🦢オオハクチョウさん一家【スミスさん】にくっつく2羽の成鳥の謎!?

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🦢Swans
Duck4
Duck4

ハクチョウさんの見守り保護活動。フィールド調査をしていますDuck4です。

アドちゃん
アドちゃん

アドちゃんも知っている一家にくっついて行動する成鳥のオオハクチョウさんのお話です。

はじめに

一般的に、家族のハクチョウさんたちは、親鳥と幼鳥で行動します。それは、事実なのでしょうか?

毎年のことなのですが、幼鳥が独りで行動する迷子の幼鳥に出会うことがあります。それも、秋の渡りでやってきた10月、11月にです。そんな迷子の幼鳥を見ていると可哀そうに思ってしまいます。しかし、Duck4は、その迷子のハクチョウさんに、親切なシングルの成鳥にくっついて行動して欲しいと願っております。

かつて、そんな面倒の良い成鳥のオオハクチョウさんにくっついて行動している幼鳥を見たことがありました。

これより本題に入りますが、親鳥と幼鳥からなる家族のオオハクチョウさんに、なんと、2羽の成鳥が一緒に行動するオオハクチョウさんもいます。基本、ハクチョウさんは家族単位で行動します。しかし、今日のブログでは、1組のオオハクチョウさん一家に、成鳥2羽がくっついて行動する謎めいたお話をします。

毎年、越冬するオオハクチョウさん一家

スミスお父さんの独特なクチバシ模様

この親鳥と幼鳥からなるオオハクチョウさんの一家は、2014年から毎年、このDuck4の定点ポイントで越冬します。その一家のことをDuck4は、スミスさんと呼んでいます。

なぜ、スミスさんであると分かるかと言うと、体の大きなオオハクチョウさん。おそらく、お父さんだと思いますが、クチバシの模様が独特なので、それで見分けが容易にできるからです。

子育て上手なスミスさん一家

Duck4が初めてスミスさん夫妻に出会ったのは、2014年のシーズン。その時には5羽の幼鳥を引き連れて、越冬しました。そして、スミスお父さんは、体も大きくて強いオオハクチョウさんなので、周りのハクチョウさんも手出しができないほどでした。そのスミスお父さんの強さは、今も変わっていません。給餌、餌付けが行われると、必ずそのスミスさん一家は、真ん中を占領します。

その後も、2羽の幼鳥を連れて来た年。昨シーズンは、3羽の幼鳥を連れてきました。昨シーズンは、2019年11月中旬から2020年3月中旬の4か月間。スミスさん一家と3羽の幼鳥は、Duck4の定点ポイントで越冬していました。

そして、今シーズン。2020年は11月9日にスミスさん一家と1羽の幼鳥が初飛来しました。

アドちゃん
アドちゃん

オオハクチョウのスミスさん一家は、毎年、アドちゃんのいるところで越冬するんだよ!スミスお父さんは、とても強いハクチョウさんなんだよ!

スミスさん一家と一緒に行動する謎の2羽の成鳥

すると、オオハクチョウのスミスさん一家と幼鳥が、越冬を始めてから、しばらくすると、1羽の成鳥がいつも後を追いかけて行動するようになりました。そんな、後を追いかける成鳥のオオハクチョウさんに対して、スミスさん夫妻は、ケンカをすればすぐにでも追い払えるはずなのですが、時々、クチバシで突っつくくらいで、全く、追い払おうとはしません。

なので、その成鳥のオオハクチョウさんも、離れずいつも一緒にいます。また、もう1羽の成鳥も、スミスさん一家から離れようとはせず、この数日は、5羽で一緒に行動します。そのようなスミスさん一家に成鳥がくっついて行動したのが、過去にもあり2014年にも5羽の幼鳥を連れていたときには、やはり、今シーズンと同じ行動をとっていたことがありました。

くっついている成鳥のオオハクチョウはお父さん似のクチバシ

スミスお父さんのクチバシの模様

ハクチョウさんの個体識別には、クチバシの模様で区別することがあります。そのクチバシの模様の研究は、今も行われています。Duck4もチャレンジしてみたいものですが、数が100羽以上になるので、すべてのハクチョウさんの識別調査は、できないでいます。ただ、特徴的なクチバシの模様を持ったハクチョウさんに対しては、記録するように心がけています。

