今日のDuck4ブログでは、片足を引きずって歩く成鳥のコハクチョウさんがDuck4の定点ポイントで過ごした16日間の記録です。
はじめに
立ち寄り組の「成鳥のコハクチョウ」さんは、3月中旬頃からDuck4の定点ポイントで見られるようになりました。
この成鳥のコハクチョウさんですが、ケガしているのか、片足を引きずって歩きます。来た当初は警戒心もありました。数日後には、もうDuck4のそばをウロツクかのように、泳ぎまわるようになったのです。
そんな、片足を引きずって歩く成鳥のコハクチョウさんですが、4月3日土曜日夕方を最後にDuck4の定点ポイントを春の渡りのために離れて行きました。
そして、その3日午前中。居残りハクチョウさんの調査の時には、他のオオハクチョウさんと一緒に浅瀬で休んでいたのですが、この成鳥のコハクチョウさんは、そばまで歩いて来たのです。
Duck4が帰る時も、この成鳥のコハクチョウさんはそばまで飛んで来て見送ってくれたのです。何か「ありがとう!」とでも、挨拶に来てくれたのかもしれません。
今日のDuck4ブログでは、この片足を引きずって歩く成鳥のコハクチョウさんのお話をします。
片足を引きずって歩くコハクチョウさん16日間の記録
3月18日に立ち寄り組と一緒に飛来
3月18日のHP「ヒュッゲなハクチョウさんプロジェク」では、69羽のハクチョウさんに増えていました。その時に、急に立ち「寄り組のハクチョウ」さんたちが増えたのでした。
その中に、今日の主人公。片足を引きずって歩く「成鳥のコハクチョウ」さんも飛来したのかもしれません。そして、4羽の迷子のコハクチョウさんの群れもです。
でも、4羽の幼鳥のコハクチョウさんの群れは、片足を引きずって歩くコハクチョウさんとは別行動をしていました。
片足を引きずって歩く成鳥のコハクチョウさんのHPからの記録
3月19日のHP
3月19日のHPから、この成鳥のコハクチョウさんが登場します。飛来組、滞在組のハクチョウさんに混じって行動を始めたようです。その中には、あの5羽のスミスさん一家もいました。また、昨日ブログで紹介した2羽幼鳥兄弟のオオハクチョウさんもです。
(成鳥のコハクチョウさん)
3月23日のHP
また、成鳥の(片足を引きずって歩く)コハクチョウさんも混じっています。結構、懐っこい仔でした。
「スミスさん一家は北帰行したかも!?」
3月24日のHP
4羽の幼鳥のコハクチョウさんの他、1羽の成鳥のコハクチョウさんも残っています。このコハクチョウさんたちも最近やって来たようなので、立ち寄り組ではないかと思って見ています。
「スミスさん一家が北帰行で出発した後もまだ居残っているハクチョウさんたちのお話!」
(生え際と左右にある黒い斑点がトレードマークの成鳥のコハクチョウさん)
3月25日のHP
4羽の幼鳥のコハクチョウさんの群れは、いなくなっていました。しかし、1羽だけ成鳥のコハクチョウさんは、まだ残っていました。
「30羽まで減ったハクチョウさんたち!」
この成鳥のコハクチョウさんは、結構、近くまで来てくれます。クチバシの両側に2つある黒い斑点が、特徴的な仔です。
3月26日のHP
ただ、4羽の迷子のコハクチョウさんとは別行動をしていますが、北帰行で離れる時には、(この成鳥のコハクチョウが)一緒に連れて行って欲しいと願っております。
「幼鳥のハクチョウさんが10羽!」
(成鳥のコハクチョウさん)
3月27日のHP
4羽の迷子のコハクチョウさんたちの姿はありませんが、1羽の成鳥のコハクチョウさんは、オオハクチョウさんたちに混じっていました。
「2羽の迷子ちゃんたちの親代わりをしているミルクちゃん!」
歩くときに片足を引きずるのが、気になります。ただ、ケガをしていても飛べるので、おそらく、一緒に北帰行をするのではないかと思います。
3月29日のHP
