ハクチョウさんの初飛来は昨シーズンよりも早かったものの、越冬数が少ない2023年10月のお話をします!🦢
はじめに
2023年10月11日。コハクチョウさん1羽がDuck4の定点ポイントに初飛来。いよいよ飛来組ハクチョウさんシーズンが始まりました。
ちなみに、昨シーズン(2022年)の初飛来は、10月15日だったので、4日早くなりました。
ところで、Duck4の定点ポイントでは、今シーズンのハクチョウさんの飛来状況には、ある一つの特徴があることに気づきました。
それは、何だと思いますか。
結論を先に言うと、今シーズン(2023年)10月は、ハクチョウさんの初飛来は昨シーズン(2022年)10月よりも早くなったこと。
しかし、今シーズン(2023年)10月の飛来数は、昨シーズン(2022年)10月よりも少なくなっています。
昨シーズン(2022年)は、10月31日にはハクチョウさんの飛来数が100羽を超えていました。
しかしながら、今シーズン(2023年)は、10月31日にはハクチョウさんが30羽ほどでかなり少ないです。
本日のDuck4ブログでは、2023年10月11日以降のハクチョウさん飛来数の特徴。また、滞在組ハクチョウさんの日々の様子も合わせてお話しします。
2023年10月「秋の渡り」の初飛来は10月11日でした!
2023年10月初飛来情報
北海道クッチャロ湖は10月6日
北海道浜頓別町にあるクッチャロ湖では、2023年10月6日に、16羽が初飛来しています。
昨シーズンは、2022年10月5日に、2羽が初飛来していました。
今シーズン(2023年)は、昨シーズン(2022年)よりも1日遅い初飛来になったようです。
宮城県伊豆沼内沼は10月8日
また、宮城県にある伊豆沼・内沼周辺では10月8日にコハクチョウさんの初飛来が確認されています。
初飛来は平年よりも1日早く。昨シーズンよりも1日遅い初飛来になったそうです。
Duck4の定点ポイントは10月11日
Duck4の定点ポイントでは、2023年10月11日早朝。1羽のコハクチョウさんが下りて来てくれました。
また、上空を下流に向かってハクチョウさんが通過して行きました。
昨シーズン(2022年)の初飛来は、10月15日だったので、今シーズン(2023年)は4日早くなりました。
2023年10月と2022年10月飛来数比較
30羽台の2023年10月「秋の渡り」
青い折れ線グラフが、2023年10月のハクチョウさんの越冬数になります。2023年シーズンの初飛来は、10月11日。1羽のコハクチョウさんが飛来してきました。
そして、羽をケガして飛べない6羽の滞在組ハクチョウさんと合わせて7羽をDuck4の定点ポイントでは記録しています。
ちなみに、6羽のみの日がありますが、この日は、滞在組ハクチョウさんの6羽のみの確認になります。
そして、6羽のみになった理由としては、Duck4の調査開始時間が6時30分頃なので、その前に、飛来組ハクチョウさんたちが餌場にお出かけしてしまったことも十分に考えられます。
最終日の10月31日早朝の調査時にも、午前6時40分ごろまで。飛来組ハクチョウさんのすべてが、Duck4の定点ポイントを飛び立ち、餌場に向かったと思われます。
100羽台に達した2022年10月「秋の渡り」
赤い折れ線グラフが、2022年10月のハクチョウさんの越冬数になります。2022年10月の初飛来は、10月15日でした。
その初飛来以降。毎日、Duck4の定点ポイントでは、滞在組ハクチョウさんの6羽。のみならず飛来組ハクチョウさんの越冬も見られました。
そして、10月下旬には、90羽台のハクチョウさんが確認。10月31日には110羽に達しました。
10月下旬で、100羽を超えるハクチョウさんがいたのは、Duck4は調査をして初めてのことになりました。
オオハクチョウとコハクチョウの割合
2023年10月いっぱいのオオハクチョウさんとコハクチョウさんの越冬数の総数から割合を出すと、コハクチョウさんが33.5%。オオハクチョウさんが66.5%でした。
ところで、ピーク時の12月~2月にかけて、コハクチョウさんが22%。オオハクチョウさんが78%。Duck4の定点ポイントでは、オオハクチョウさんが多数派になります。
なので、秋の渡りが始まったばかりには、コハクチョウさんの割合が若干ですが高くなりました。
滞在組ハクチョウさんの状況
6羽の滞在組オオハクチョウの履歴
Duck4の定点ポイントには、滞在組ハクチョウさんは6羽。
群れのボスのミルクちゃん。
メスの一番高齢のチンさん。
満9歳の性格が優しいアドちゃん。
2020年5月からいるメイちゃん。
2020年11月上旬に羽をケガしたノンちゃん。
2022年11月下旬の幼鳥の時に、羽をケガして飛べなくなった満1歳になったムーアちゃんです。
滞在組ボスのオスのミルクちゃん!
滞在組で一番ご高齢と思しきおばあちゃんスワンのチンさん!
満9歳の優しい性格のアドちゃん!
しっかりもののメイちゃん!
首が長くて美形なノンちゃん!
満1歳になったムーアちゃん!
強い飛来のオオハクチョウさんはまだ
その滞在組ハクチョウさんたちですが、いつもの年だと、飛来組が100羽以上になります。
強い幼鳥を連れたオオハクチョウさん一家が飛来すると、今まで、自分たちが守ってきた縄張りから追い出されてしまいます。
まだ、そんな強いオオハクチョウさん一家は来ていないので、自分たちの縄張りは守ることができています。
弱い飛来組に声をあげるアドちゃん
今シーズンは、まだ飛来組も少ないこと。コハクチョウさんが多いこと。大人しい性格のオオハクチョウさんの飛来であること。
そのため、滞在組ハクチョウさんの中で、強くない満9歳のアドちゃんでも、「コォ!コォ!」と大きな声をあげて、「あっち行けよ!ここは、滞在組の縄張りだ!」と。
弱そうな飛来のオオハクチョウさんに一生懸命叫んでも、アドちゃんは攻撃されずにすんでいます。
アドちゃんも頑張って弱そうな飛来のオオハクチョウさんに対して大きな声をあげて追い払っているよ!🦢
(大きな声をあげる満9歳アドちゃん🦢)
満1歳ムーアちゃん攻撃をして勝利
2022年11月下旬のこと。
まだ灰色の羽に覆われていた幼鳥のオオハクチョウさん。
ムーアちゃんは羽をケガして飛べなくなりました。
そして、このDuck4の定点ポイントで滞在組ハクチョウさんの仲間入り。先輩ハクチョウさんたちに、もまれながらも逞しく成長していきました。
そして、飛来組のオオハクチョウさんが「秋の渡り」で戻ってくると、満1歳になったムーアちゃんは、自分よりも弱そうなオオハクチョウさんにケンカを挑み勝ちました。
ムーアちゃにとっても、「ここは自分の縄張り!」という意識が芽生えてきていることを見ていてDuck4は実感いたしました。
(満1歳のムーアちゃん🦢)
まとめ
2023年10月「秋の渡り」の特徴は2つあります。
①初飛来が2023年10月11日と昨シーズンと比較して4日早くなりました。
②2023年10月シーズンは、ハクチョウさんたちの渡りがゆっくりなのか、2023年10月31日早朝でも33羽でした。
ちなみに、2022年10月31日早朝には、110羽のハクチョウさんを記録。
寒い日が少ないことから、ハクチョウさんの秋の渡りが遅れているようです。
11月以降!毎年、ここで越冬していた仔たちが再会できますことを心より願っております!🦢
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