いつもおコメを給餌している地元の方からライトちゃん一家、ハルさん一家、迷子のオオハクチョウさん、成鳥のオオハクチョウさん。ミルクちゃん、アドちゃん、メイちゃん、ノンちゃん、ムーアちゃん、デコイちゃんはもらって食べていました。来なかったチンさんは、大橋付近で待っていたので、配合飼料をあげると食べてくれました。

(4月14日Duck4HP)

Duck4
Duck4

4月13日午後5時過ぎ!ライトちゃん一家は仲間たちと飛びたしました!しかし14日朝には、まだライトちゃん一家も戻っていました!🦢

出発せず(4月15日)

午前5時41分に、8羽のオオハクチョウさんが戻って来ました。その一団は、おそらく、Duck4がここに来る前に飛び立ったと思われますが、まだ戻って来たようです。

ところで、その一団は、飛来組のライトちゃん一家。立ち寄り組のハルさん一家でした。

再び帰って来た2組の家族を見て思ったのは、今朝は風がほとんどなく、渡りのため長距離飛行には適していないから戻って来たのではないかとDuck4は考えました

。南から北への強風が吹いている時の方が、エネルギー効率も良いので、それを飛来組と立ち寄り組は待っているかもしれません。

(また戻ってたライトちゃん一家🦢)

(また戻ってたハルさん一家🦢)

(4月15日Duck4HP)

飛び立つも再び戻る(4月16日)

早朝。午前4時55分

定点ポイントに向かっていると4羽のオオハクさんたちが飛んでいました。また、ハクチョウさんの声が聞こえていたので急ぎ行ってみると、そこには、キリちゃん、ライトちゃん一家の飛来組。立ち寄り組のハルさん一家。滞在組のミルクちゃん、チンさん、アドちゃん、ムーアちゃんを確認。

キリちゃんは「コ!」「コ!」と大きな声をあげてこの2組の家族に向かって何か鳴いているようでもありました。

おそらく、飛び立つことを促しているようでした。

すると、ライトちゃん一家、ハルさん一家が首を上げ下げして「コ!」「コ!」と一団で鳴き始めました。その数秒後。ライトちゃん一家、ハルさん一家が滞在組が見守る中、飛び立って行きました。

また、一家が飛び立つのをそばで見ていたキリちゃんも後を追いかけて飛び立って行きました。

ライトちゃん一家、ハルさん一家、キリちゃんの9羽は大橋の手前で旋回。田んぼの方に向かい、高度をどんどん上げながらまた大橋を越えて上流への姿を消えました。

これで、キリちゃん、ライトちゃん一家、ハルさん一家も春の渡りのためDuck4の定点ポイントを出発と思いましたが。

昨日よりも迷子ちゃんが増えて2羽の迷子のオオハクチョウさん。

イエロースポットちゃんとそのパートナー。さっき飛び立ったはずのキリちゃん。ライトちゃん一家。ハルさん一家の姿までもがいました。ライトちゃん一家も戻っていたのでした。

そこに、滞在組のミルクちゃん、チンさん、アドちゃん、メイちゃん、ノンちゃん、ムーアちゃんまでが集結。

今朝のDuck4の定点ポイントには、ハクチョウさんが20羽(幼鳥5羽)いました。昨シーズンは4月22日までコハクさんがいましたが、13羽もこの時季まで残るのは、Duck4は知る限りなかったと思います。

おそらく、早朝、飛来組、立ち寄り組も飛び立って、飛んでみて、風が全く吹いていなかったので、長距離を飛ぶには適当ではないと思い、今朝の出発を見送ったのではないか。とDuck4は、キリちゃん、ライトちゃん一家を見ていて思ったのでありました。

(ライトちゃん一家🦢)

(4月16日Duck4HPより)

Duck4
Duck4

早朝、ライトちゃん一家と子どもランちゃんは、飛ぶ立ったものの再び戻って来ました!

出発の朝(4月17日)

今朝(4月17日)

Duck4の定点ポイントには、ハクチョウさんが20羽(幼鳥5羽)いました。飛来組では、キリちゃん、ライトちゃん一家。立ち寄り組では、イエロースポットちゃんとそのパートナー。ハルさんさん一家。2羽のオオハクチョウの迷子ちゃんたち。滞在組では、ミルクちゃん、チンさん、アドちゃん、メイちゃん、ノンちゃん、ムーアちゃん、デコイちゃんです。皆、大きな中洲付近に集合してきました。

そして、午前5時09分頃。イエロースポットちゃんとそのパートナーが飛び立ちました。でも、他の仲間たちょは追いかけません。

しばらくすると、イエロースポットちゃんたちは、またDuck4の定点ポイントに戻って来ました。

それから、飛来組、立ち寄り組、滞在組が一緒に泳ぎ回っていました。

(泳ぎ回るキリちゃん🦢)

