🦢【2024年2月】暖かさと降雪に影響されたハクチョウさんの春の渡りのお話!

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🦢Swans
Duck4
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2月としては記録的な暖かさで、ハクチョウさんの春の渡りが早かったお話しをします!🦢

はじめに

毎朝6時30分ごろから7時30分の1時間。前と後ろにリュックサックを背負って、下流から上流の1.5キロほどの定点ポイントでハクチョウさんをカウントするフィールド調査を行っているDuck4。

主に、「越冬数」「幼鳥率」「オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合」を記録しています。

その2024年2月1日~29日までの調査結果で、次のようなことがわかりました。

結論を先に言いますと、2024年2月の越冬数は、2024年2月11日に早くも100羽を切ったことでした。

幼鳥率」は、今シーズン(2024年2月)は、10%以下の日が多くありました。

その理由として、飛来組オオハクチョウさん一家の子どもが3家族のみ。また、幼鳥の数自体、少なかったことが影響したようです。

オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合」は、66%がオオハクチョウさん。37%コハクチョウさんとなりました。

本日のDuck4ブログでは、2024年1月「越冬数」「幼鳥率」「オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合」。

あと、発信機をつけたメスのオオハクチョウのナツキちゃんが2日ほど飛来していたお話も合わせてします。

Duck4
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2024年2月の特徴

🦢越冬数が2月中旬に100羽切った

🦢幼鳥率が10%を切っていたこと

🦢コハクチョウさんが3割いたこと

2024年2月越冬数

記録的な暖かさで早くも100羽切る【2024年2月1日~15日越冬数】

青い折れ線グラフが2024年2月1日~15日のDuck4の定点ポイントの越冬数の推移になります。

2024年2月11日早朝から、Duck4の定点ポイントでは、すでにハクチョウさんの越冬数が100羽を切ってしまいました。

特に、2024年2月15日には、最高気温21度を記録。2月としては過去最高の暖かさになりました。

赤い折れ線グラフは、2023年2月1日~15日のDuck4の定点ポイントの越冬数の推移にまりますが、300羽から減りましたが170羽近く残っていました。

Duck4
Duck4

2024年2月13日 最高気温14度

2024年2月14日 最高気温18度

2024年2月15日 最高気温21度

2024年2月16日 最高気温15度

記録的な暖かさの影響で越冬していたハクチョウさんたちも早くも春の渡りを始めていましたね!🦢

Duck4
Duck4

2024年2月11日以降。

越冬数が100羽切りました!🦢

14センチの降雪(2月22日)以降また戻って来た越冬数【2024年2月16日~29日】

青い折れ線グラフが、2024年2月16日~29日までのDuck4の定点ポイントのハクチョウさんの越冬数の推移になります。ほぼ100羽を切っていましたが、うるう年である2024年2月29日は、134羽のハクチョウさんの越冬数を記録しました。

この理由に、2月22日に14センチの降雪があったことです。

急に雪が降り、寒くなったことで、多くのコハクチョウさんの群れが、Duck4の定点ポイントにやって来たからです。

中継のため春の渡りの途中でコハクチョウさんが立ち寄ったのではないかと、Duck4は考えております。

Duck4
Duck4

2月22日に14センチの降雪により、またハクチョウさんたちの越冬数が増えてきましたね!⛄🦢

2024年2月幼鳥率

幼鳥率10%を切る【2024年2月1日~15日】

青い折れ線グラフが、2024年2月1日~15日までの幼鳥率の推移になります。

赤い折れ線グラフが、2023年2月1日~15日までの幼鳥率の推移です。

比較すると、2024年2月1日~15日までの幼鳥率が低くなっています。幼鳥率10%超えの日は、4日のみでした。

これは、ここで越冬していた飛来組オオハクチョウさん一家3組のみが幼鳥を連れていました。うち1組の家族が3羽の幼鳥を連れていました。他2組の家族が、それぞれ1羽の幼鳥を連れていただけでした。

Duck4
Duck4

幼鳥率が低くなった原因の一つが飛来組オオハクチョウさん一家の幼鳥数が少なかったことですね!🦢

10%を切る幼鳥率【2024年2月16日~29日】

青い折れ線グラフが、2024年2月16日~29日までの幼鳥率の推移になります。

赤い折れ線グラフが、2024年2月16日~28日までの幼鳥率の推移です。

比較すると、青い折れ線グラフの2024年2月16日~29日までの幼鳥率が低くなりました。幼鳥率が10%を超えた日が9日ありました。しかし、幼鳥率10%以下のも5日ありました。

オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合

2024年2月1日~29日までDuck4の定点ポイントに越冬していたハクチョウさんの総数は、3418羽でした。うちオオハクチョウさんが2281羽。コハクチョウさんが1137羽でした。

2024年2月1日~29日までDuck4の定点ポイントに越冬していた割合はオオハクチョウさんが66.7%コハクチョウさんが33.3%でした。

Duck4
Duck4

オオハク&コハクの割合

🦢オオハクチョウさんが3分の2

🦢コハクチョウさんが3分の1

飛来組オオハクチョウさん一家3組

3羽の幼鳥を連れたブライスさん一家

2021年から2022年シーズンには、6羽の幼鳥を伴ってDuck4の定点ポイントに越冬してたブライスさん一家

2023年から2024年シーズンにも、3羽の幼鳥を伴ってDuck4の定点ポイントで越冬しています。

ずっと越冬しているオオハクチョウさんの中では、3羽の幼鳥ですが、今シーズンは、一番の大家族になっています。

(ブライスさん一家 2024年1月3日🦢)

1羽の幼鳥を連れたカスバートさん一家

2021年から2022年シーズンには、5羽の幼鳥を伴ってDuck4の定点ポイントで越冬していたカスバートさん一家

2023年から2024年シーズンにも、1羽の幼鳥を伴ってDuck4の定点ポイントに戻って来てくれて、越冬していました。

(カスバートさん一家🦢)

ライトちゃん一家

親鳥の1羽が、お尻のあたりの右側の羽が広がっているので、ライトちゃんと名付けてフォローしていたオオハクチョウさんの1羽でした。

そして、2023年から2024年シーズンには、1羽の幼鳥を伴ってライトちゃん一家は、越冬していました。

(ライトちゃん🦢)

(ライトちゃんのお相手🦢)

(ライトちゃん一家の子ども🦢)

発信機をつけたナツキちゃん飛来

2023年12月23日。宮城県の伊豆沼で、調査のためにカメラ付き発信機を取り付けられた10羽のオオハクチョウさんのうち1羽がメスのナツキちゃんです。

調査のために、捕獲されたときの体重は11キロでした。

ナツキちゃんにはパートナーと一緒に行動しているのではないかと思われましたが、別の子だったようです。

ところで、2024年2月11日夕方のこと。

発信機を取り付けられたナツキちゃんがDuck4の定点ポイントに現れました。そして、翌朝までナツキちゃんはいたようです。

その後、ナツキちゃんは、岩手県北上市周辺、青森県六ケ所村周辺、北海道厚岸町周辺、北海道根室市周辺に立ち寄っているようです。

(オオハクチョウのナツキちゃん🦢)

まとめ

2024年2月のDuck4の定点ポイントでは、2月中旬には、早くも越冬数が100羽を切ってしまいました。それは、2月としては、過去最高の暖かさを記録したこともあり、春の渡りを早く出発したようでした。

しかし、2月22日に14センチの降雪。すると、再びハクチョウさんたちが戻って来ました。特に、コハクチョウさんが多くなったのでした。

それから、2024年2月に入っても、幼鳥率が10%を切る日が続きました。それは、幼鳥を連れた飛来組オオハクチョウさん一家が3組。それも、ブライスさん一家の幼鳥3羽を最高に、他1羽ずつだったからでした。

最後になりますが、発信機をつけたオオハクチョウのメスのナツキちゃんが、Duck4の定点ポイントに立ち寄っていたことです。このナツキちゃんは、翌朝にはDuck4の定点ポイントを離れて行ってしまいました。その後、岩手県北上市周辺、青森県六ケ所村周辺、北海道厚岸町周辺、北海道根室市周辺に到達しています。

ナツキちゃんの春の渡りの経路を見ていると、Duck4の定点ポイントに越冬している飛来組も、ナツキちゃん同様のルートを通って繁殖地に戻って行くのかもしれません。

Duck4
Duck4

2024年2月は記録的な暖かさで早く春の渡りが始まりました!しかし2月下旬に雪が降り寒くなったことで、またハクチョウさんの越冬数が増えました!それと、発信機をつけたナツキちゃんが飛来!この飛来で、Duck4の定点ポイントで越冬中の飛来組ハクチョウさんたちの渡りのルートが推測できそうですね!🦢

参考HP

公益財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団 (izunuma.org)

ハクチョウの背に乗って (intelinkgo.com) スワンプロジェクトHP

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