🦢【2024年3月編】雪と寒波によりハクチョウさんがまた100羽超えのお話!

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🦢Swans
Duck4
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雪と寒波の影響で3月もかかわらずハクチョウさんの数が100羽を超えた理由をお話します!🦢

はじめに

毎朝6時30分ごろから7時30分の1時間。前と後ろにリュックサックを背負って、下流から上流の1.5キロほどの定点ポイントでハクチョウさんを数えるフィールド調査を行っているDuck4。

主に、「越冬数」「幼鳥率」「オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合」「ハクチョウさんたちの個体識別調査」を記録しています。

その2024年3月1日~31日までの調査結果で、次のようなことがわかりました。

結論を先に言いますと、2024年3月の越冬数は、2024年2月11日に早くも100羽を切ったのでしたが。2024年3月1日~11日かけて1日を除くほぼすべての日で、100羽以上になったこと。

2024年3月の幼鳥率は、10%を超えた日もありました。しかし、2023年3月の幼鳥率よりも低くなりました。

オオハクチョウさんコハクチョウさんの割合」は、41%オオハクチョウさん。59%コハクチョウさんとなりました。

本日のDuck4ブログでは、2024年1月「越冬数」「幼鳥率」「オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合」「ハクチョウさんたちの個体識別調査」から飛来組オオハクチョウさんの春の渡りのお話。立ち寄り組オオハクチョウさんのお話も合わせてします。

Duck4
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2024年3月の特徴

🦢3月前半にも100羽超え

🦢幼鳥率が10%台キープ

🦢コハクチョウさんが59%

2024年3月越冬数

急に寒くなり100羽超え【2024年3月1日~15日】

寒気の影響2024年3月前半

青い折れ線グラフは、2024年3月1日~15日までのDuck4の定点ポイントの越冬数の推移になります。例年だと、3月になると暖かくなり、ハクチョウさんの越冬数も減るはず。

しかし、2024年3月は、急に真冬な寒さが戻りました。3月4日、6日、8日、9日、10日、13日には、雪も降りました。3月に入っても真冬並みの寒さが続きました。

なので、日によっては200羽近くまでになったのでした。

Duck4
Duck4

2024年3月前半は、寒くなり6回も雪が降りましたね!⛄

暖かかった2023年3月前半

赤い折れ線グラフは、2023年3月1日~15日までのDuck4の定点ポイントの越冬数の推移になります。

2023年は、早く暖かくなりました。

そのため、3月6日以降は、35羽前後とずっとここで越冬していたオオハクのスミスさん一家。ナミエちゃん&ユーちゃん一家。常連のオオハクチョウさんたちが残っていました。

また、2024年3月にもいた幼鳥のカーブちゃん。右足の水かきがないキリちゃんも、2023年3月には、Duck4の定点ポイントに残っていたのでした。

Duck4
Duck4

2023年3月は記録的な暖かさでハクチョウさんたちも早く春の渡りで出発。残っていたのは、ここで越冬していた常連のオオハクチョウさんのみでしたね!🦢

コハクチョウさんが多く残ったいた影響【2024年3月16日~31日】

コハクチョウさんが残る2024年3月後半

青い折れ線グラフは、2024年3月16日~31日までのDuck4の定点ポイントの越冬数の推移になります。

日によって変動がありましたが、3月23日までは50羽以上と多くハクチョウさんたちが越冬していました。

この要因は、コハクチョウさんの群れが3月23日までDuck4の定点ポイントに残っていたからでした。

そして、2024年3月24日には、すべてのコハクチョウさんが、ここを離れて行ってしまいました。

それからは、オオハクチョウさんのみになりました。

Duck4
Duck4

2024年3月後半は、3月24日までコハクチョウさんの群れがたくさんいたので、多くなりましたね!🦢

常連の飛来組が残っていた2023年3月後半

赤い折れ線グラフは、2023年3月16日~31日までのDuck4の定点ポイントの越冬数の推移になります。越冬数の推移を見ると、30羽~40羽いました。

そして、3月28日には、43羽いました。

しかし、翌朝29日までには33羽になり10羽が春の渡りのために、Duck4の定点ポイントを出発したようでした。

その出発したオオハクさんの中には、スミスさん一家(ポールお父さん、マーガレットお母さん、幼鳥のドゥちゃん、満3歳の子どもあいちゃん)。幼鳥のカーブちゃん。右足の水かきがないキリちゃんもでした。

Duck4
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2023年3月後半は、常連オオハクチョウさんのスミスさん一家、キリちゃんが3月28日まで残ってくれていたよ!🦢