アドちゃんなんかは、羽をバタバタさせて飛ぼうとするモーションをかけていました。きっと、アドちゃんも、一緒について春の渡りをしたいと思っていたに違いありません。

そして、「ク!」「コ!」と首を上下に動かして「そろそろ飛ぼうよ!」という合図をするハクチョウさんもいましたが、なかなか、皆の間合いが合いません。

(集まる立寄組&飛来組ハクチョウさん🦢)

そこで、一時中断。対岸に移動を始ました。しかし、ミルクちゃんだけがDuck4のそばに来ましたが、あとのハクチョウさんたちは全く来ませんでした。

そうしているうち、対岸にいたハクチョウさんたちから「ク!」「コ!」とい首を大きく上げ下げし始め、鳴き声が大きくなった瞬間のこと。

午前5時38分

1羽のハクチョウさんが飛び立つのを見て、一斉に他のハクチョウさんたちも後を追いかけて飛び立ちました。

(一斉に飛び立つハクチョウさんたち🦢)

10羽が飛び立っていたのを見ていた右足の水かきがないキリちゃんも、遅れまいと羽をバタバタさせて後を追いかけて行きました。

(遅れまいと飛び立つキリちゃん🦢)

その後、ライトちゃん、ハルさん一家、2羽のオオハクチョウの迷子ちゃんたち、キリちゃんは、戻って来ませんでした。雨が降り出す早朝に「春の渡り」のためにここを飛び立って行ったのかもしてません。

しかし、先発で飛び立ったはずのイエロースポットちゃんとそのパートナーは戻って来て、デコイちゃん、アドちゃん、ムーアちゃん、ノンちゃん、メイちゃん、チンさんのそばを泳いでいました。

(4月17日Duck4HPより)

Duck4
Duck4

2024年4月17日午前5時38分。ライトちゃん一家と子どもランちゃんは、仲間たちとともに、春の渡りのために出発しました!🦢

まとめ

このライトちゃん夫妻は、2023年シーズンには幼鳥ランちゃん。2024年シーズンには幼鳥ラントちゃん。と、2年連続、子どもがケガするというトラブルに見舞われています。

そして、前編では2023年シーズンに羽をケガした幼鳥ランちゃんのお話しました。

ところで、このライト夫妻ですが、2年連続でトラブルに見舞われてしまった子どもたちのために、どんな行動をとったと思いますか。

結論を先に言うと、ライトちゃん夫妻は、子どものランちゃんの快復を待って、4月中旬まで春の渡りの出発を遅らせのでした。

幼鳥ランちゃんの場合は、出血の痕は2日ほどの消えました。それからは、幼鳥ランちゃんは、羽をバタバタさせて走るようになりました。ケガから6日目のことです。

ケガから14日後には、幼鳥ランちゃんは、10メートルほどですが飛べるようになりました。それから、徐々に距離を伸ばして親子で、Duck4の定点ポイントを飛ぶ回ってもいました。4月に入ってからは、親子で5分ほど遊覧飛行もしました。

ただ、飛べるようにはなったものの一つ幼鳥ランちゃんには気がかりの種があったのでした。それは、1本羽が欠けていたからです。

その欠けたのがケガの前だったのか。それともケガ後に1本羽が欠けてしまったのかで事情はかなり変わります。

その時、白鳥さんをこよなく愛する地元の方が「幼鳥ランちゃんはケガの前に、すでに羽が1本なかったんですよ!写真で確認しましたよ!」ランちゃんは、大丈夫という確信が持てる情報を話してくださいました。

2024年春には、ライトちゃん一家の他に、ハルさん一家、キリちゃん、イエロースポットちゃん夫妻が4月中旬になっても残っていました。

何度も、ライトちゃん一家は、仲間たちと飛び立つのですが、Duck4の定点ポイントに戻って来ていました。そして、ついに、2025年4月17日午前5時09分羽をケガした子どものランちゃんとライトちゃん夫妻。ハルさん一家。キリちゃん。迷子の2羽のオオハクチョウさんは、春の渡りのために出発して行ったのでした。

父ライトちゃんと母ライムちゃんはケガした子どもランちゃんが快復すると信じて待っていたからこそ、親子で春の渡りで出発できたのに違いありません。これも、親の愛情なのでしょう。

その幼鳥ランちゃんですが、満1歳になり親鳥と2024年に生まれた兄弟と合流。Duck4の定点ポイントで、父ライトちゃんと母ライムちゃんたちと越冬していました。

Duck4
Duck4

2024年2月10日に羽をケガした幼鳥ランちゃんは両親とともに4月17日早朝春の渡りでハルさん一家、キリちゃんとともに出発。翌シーズンには、満1歳になったランちゃんは、父ライトちゃん、母ライムちゃん、3羽の弟もしくは妹に合流して越冬したことが確認されています!🦢

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