🦢地震・大雨でほとんどいなくなったもののまた戻って来たコハクチョウさん【2月中旬越冬数調査】

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🦢Swans
Duck4
Duck4

震度6の地震。大雨で川が増水。一時はハクチョウさんたちがいなくなったものの、またDuck4の定点ポイントに戻って来たのが、今日のDuck4ブログのテーマです。

はじめに

毎朝。Duck4は、越冬しているハクチョウさんを数えています。日の出直後から30分間。河川敷を下流から上流へ向けて1キロの距離にいるハクチョウさんをカウントしたものを記録。そのチェック項目は、越冬数。成鳥数。幼鳥数です。そこから、幼鳥率も算出しています。

また、コハクチョウさんも数えるのですが、早朝なので寝ていることも多く、判別不能ことが多いので参考程度に記録を続けております。

さて、今日のDuck4ブログは、今シーズン2021年2月中旬の越冬数調査のお話です。

結果を先にお知らせすると、平均越冬数は、92羽。昨シーズン2020年の2月中旬が184羽だったので、92羽も少なくなりました。その理由は、土砂を取り除く工事で、塒にあったヨシ原がなくなったこと。流れをよくするために浅瀬も削られたことにあったと思われます。

それに加え、2月13日夜11時08分。震度6の地震をDuck4の定点ポイントを襲い、驚いたハクチョウさんたちが、真夜中にもかかわらず奇声を上げて飛び回っていたそうです。それと、大雨で川が増水した2月16日早朝には、30羽まで数を減らしました。

メイちゃん
メイちゃん

やはり、地震は怖かったよ!ここで、こんな大きな揺れを経験したのはメイちゃんにとって初めてだったよ!

今シーズンと昨シーズン2月中旬の越冬数比較

2021年2月中旬の平均越冬数は97羽

2021年2月中旬(2月11日~20日)の平均越冬数は、92羽。うち平均幼鳥数は、8羽。平均幼鳥率は、8.6%で幼鳥率の目安となる10%以下になりました。2月上旬に続き、2月中旬も幼鳥率の若干の回復が見られたものの、まだ低いままでした。

2020年2月中旬の平均越冬数は184羽

昨シーズンの2020年2月中旬(2月11日~20日)の平均越冬数は、184羽。うち平均幼鳥数は22羽。平均幼鳥率は、11.9%でした。

昨シーズンよりも92羽も少なくなった平均越冬数

今シーズンと昨シーズンの越冬数を比較すると、今シーズンの2020年度が₋92羽も少なくなりました。しかしも、今シーズンの幼鳥率は8.6%。昨シーズは11.9%。今シーズンは、昨シーズンよりも3.3%少なくなり、幼鳥率が低い状態も続いています。

スミスお父さん
スミスお父さん

今シーズンの幼鳥率はかなり低いようだあ!

スミスお母さん
スミスお母さん

オオハクチョウの幼鳥では、うちの子だけの日もあったね!

今シーズンの日ごとの越冬数

越冬数がかなり変動した2021年2月中旬

2月中旬に最大値を記録したのが2月12日。越冬数が123羽。うち幼鳥が9羽。最低値を記録したのが2月16日。越冬数が37羽。うち幼鳥が2羽でした。コハクチョウさんも50羽(幼鳥7羽)もいたのです。

2021年2月11日から20日までの越冬数が、100羽を超えたのが5日間(2月11日、12日、13日、19日、20日)。39羽~123羽と越冬数の変動がかなり大きくなりました。

ところで、最大値を記録した2月12日の天気ですが、最高気温9.6度。最低気温₋1.2度。晴時々薄曇り。積雪ゼロでした。

最低値を記録した2月16日の天気ですが、雪一時曇り。最高気温11.3度。最低気温1.4度。積雪1センチでした。前日15日から大雨が降り、翌16日朝には川が増水していました。

