今日のDuck4ブログは、立ち寄り組の4羽の幼鳥のコハクチョウさんの群れ。2羽のオオハクチョウさんの迷子ちゃんのお話です。
はじめに
3月中旬になると、ここで越冬していた飛来組のほとんどのハクチョウさんたちも、北帰行のため旅立って行きます。
しかし、今シーズンは、まだ多くの越冬していた飛来組のハクチョウさんたちが、Duck4の定点ポイントに居残っています。その中には毎シーズン、越冬してくれるオオハクチョウのスミスさん一家。今シーズンは、1羽の幼鳥。成鳥した2羽の子どもたちと一緒にいます。
昨シーズンは3羽の幼鳥を連れて来ていました。そのスミスさん一家は、2020年3月19日までいました。今シーズンの北帰行は、若干遅れているようです。
飛来組とは対照的に、どこか他の越冬地にいたハクチョウさんたちが、Duck4の定点ポイントに立ち寄るようになりました。
先日は10羽以上の頭が赤茶けたオオハクチョウさんの群れが1日だけ逗留。翌日には、飛び立って行きました。
それから、この数日、幼鳥4羽だけのコハクチョウさんたちがいます。また、親鳥がいない2羽の迷子のオオハクチョウさんもいます。
今日のDuck4ブログでは、この立ち寄り組のハクチョウさんたち。今シーズンいる親鳥とは別れ幼鳥の子どもたちだけでいる群れのお話をします。
幼鳥のみの立ち寄り組
4羽の幼鳥のコハクチョウさんたち
親鳥がいない4羽の幼鳥だけでいるコハクチョウさんの群れがいます。
ところで、この4羽のコハクチョウさんの幼鳥ですが、早朝6時過ぎると中洲を超えて下流へ泳いで来て、一番先にDuck4の定点ポイントを飛び立って行きます。幼鳥のみの群れなのですが、その団結力はすごいものがあります。
Duck4にも近寄ることが全くないので、ヒトには警戒心を持っているようです。おそらく、ヒトを頼らない環境で育ったコハクチョウさんではないかと思われます。
2羽の迷子のオオハクチョウさんたち
とてもヒト慣れしている迷子ちゃんたち
こちらも親鳥がいない2羽の幼鳥だけのオオハクチョウさんが、この数日います。
ところで、この2羽のオオハクチョウさんの幼鳥ですが、こちらはとてもヒトにも慣れているようです。浅瀬にいると、Duck4のそばまで近づいて来ます。
おそらく、ヒトが近づく越冬地の環境にいたのかもしれません。
可愛がる滞在組のミルクちゃん
その親鳥がいない2羽の幼鳥だけのオオハクチョウさんに、羽をケガした滞在組のオオハクチョウさんのミルクちゃんは、接近しています。今朝なんかは、「コォ!コォ!」と鳴きながら、この2羽の幼鳥の後をつけていたのです。威嚇の攻撃のため!?と思ったのですが、どうやらそうでもなさそう。
成鳥のオオハクチョウさんが幼鳥に近づいて来たときに、ミルクちゃんは羽を広げ大声をあげて追い払っていました。まるで2羽の迷子ちゃんたちを守る親鳥!?のような働きをミルクちゃんは行ったのです。
そのため、信用してなのかこの2羽の迷子のオオハクチョウさんは、ミルクちゃんの後ろをついてきました。
また、午前中に行っていると、この2羽の幼鳥のオオハクチョウさんは、ミルクちゃんとアドちゃんのそばで休んでいました。いつもは見せないミルクちゃんのその不可解な行動が気になりましが、迷子ちゃんたちがお気に入りなのか面倒を見ているようでした。
また夕方も、この2羽の迷子ちゃんは、ミルクちゃんと一緒です。なのか馬が合うミルクちゃんと2羽の迷子ちゃんたちなのでしょうか。
(2羽の迷子ちゃんを守るように羽を広げて追い払うミルクちゃん)
まとめ
3月中旬になると、ここでずっと越冬していた飛来組のハクチョウさんたちも離れるはずなのですが、まだまだスミスさん一家を含め50羽近く残っていることもあります。
そして、違うところで越冬していたハクチョウさんたちが立ち寄ることもあるのです。その中には、親鳥から離れた幼鳥だけでいる群れもあります。今シーズンもやはり幼鳥だけ。4羽の幼鳥のコハクチョウさんの群れ。2羽のオオハクチョウの迷子ちゃんたちでした。2羽のオオハクチョウさんの迷子ちゃんの方が、ヒト慣れしていて、滞在組のミルクちゃんからも可愛がられれているようです。
このフィールド調査のあと。津波注意報が発令され河川敷からもサイレン音が聞こえていますが、この4羽のコハクチョウの迷子ちゃんたちと2羽のオオハクチョウの迷子ちゃんが驚きのあまり平常心を失っていないことを願っております。
なお、今朝も、立ち寄り組の4羽の幼鳥のコハクチョウさんの群れ。2羽の幼鳥のオオハクチョウさんたちも、Duck4の定点ポイントに居残っていました。
(羽を広げるミルクちゃんと2羽の迷子のオオハクチョウさん)
ミルクちゃんは立ち寄っている2羽の幼鳥のオオハクチョウさんを可愛がっているよ。
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