その記録の一つにオオハクチョウのスミスお父さんだったのです。スミスお父さんのクチバシの模様は独特で、両側に黒い線。両側に複数の黒いほくろのような斑点があるので、容易に判断できるから、追跡調査も容易でした。

Duck4
Duck4

スミスお父さんのクチバシの模様は独特。

両側に2本の黒い線。

黒いほくろのような斑点もあります。

一家にくっついて行動する成鳥のオオハクチョウさんクチバシ模様

一方、くっついて行動しているオオハクチョウさんの成鳥も、また、スミスお父さんにクチバシの模様に酷似している点がひとつあります。それは、両側にある2本の黒い線。これは、スミスお父さんにもあるからです。そのスミスさん似の成鳥のオオハクチョウさんをスミスジュニアさんと名付け観察を続けています。

Duck4
Duck4

くっついて行動している成鳥のオオハクチョウさんは、スミスお父さんのように2本の黒い線があります!

スミスジュニアさんの行動

餌をもらっている時に、スミスジュニアさんは、スミスさんの子どもと土手に立って、一緒におねだりをしていました。以前、スミスお父さんもそのような行動をとったことがあったので、もしかしたら、スミスジュニアさんもスミスお父さんの行動をマネをしたのかもしれません。

アドちゃん
アドちゃん

そのくっついて行動している成鳥のスミスジュニアさんは、スミスさんの子ども、お父さんの行動が似ているよ!

まとめ

一般的に、オオハクチョウさんの親鳥と幼鳥の関係は、繁殖地で生まれた6月ごろから、越冬地の日本で一緒に過ごし、繁殖地へ戻る途中。親鳥が子育てを始める前の翌年の5月ごろに解消されると言われています。そこで親鳥と幼鳥は別れます。

しかし、まれにではありますが、翌年も、昨年生まれた子どもと一緒に行動することも、スミスさん一家の行動を見ていると、あるのかもしれません。ただ、DND検査をしていないので、正確なところはわかりません。

しかしながら、スミスお父さんとスミスジュニアさんのクチバシの黒い線があるの酷似しているので、スミスさんたちから生まれた子どもであることも十分考えられるのではないか。と、体つき、クチバシの模様、今年生まれた幼鳥とスミスジュニアさんが同じような行動をとったことから、スミスジュニアさんは、スミスさん夫妻の子どもではないか。科学的証明はできませんが、Duck4はそう考えております。

アドちゃん
アドちゃん

もしかしたら、断定できませんが、スミスジュニアさんは、スミスさん一家と血縁になるのかもしれませんね!

(スミスさん一家と一緒の2羽の成鳥のオオハクチョウさん)

Duck4
Duck4

後方の前列はスミスジュニアさん。

後方の最後尾はスミスお父さんです。

コメント

  1. うい より:

    スミスさんチルドレンさんの歴代の写真はありますか?
    あとジュニアさん、登頂部に数えるくらいのグレーの毛が残っていませんか?
    昨年こちらにきた成長のこのはちゃんが、一昨年飛来していたのがわかったのはまず、登頂部のグレーの毛でした。汚れとは違うシルバーの色で、ハクチョウさんは一度の換羽で真っ白になるよりは、厳密には二年で完全に変わると聞いたからでした。
    それで昨年の写真を見たところ、目のつき方、輪郭が完全に一致する幼鳥をみつけたのです。

    番井のようですからジュニアさんは何年か前かもしれませんが、しぶとく見ていくと、面影のある幼鳥さんが、いるかもしれませんよ!

    • Duck4duck4 より:

      ういさんへ

      こんばんは!

      スミスさんの子ども写真はあると思います!
      ただ、いつもスミス夫妻ばかり写真に撮影していたので、
      これから探して見たいと思います!

      昨シーズンは、意外とたくさん撮影しているので、
      昨シーズンの3羽の幼鳥と比較してみますね!

      頭の輪郭!
      目の位置あたりを注視してみますね!

      今日、地元の方もスミスさん一家にくっついている成鳥を
      スミスさんの子ども!?ではにかと話していました!

      スミスジュニアさんはもしかしたらそういうこともありえますよね!🦢🦆

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