今朝もまた、片足を引きずって歩く成鳥のコハクチョウさんをおいて、4羽の幼鳥のコハクチョウさんの群れは、早々に飛び立って行きました。
「早々に飛び立つ4羽の幼鳥のコハクチョウさんの群れ!」
3月30日のHP
それから、気になるハクチョウさんたちであるキリちゃんとキリちゃんのパートナー。足を引きずって歩くコハクチョウさん。ノンちゃん。チンさん。メイちゃんも普段と変わらない様子です。
「幼鳥12羽&アドちゃんの出血!」
4月1日のHP
そして、1羽の成鳥のコハクチョウさん。片足を引きずって歩くものの飛ぶのは問題なさそうです。
「サクラが満開になってもまだ20羽残っているハクチョウさん!」
(飛び立つ片足を引きずって歩く成鳥のコハクチョウ)
4月4日のHP
実を言うと、昨日のお昼の居残り調査の時。4羽の幼鳥のみのコハクチョウさんたちが、下流域に戻って来ていました。もしかしたら、今まで朝もいて、Duck4がフィールド調査を始める前に、餌場へとお出かけしていて会っていなかっただけかもしれません。
「あの片足を引きずって歩く成鳥のコハクチョウさんも春の渡りで離れたかも!」
でも、今朝は、4羽の幼鳥のコハクチョウさんたち。そして、あの片足を引きずって歩く成鳥のコハクチョウさんの姿がありません。
成鳥のコハクチョウさんは、春の渡りのため、Duck4の定点ポイントを離れて行ったのかもしれません。
そう思う理由に、昨日の昼、ハクチョウさんたちの様子を見ていたところ、成鳥のコハクチョウさんは、Duck4のそばに向かって歩いて来たのです。
その後、Duck4は帰る時のこと。すると、その成鳥のコハクチョウさんは、そばまで飛んで来ました。
「もうすぐ帰るよ!ありがとう!」と足が悪い成鳥のコハクチョウさんがあいさつに来てくれたのかな。
と勝手にDuck4は、想像したのでした。
(そばまで飛んで来た成鳥のコハクチョウさん)
まとめ
片足を引きずって歩く「成鳥のコハクチョウ」さんのトレードマークはクチバシの模様が独特。生え際が黒くて、左右に黒い斑点のようなほくろがあります。個体識別が容易な仔です。
なので、また、来シーズン飛来してきても識別できることでしょう。
おそらく3月18日前後に飛来。4月3日夕方までこの片足を引きずって歩く「成鳥のコハクチョウ」さんは居残っていたので、4月4日早朝にはDuck4の定点ポイントを離れて行ったのかもしれません。
そして、あの4羽の迷子のコハクチョウさんを連れて行ってだと良いのですが。
足が不自由なので、長旅は心配ですが、成鳥のコハクチョウさんがここの一休みして16日間は、Duck4にとっても忘れられない思い出となりました。
(片足を引きずって歩くコハクチョウさん)
前日。そばまで来てくれた片足を引きずって歩く成鳥のコハクチョウさん。きっと「もうすぐ帰るよ!ありがとう!」とあいさつに来てくれたのかもしれません。
無事に春の渡りできますよう。また4羽の迷子のコハクチョウさんと旅を続けていればと思います。
あのクチバシの模様は独特なので来シーズンやって来たらすぐわかりそうです!
再会を待っています。
コメント
やはり全体像でみると、コハクさん!って感じですね。
ころっとしていてかわいらしいんですよねー。
足が悪くても飛べる子は飛べるのですね。いや、飛べる飛べないで無く、本能の赴くままというのが正しい表現かもしれません。
ういさんへ
こんにちは!
水の中で泳いでいると首も細くて小さく見えました!
16日間、このコハクチョウさんは立ち寄ってくれて、
そばまで来てくれて、最後は挨拶!?まで来てくれましたね!
ここでは、珍しい、ヒト慣れしてたコハクチョウさんだったようですね!🦢
足が悪くても、本能なのでしょうか?
このコハクチョウさんは、北帰行のために離れて行きました!
迷子の4羽のコハクチョウさんの姿もないので、
この足の悪いコハクチョウさんが連れて行ったのかなとも思っています!🦢