積雪の影響

積雪を記録したのが、2月16日、17日、18日の3日間。ありました。そして、積雪があった翌日。16日には39羽。17日には88羽。18羽には98羽とまた増えてきました。そして、19日以降は、まだハクチョウさんたちがDuck4の定点ポイントにも戻って来て100羽越えするようなったのです。

地震の影響

震度6の揺れがあったのが2月13日夜11時08分。その後、奇声を上げながら上空を飛び回っているハクチョウさんが目撃されています。

その地震前の13日朝。108羽のハクチョウさんがいました。うち、49羽のコハクチョウさんが下流域で確認できました。

しかし、翌14日朝。57羽のみのハクチョウさん。50羽ほどがDuck4の定点ポイントから姿を消していました。

そのうちコハクチョウさんが5羽のみ。44羽のコハクチョウさんたちは、地震に驚き飛び立ってしまったようです。

アドちゃん
アドちゃん

地震の翌朝は57羽になったね!

ほとんどのコハクチョウさんたちは去って行ったね!

大雨の影響

大雨は2月15日から降り始め、翌朝には、冬には珍しく川が増水していました。2月15日朝には76羽のハクチョウさんがいましたが、翌16日朝には、39羽のみとなりました。1日で37羽も減らしてしまったのです。

調査時間が朝7時前後だったので、もしかしたら、その前に飛び立ってしまったことも考えられます。しかし、この日に限っては、もうDuck4の定点ポイントから旅立ってしまったのかと思うほど静かでした。

チンさん
チンさん

大雨の後。

あの日の早朝は37羽だったね!

定点ポイントがとても静かだったよ!

一時激減したコハクチョウさんも関係

Duck4の定点ポイントの多数派はオオハクチョウさん。少数派ですがコハクチョウさんも越冬しています。そして、2月11日、12日、13日と40~50羽のコハクチョウさんたちを確認できました。

しかし、地震の翌14日には5羽のみ。16日にも4羽のみと回復せず。15日の大雨で川が増水して移動してしまったようです。

地震、大雨でコハクチョウさんたちは、Duck4の定点ポイントを離れてしまったと思いきや、2月18日以降、またコハクチョウさんたちが戻り始めました。2月20日には47羽のコハクチョウさんまで回復しました。

どうやら一時的に越冬数を減らした要因は、コハクチョウさんにあったようです。一方、オオハクチョウさんは、大雨の翌16日以外は、50羽~70羽で推移しています。

ずっと、この冬越しをしていたオオハクチョウさんの北帰行は、2月下旬以降を考えているのかもしれません。

ミルクちゃん
ミルクちゃん

群れのコハクチョウさんたちもいるけど、

地震の後は一時いなくなったなあ!

まとめ

2月中旬の越冬数は、123羽いたハクチョウさん。地震と大雨の影響で39羽まで一時減らしました。しかし、2月19日以降は100羽まで回復。20羽ほどはDuck4の定点ポイントを去り北帰行を始めたようですが、まだ50羽~60羽のオオハクチョウさんたちは残っています。

ところで、日によって越冬数が若干回復した理由には、地震、大雨で驚いたコハクチョウさんが、戻って来たからだと、Duck4は考えております。

(群れのコハクチョウさんたち)

Duck4
Duck4

2月中旬には20羽ほどのハクチョウさんたちが、

Duck4の定点ポイントを去り、北帰行を始めたようです。

コメント

  1. うい より:

    今年はハクチョウさんにとって散々でしたね!
    思ったより寒いぞ!?👉暑い!!👉なんだ!?揺れてるぞ!
    な、感じで。なんだか申し訳ないというか、本当にgo to トラブル💦
    来年は安心させてあげたいので、また来て欲しいです。

    • Duck4duck4 より:

      ういさんへ

      こんばんは!

      こちらの飛来組と滞在組のハクチョウさんたちにとっては、いろいろな出来事がいっぺんに来ましたよね!
      工事による餌場の減少。地震。大雨。
      そのたびに、ハクチョウさんたちが急にいなくなりましたが、
      また、北帰行前に戻って来ましたね!

      安心できる環境であって欲しいものですよね!🦢🦆

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