
今日のDuck4ブログでは、例年よりも遅れたミルクちゃんの換羽のお話をします。
はじめに
2015年よりこの7年ほど滞在組のハクチョウさんたちの換羽の様子を観察してきたDuck4。今シーズンも換羽の様子を観察していたところ6月25日。滞在組オオハクチョウさんのチンさんが。6月29日には、ミルクちゃんの換羽が始まっていたことを、確認できました。
このミルクちゃんの換羽開始日は、例年よりもかなり遅れています。その理由として、滞在組のリーダーになったミルクちゃんが、強くなり発情に目覚めたことにあるのではないかと。Duck4は考えております。
ところで、この「換羽」とは、一年間身にまとっていた古い羽が、新しい羽に変わることを言います。ハクチョウさんたちの場合は、すべての羽が抜け落ちるので、約1か月ほど空を飛べなくなります。その換羽のタイミングですが、ハクチョウさんたちには、個体差があるようです。
ちなみに、滞在組ハクチョウさんたちの場合は、6月中旬ごろから8月中旬までの間に行われているようです。羽が抜け落ちてから約一月ほどかけてメインの風切羽が新しく伸びます。
今日のDuck4ブログでは、例年よりも遅れて始まった滞在組リーダーのミルクちゃんの換羽のお話をします。

今シーズンの換羽の始まりはいつもよりも遅くなったミルクちゃんだよ!
今シーズンの換羽
6月21日ごろから。ミルクちゃんは、壊死している骨折している古い風切羽が抜け落ちそうになっていました。ただ、なかなか抜け落ちなくて新しい羽が伸びてきているのを確認できませんでした。
そして、やっと、6月29日。ミルクちゃんが陸に上がってDuck4のそばに来たときに、骨折している右側の羽から2本の新しい羽軸が現れているのを見つけました。
昨シーズンの2020年が6月22日だったので、今シーズンの2021年が6月29日と昨年と比べて7日も遅れたミルクちゃんの換羽の始まりでした。

(2本の新しい羽が伸びてきたミルクちゃん)
換羽が一番遅かった今シーズン
2016年シーズンより6回。2016年が6月22日。2017年が6月23日。2018年が6月18日。2019年が6月19日。2020年が6月22日でした。しかし、2021年が6月29日と一番遅いミルクちゃんの換羽開始日になりました。
ちなみに、古い風切羽が抜けはじめ、新しい羽が数本伸びてきた段階を換羽開始日としています。
なぜ遅れたのか!?
ミルクちゃんの換羽がなぜ遅れたのか?
これは推測の域なのですが、ミルクちゃんの発情期と関係していたのではないかと思います。
ところで、2020年5月まで滞在組のリーダーはオスの斑ちゃんでした。しかし、4月中旬に姿を消し、5月にお星さまになりました。滞在組で強いオスがいなくなったことで、ミルクちゃんがこの滞在組の中では一番強いオオハクチョウさんになり、群れを支配するようになったからです。
特に、顕著にミルクちゃんの強さが現れたのが、2020年夏ごろから。2021年3月ごろからは、しょっちゅう大きな声で雄叫びをあげるようになりました。それは、相手かまわず飛来組の幼鳥オオハクチョウさんに対してもでした。
また、斑ちゃんのお相手だったメスのチンさんをミルクちゃんは追い回して一緒に雄叫びをあげるようになったのです。
そんなミルクちゃんの雄叫びも、6月中旬ごろに少なくなり、おとなしくなってきました。
おそらく、換羽が遅れた理由には、ミルクちゃんの発情とも関係しているのではないかとDuck4が考えています。

(古い風切り羽が落ちたミルクちゃん)
まとめ
今シーズンのミルクちゃんの換羽は、今まで6回ほど開始日を確認してきた中で、一番遅くなりました。その遅れた理由として、ミルクちゃんが滞在組のリーダーになり強い立場になったことで、発情に目覚めたことにあるのではないかと。Duck4が考えております。
そして、6月29日から約1月間。風切羽が完全に伸び切るまでのミルクちゃんの換羽の進み具合を観察を続けて行こうと思っております。

ミルクちゃんの換羽が遅れた理由に、滞在組のリーダーになり、群れの中で一番強い立場になったことで発情に目覚めたこともあるのではないかとDuck4は考えております。

(換羽が始まった日のミルクちゃん)
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