ハクチョウさんの見守り保護活動とフィールド調査を行っていますDuck4です。今日のテーマは11月下旬のハクチョウさんの飛来数です。
はじめに
2020年11月下旬。11月21日~30日。Duck4の定点ポイントでは、平均、何羽のハクチョウさんたちが飛来もしくは留まっていたのか?毎朝。日の出ともに約30分間で、約1キロほどの距離の定点ポイントでハクチョウ類の数を調査していました。その結果は、「成鳥のハクチョウ類」が、46羽。「幼鳥のハクチョウ類」が、5羽。「11月下旬の平均飛来数」は51羽でした。そのうち5羽は、羽をケガしているオオハクチョウさんも含まれている数字です。また、「幼鳥率」は、10.8%でした。
11月下旬の平均飛来数は51羽だったよ!
幼鳥率は10.8%だったんだよ!
11月下旬のハクチョウ類の飛来数の特徴
今シーズンの飛来数の推移の変化
2020年度11月下旬のハクチョウさんたちの飛来数は、11月21日の39羽。11月30日の80羽と約2倍に増えました。しかし、幼鳥数は、11月23日の9羽が最高に、11月28日、29日は両日とも1羽の幼鳥のみになりました。幼鳥数の変動は約9倍になりました。
幼鳥は、1家族。それも1羽だけになった日もあったんだよ!あのスミスさん一家の子どもだったよ!
急に幼鳥が9分の1まで少なくなった理由!?
ハクチョウさんの飛来数がこの10日で約2倍。幼鳥数は9分の1になった日もありました。その理由について考えてみると、また、定点ポイントにコハクチョウさんの群れが戻ってきたのが、大きかったようです。しかし、幼鳥数の減少の定かな理由がわかりませんでした。
数えている途中で飛び立ったオオハクチョウさん一家
例えば、2組の幼鳥を連れた家族が残っていたのですが、1組の3羽の幼鳥を連れたオオハクチョウさん一家が、Duck4が数えている途中で、早々と餌場の田んぼへと飛び立って行ったことが、十分に考えられます。その理由として、11月30日早朝。ちょうど、Duck4が数えている時に、目の前を飛び立っていた3羽の幼鳥を連れたオオハクチョウさんを目撃したからです。
この3羽の幼鳥を連れたオオハクチョウさん一家は、Duck4の定点ポイントを塒にしているものの、あまり強い家族ではないため、給餌中には近づけないこともあり、餌を求めて田んぼに出かけたのかもしれれません。そのため、幼鳥率10%と低い数値になっています。
すでに100羽越えしていた昨シーズンの飛来数
昨シーズンの2019年11月21日~30日のハクチョウ類の飛来数は、成鳥が89羽。幼鳥が12羽。合計101羽。幼鳥率は、11.8%でした。今シーズンと比べた場合。ハクチョウ類の飛来数は、昨シーズンの方が約2倍になりました。幼鳥数も7羽以上と昨シーズンの方が多くなっています。幼鳥率は、1.8%ほど今シーズンの方が悪くなっています。
昨シーズンは100羽越えしていたけど、
今シーズンはまだ50羽だったんだよ!
急に増えた日の天気は!?
今シーズンの11月29日は、50羽の飛来数でした。しかし、翌日の11月30日は、80羽の飛来数になり、1日で30羽。Duck4の定点ポイントでは飛来数が増えました。そこで、この両日の天気はどうだったのかを調べてみると、次のようでした。11月29日午前9時の天気は曇り。この日の最高気温は11度でした。翌11月30日午前9時の天気は雨。この日の最高気温は11.1度ほぼ同じ気温です。両日ともに午後は晴れています。天気図を見ると、太平洋側に低気圧が発生していました。
まとめ
今シーズンの飛来数は、11月初旬に早々と100羽越えをしましたが、それ以降11月中旬は47羽。11月下旬が51羽とハクチョウさんの飛来数が半分以下になってしまいました。11月初旬に寒波がやって来てから、中旬、下旬は例年よりも暖かい日が多かったこともあり、ハクチョウさんたちの南下が遅れていたのかもしれません。
そして、幼鳥率が低い理由に関しては、このDuck4の定点観察ポイントだけのことなのか。それとも、他の全国の越冬地でも同じような状況なのかは、比較してみないと、今のところは、なんとも言えませんが、わかりませんでした。
これからも、このハクチョウさんたちの越冬数の調査は、定点ポイントで継続していきます。
このハクチョウさんの飛来数の調査は、
また続けるのでよろしくお願いします!
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