幼鳥率10%台キープ【2024年3月】

青い折れ線グラフは、2024年3月1日~15日。2024年3月16日~31日までのDuck4の定点ポイントのハクチョウさんの幼鳥率の推移になります。

一方、赤い折れ線グラフは、2023年3月1日~15日。2023年3月16日~31日までのDuck4の定点ポイントのハクチョウさんの幼鳥率の推移なります。

青い折れ線グラフの2024年3月と赤い折れ線グラフの2023年3月の幼鳥率の推移を比較すると、青い折れ線グラフの2024年3月の幼鳥率の推移が低くなっていることがわかります。

その理由に、今シーズン(2023年~2024年)までここで越冬していたオオハクチョウさんの家族の幼鳥数が少なかったことにあります。

以前に幼鳥を連れて来ていて、この数年、個体識別ができているブライスさん一家は3羽の幼鳥が最高。

他、カスバートさん一家が1羽の幼鳥。ライトちゃん一家が1羽の幼鳥のみだったからでした。

Duck4
Duck4

2024年3月シーズンはオオハクチョウさん一家の幼鳥が少なかったですね!けどコハクチョウさん一家の幼鳥が多かったので、幼鳥率10%をキープできたよ!🦢

オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合

総数でもコハクチョウさんが多い

2024年3月1日~31日までDuck4の定点ポイントに越冬していたハクチョウさんの総数は2740羽でした。うちオオハクチョウさんが1124羽コハクチョウさんが1616羽でした。

59%がコハクチョウさん

2024年3月1日~31日までDuck4の定点ポイントに越冬していた割合はオオハクチョウさんが41%コハクチョウさんが59%でした。

オオハクチョウさんとコハクチョウさんの数が逆転。

コハクチョウさんたちが、Duck4の定点ポイントに多く立ち寄っていたという、珍しいことが起きていました。

Duck4
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2024年3月は前半、真冬のような寒さで、本来ならば春の渡りで出発しているはずのコハクチョウさんが3月24日まで留まってくれていたよ!

飛来組オオハクチョウさんのお話

「春の渡り」のため出発した飛来組

スミスさん一家

2022年~23年シーズンには、スミスさん一家は5羽。お父さんのポールさん、お母さんのマーガレットさん、子どものドゥちゃん。後から合流した満3歳のあいちゃん、満2歳のエリザベスちゃんで行動していました。

しかし、2023年~24年シーズンには、スミスさん一家。お父さんのポールさんは、ついにDuck4の定点ポイントには戻って来てくれませんでした。

11月中旬ごろ。ポールさんの奥さんマーガレットさん。12月22日ごろ。満4歳になったマーガレットさんの子どもで満4歳になったあいちゃんが合流しました。

その後、親のマーガレットさんと子どもの満4歳になったあいちゃんは、つかず離れずの親子関係がDuck4の定点ポイントで越冬していました。

そんなお母さんのマーガレットさんと満4歳になったあいちゃんは、2024年2月29日を最後にDuck4の定点ポイントには姿を見せなくなりました

2024年2月29日朝には134羽いました。翌3月1日には118羽。20羽近くが春の渡りのために出発したようです。その中にはお母さんのマーガレットさんと満4歳のあいちゃんも一緒だったようです。

2023年シーズンには、3月28日までスミスさん一家がDuck4の定点ポイントにいてくれたのとは違い。2024年シーズンは、ひと月も早くお母さんのマーガレットさんと満4歳のあいちゃんは春の渡りのために出発しまったのでした。

I(マーガレットお母さん🦢)

(満4歳の子どものあいちゃん🦢)

満1歳カーブちゃん

2023年-2024年シーズン。満1歳になったカーブちゃんは、2024年1月7日にDuck4の定点ポイントに戻って来ていました。

そして、10日ぐらいした後のこと。カーブちゃんは、成鳥のオオハクチョウさんといつも一緒に行動するようになりました。どこに移動するのもカーブちゃんは、その成鳥のオオハクチョウさんと一緒。

そして、カーブちゃんとその成鳥のオオハクチョウさんとハッピーリングをつくるほどのナカヨシになったのでした。

出発する前日にも、カーブちゃんはそのカーブちゃんとお友達と一緒にハッピーリングを作っていました。それは、まるで、「これからハネムーンに出かけるから撮影してよね!」と言ったラブラブぶりにも見えたほどでした。

そんなカーブちゃんもお友達と一緒に2024年3月19日朝から20日朝に、Duck4の定点ポイントを離れ、春の渡りのために出発しました。

2022年-23年シーズンは、3月28日~29日の間に、スミスさん一家、キリちゃんたちと一緒にカーブちゃんは春の渡りで出発しているので、今シーズンのカーブちゃんの出発は1週間以上早くなったことになります。

