今日のDuck4ブログでは、最北のハクチョウさんの中継地。稚内【大沼】の飛来数のお話です。そろそろ「春の渡り」のピークを迎えそうです。
はじめに
日本・最北のハクチョウさんたちの中継地。稚内市にある大沼。この大沼ですが、「春の渡り」では、5000羽近くが立ち寄ります。
また「秋の渡り」でも、数千羽ほどが数日ほど羽休めをしてから、それぞれの越冬地へと向かってハクチョウさんたちは南下して行きます。
ただし、真冬の大沼は、結氷するので1羽もいなくなります。
今日のDuck4ブログでは、そろそろ「春の渡り」のピークを迎えるハクチョウさん飛来数の推移を先日、紹介したクッチャロ湖と比較してお話をします。
(大沼のハクチョウさん)
大沼の飛来ハクチョウさんの特徴
「秋の渡り」「春の渡り」の中継地
日本、最北端の大沼。ここは、「秋の渡り」「春の渡り」のハクチョウさんたちの「中継地」です。そして、中継地と言うことは、「真冬にはハクチョウさんはいるの!?」という疑問を持たれる方もいるかもしれません。答えは、Noです。
大沼が完全に結氷するので、ハクチョウさんがいなくなります。なので、ハクチョウさんたちを目の前で観察できるバードハウスも3月25日までは休館になるようです。
飛来数の【4月】の推移
4月1日には、18羽だった飛来数。4月6日には、127羽。4月12日には、1051羽。4月16日には、2358羽。4月18日には、3752羽になりました。
南で越冬していたハクチョウさんが春の渡りで日本最北の中継地。大沼にも集まっていることが、この数字からもわかるかと思われます。
中継地【大沼】と越冬地【クッチャロ湖】の飛来数比較
クッチャロ湖は、大沼よりも60キロ南下したところにある越冬地です。この大沼とクッチャロ湖ですが、4月中旬以降。南で越冬していた多くのハクチョウさんたちも、立ち寄ちよるようになってきました。
ところで、赤線グラフ【クッチャロ湖】は4月16日までですが、ハクチョウさんが6326羽に達していました。
また青線グラフ【大沼】は、3752羽(4月18日)には達したのです。
このグラフからは、大沼、クッチャロ湖ともに「右肩上がり」に飛来のハクチョウさんが増えまもなく「春の渡り」のピークを迎えることでしょう。
ハクチョウさん近くで見られる大沼にあるバードハウス
給餌が行われている大沼
大沼にあるロッチ風の施設「バードハウス」からは、ハクチョウさんたちの様子を観察できます。
飛来数をカウントしている管理人さんも常住しているので、いろいろ鳥さんたちのことも聞けて、たくさんのことを教えてもくれました。
ところで、この大沼でも、ハクチョウさんたちへの給餌がバードハウス周辺で行われています。ただ、一般のヒトの餌付けは、鳥インフルエンザのときから禁止。
しかしながら、この大沼で給餌が行われているのには理由があります。それは、周りが牧草地なので食害を抑えるためだそうです。
(給餌に集まるハクチョウさんたち)
大沼【バードハウス】への行き方
何度か、大沼に行ったことがあるDuck4。この大沼は、稚内空港から3キロほど離れたところにあります。
グレゴリーのバックパックを背負って歩いてDuck4は、空港からだと徒歩45分ほどで行けました。また路線バスで声問で下車。徒歩20分です。
このバス停からは、クッチャロ湖のある浜頓別方面へのバスも1日2本しかありませんが発着しています。
(大沼、ロッチ風も建物がバードハウス)
まとめ
今回は、最北の中継地。大沼のハクチョウさんのお話をしました。
浜頓別町にあるクッチャロ湖と「春の渡り」の4月を比較してみると、もうそろそろハクチョウさんの飛来のピークを迎えるようでもあります。
また、この続きは、Duck4ブログで紹介する予定でいます。さて、今シーズンの「春の渡り」のピークが、いつになるのでしょうか。北限の中継地、大沼からも目が離せないです。
大沼のハクチョウさん飛来数情報は、
稚内市大沼野鳥観察館のHPにあります。
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