今日のDuck4ブログでは、滞在組のミルクちゃんが迷子ちゃんたちをお節介までの面倒を見ようとするお話です。
はじめに
Duck4の定点ポイントで、見守り保護活動をしている羽をケガして飛べないオオハクチョウさんが、5羽います。
2012年からずっといるのが、ミルクちゃんとチンさん。2015年3月からいるアドちゃん。2020年5月からいるメイちゃん。2020年11月からいるノンちゃんです。
その5羽には力関係があり、滞在組のリーダーは、2012年からずっといるミルクちゃんになっています。
今日のDuck4ブログでは、この滞在組のリーダーの、自分の子どもでもないのにもかかわらず、よく幼鳥迷子たちの面倒を見ているミルクちゃんのお話をします。
(一緒に食事する幼鳥のロングちゃん、滞在組のミルクちゃん、幼鳥のオトちゃん)
子どもの面倒を見るようになったミルクちゃん
オオハクチョウのミルクちゃんの性格
ミルクちゃんは、2012年からずっとここに棲みついているオオハクチョウさんです。
性格は、マイペース。時々、独りで、ぷらっとお出かけすることもあります。そして、とてもヒト慣れしていて、Duck4のそばまで来ます。羽を触っても嫌がることもせず動じません。
2020年4月までいた以前のリーダー斑ちゃんが姿を消し5月に夭折。それから、ミルクちゃんが実質上の滞在組のリーダーになったのです。
2020年4月から滞在組のリーダーになったオオハクチョウのミルクちゃんです!
ミルクちゃんの性格はマイペース。好奇心も強くヒトと接するのが好きですよ!
最近のミルクちゃん
今年の3月ごろに入ってからでしょうか。ミルクちゃんは、親と離れてしまった迷子ちゃんたちの面倒を見るようになったのです。
普通だったら、自分の縄張りに入り込んでいるハクチョウさんたちは敵。攻撃して追い払うのですが。なぜか、迷子ちゃんたちを、追い払ったり攻撃したりという行動をミルクちゃんは取りません。
(ミルクちゃんと幼鳥のオトちゃん)
大きな声を上げて鳴くミルクちゃんに応える幼鳥たち
迷子ちゃんたちのそばまで泳いで近づくミルクちゃん。すると、「コォ!コォ!」と首を空高く伸ばしてミルクちゃんは大声で鳴きます。
そうすると、迷子ちゃんたちも、ミルクちゃんの声に反応。「コ!コ!」と半分戸惑いながらも、一緒に鳴きかわします。このお互い鳴きかわす行動は、ツガイのハクチョウさんたちもよくする行動です。
なので、自分の子どもではないのですが、まるでミルクちゃんはお節介を焼くように、自分の子どものように接しています。
最後まで残っている幼鳥オオハクチョウのオトちゃん、ロングちゃんは、一緒にミルクちゃんの鳴きかわします。まるで、ミルクちゃんと幼鳥のオト&ロングちゃんは「親子」のようです。す。
(一緒に鳴くミルクちゃん&幼鳥のオトちゃん。そばにいる幼鳥のロングちゃん)
まとめ
以前、ミルクちゃんが、こんなに幼鳥たちにやさしくすることはなかった思います。
しかし、この幼鳥のオトちゃん&ロングちゃんの前にも、同じようにオオハクチョウの迷子ちゃん兄弟がいて、一緒に鳴きかわしをしたことがありした。その迷子ちゃん兄弟も、北帰行のために、ミルクちゃんたちから離れて行ったのです。
その他にも、気になる行動が。それは、中洲の高いところで、クチバシで枝を咥えて集めているミルクちゃんを何度も見たことがあります。おそらく、巣作りでもしていたのかもしれません。ということは、羽をケガする前。ミルクちゃんは子育てをした経験があるオオハクチョウさんということも考えられます。
また、前のリーダーがいなくなり、自分が滞在組のリーダーになったことで、「子育てをする本能」が目覚めたようにも見えるのです。
幼鳥たちのそばに行って一緒に鳴きかわすミルクちゃん!
まるで、迷子ちゃんたちの親代わりのようでした。
「子育てをする」本能が目覚めたのかな!?
「コォ!コォ!」?
(首を空高く伸ばして鳴くミルクちゃん)
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