(ハッピーリングを作るカーブちゃん)

まだ残っている飛来組

居心地が良すぎて居残っている右の水かきがないキリちゃん

2023年-24年シーズン。キリちゃんは、2023年12月22日ごろにDuck4の定点ポイントに戻って来ました。

その後、キリちゃんは、滞在組の近くで行動するようになりました。中でも、アドちゃんに好かれたのか、キリちゃんに近づくようになりました。一緒に「コォ!コォ!」と大きな声をあげる仲にもなりました。

滞在組にも認められる数少ない飛来組オオハクチョウさんがキリちゃんになっています。

どうもそんな滞在組にも好かれていてこのDuck4の定点ポイント居心地が良いのか。2022年-23年シーズンのキリちゃんは2023年3月28日~29日朝の間には、スミスさん一家、幼鳥カーブちゃんたち共に春の渡りのためDuck4の定点ポイントを出発していました。

しかし、2023~2024年シーズンのキリちゃんは、居心地が良いのかまだ居残っています

(2024年3月17日キリちゃん🦢)

子どもの羽のケガで出発をためらうライトちゃん一家

ライトちゃんは一家は1羽の幼鳥ランちゃんを連れた3羽の家族。

他に、2023年~24年シーズンは、3羽の幼鳥を連れたブライスさん一家。1羽の幼鳥を連れたカスバートさん一家の3組の飛来組オオハクチョウが幼鳥を連れて越冬していました。

しかし、2024年3月10日夕方のこと。ライトちゃん一家の子どもランちゃんは、羽から出血を伴うケガを負ってしまいました

そのため、子どものランちゃんのケガのこともあり、ライトちゃん一家は、春の渡りの出発を延期しているようです。

傷が癒えてからは、飛ぶ練習を開始。ケガをしてから2週間後には子どものランちゃんも飛べるまでに快復しております。

(2024年3月27日ライトちゃん一家🦢)

3月下旬に来た立ち寄り組

イエロースポットちゃんのお話

2023年4月11日。1羽のオオハクチョウさんが電線に衝突。クチバシに出血を伴うケガを負ってしまいました。そのケガをしたオオハクさんはイエロースポットちゃんでした。翌12日には、イエロースポットちゃんは、パートナーと一緒に春の渡りでここを出発して行きました。

そして、2023年~24年シーズンも、イエロースポットちゃんはイエロースポットちゃんのパートナーとともに、Duck4の定点ポイントに立ち寄ってくれています。

3月23日ごろからずっとイエロースポットちゃんとイエロースポットちゃんのパートナーは、Duck4の定点ポイントで留まっています。

(イエロースポットちゃん🦢)

(イエローちゃんのパートナー🦢)

ハルさん一家

2羽の幼鳥、3羽の成鳥で行動しているオオハクチョウさんが2024年3月25日7時30分頃。Duck4の定点ポイントに飛来。この5羽のオオハクチョウさんが、ハルさん一家なのです。

そのうち1羽は、昨シーズン生まれた幼鳥上げりで満1歳になる子どもであることが、白鳥さんをこよなく愛する方の個体識別調査で、分かっております。

このハルさん一家ですが、昨シーズンにもこのDuck4の定点ポイントに立ち寄り組として来ています。その時には、3羽の幼鳥を連れての飛来でした。

(ハルさん一家🦢)

まとめ

2023年~24年シーズンは、2月も過去最高の暖かさ。Duck4の定点ポイントで越冬していた飛来組オオハクチョウさんの春の渡りが早まりました。

しかし、急に寒くなった3月。3月前半には、6日も雪が降りました。

そのため、本来ならば、コハクチョウさんたちもDuck4の定点ポイントを春の渡りのために出発しても良いはずなのですが。3月下旬まで、コハクチョウさんが残っていました。

例年だと、オオハクチョウさんが多くなるのですが、2024年3月に限ってみれば、コハクチョウさんの数が多くなりました。

それと、特に、オオハクチョウさん一家の子どもの数が少なかったです。なので、幼鳥率は下げる要因にもなりました。

2023年~24年シーズンは、飛来組オオハクチョウさん一家で残っていたのは、羽をケガした子どもランちゃんがいるライトちゃん一家のみとなりました。

それから、例年通りに、立ち寄り組のオオハクチョウさんが3月下旬に飛来。イエロースポットちゃんとハルさん一家は、ハクチョウさんの個体識別調査の結果。2022年~23年シーズンにも立ち寄っていたことがわかったのでした。

Duck4
Duck4

例年のように、立ち寄り組のオオハクチョウさんも、3月下旬になるとDuck4の定点ポイントに飛来してきましたね!🦢

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