例年に比べ暖かい2024年1月!そんな暖かい冬にもかかわらず、今シーズンも300羽ほどハクチョウさんが戻って来たお話をします。🦢
はじめに
毎朝6時30分ごろから7時30分の1時間。前と後ろにリュックサックを背負って、下流から上流の1.5キロほどの定点ポイントでハクチョウさんをカウントするフィールド調査を行っているDuck4。
主に、「越冬数」「幼鳥率」「オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合」を記録しています。
その2024年1月1日~31日までの調査結果で、次のようなことがわかりました。
結論を先に言いますと、今シーズンも「越冬数」が300羽超えをしました。
「幼鳥率」は、今シーズン(2024年1月)は、10%以下の日が続きました。昨シーズン(2023年1月)よりも、かなり幼鳥率が低くなっています。特に、オオハクチョウさん一家の子どもが少なかったことが影響したようです。
「オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合」は、7割がオオハクチョウさん。3割がコハクチョウさんとなりました。
本日のDuck4ブログでは、2024年1月「越冬数」「幼鳥率」「オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合」。
あと、昨シーズンDuck4の定点ポイントで越冬していた幼鳥の迷子ちゃんだったオオハクチョウさんのカーブちゃんも、またここに今シーズンも戻って来てくれたお話も合わせてします。
2024年1月越冬ハクチョウの特徴
🦢越冬数が300羽超える
🦢幼鳥率が10%以下
🦢オオハクチョウが7割越冬
越冬数
300羽超え【2024年1月1日~15日】
青い折れ線グラフが、2024年1月1日~15日までのDuck4の定点ポイントで越冬していたハクチョウさんの推移になります。
この期間は、301羽~244羽は、連日のように200羽を超えていました。
秋の渡りが遅れたわりに、越冬数は、赤い折れ線グラフ(2023年1月1日~15日)の推移よりも、青い折れ線グラフ(2024年1月15日)は、1月上旬に限って多かったです。
下旬減る【2024年1月16日~31日】
青い折れ線グラフが、2024年1月16日~31日までのDuck4の定点ポイントでのハクチョウさんの越冬数の推移になります。
この期間(2024年1月16日~31日)は、302羽~222羽でハクチョウさんの越冬数が推移していました。
200羽を超えていたので、策シーズンの赤い折れ線グラフ(2023年1月16日~31日)とほぼ同じようにハクチョウさんの越冬数が推移したようです。
しかし、1月下旬になると、青い折れ線グラフ(2024年1月15日~31日)は下降。ハクチョウさんたちの越冬数が、減り始めていました。
一方、赤い折れ線グラフ(2023年1月16日~31日)は上昇。2023年1月29日には321羽。2023年1月31日には313羽のハクチョウさんが越冬。2023年1月下旬に増加していました。
幼鳥率
昨シーズンより低い【2024年1月前半】
青い折れ線グラフは、2024年1月1日~15日までのDuck4の定点ポイントの幼鳥率の推移なります。
日によって変動していましたが、2024年1月1日~15日までは、幼鳥率が8%~12%で推移していました。
2024年1月は、オオハクチョウさん一家も数組、Duck4の定点ポイントに越冬していました。
しかし、オオハクチョウさんの子どもの数が少なく、そのため幼鳥率が、赤い折れ線グラフ(2023年1月1日~15日)に比べて、低くなりました。
低い幼鳥率【2024年1月後半】
青い折れ線グラフが、2024年1月16日~31日までのDuck4の定点ポイントのハクチョウさんの幼鳥率の推移になります。
青い折れ線グラフ(2024年1月16日~31日)までの幼鳥率が6%~12%で推移しています。ほとんどの日で、幼鳥率が10%を切っていました。
オオハクチョウさん一家の子どもが少なかったことも影響して、2024年1月16日~31日に限ってみれば、全体で見ても子どもの数が少なくなっていました。
オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合
2024年1月1日~31日までのDuck4の定点ポイントに越冬していたハクチョウさんの総数は、8153羽いました。うちオオハクチョウさんの総数が5800羽。コハクチョウさんの総数が、2353羽でした。
2024年1月は、約7割がオオハクチョウさん。約3割がコハクチョウさんになりました。
戻って来てくれた満1歳カーブちゃんのお話
2024年1月7日夕方。1羽の首が曲がっているオオハクチョウさんが泳いでいるのを見つけました。
そして、その成鳥のオオハクチョウさんは、Duck4のそばに立ちました。
よく見ると、この首の曲がり方は、昨シーズン、ここで越冬していた幼鳥で独りで行動していた迷子ちゃんのカーブちゃんに瓜二つ。超似ていました。
時折、大きな声で「ク!コ!」と鳴いていました。
完全に、カーブちゃんだと確信。
おそらく、「ク!コ!」とカーブちゃんは、Duck4に「また、戻って来たよ!」と伝えたかったに違いありません。
10分ぐらいそばにいてくれたでしょうか。
その後、昨シーズン、一緒に行動したこともあるノンちゃんとムーアちゃんのそばに。また、アドちゃんのそばにも行きました。
カーブちゃんは、来たことを皆にお知らせして回っていたようでした。
いや、半年ぶりに満1歳になったカーブちゃんの行動を見ていて、カーブちゃんの記憶力のすごさに感心させられました。
(満1歳になったカーブちゃん🦢)
(幼鳥の時のカーブちゃん🦢)
昨シーズンは迷子で独りで行動していたカーブちゃん!今シーズンも2024年1月7日夕方に戻って来た満1歳になったカーブちゃんに再会できて嬉しかった!💛🦢
まとめ
例年よりも暖かい2024年1月。
飛来組のハクチョウさんたちは、300羽以上Duck4の定点ポイントに戻って来てくれるのか。ちょっと半信半疑でいました。
そして、昨シーズン(2022年)のように、戻って来てくれました。
しかし、スミスさん一家のポールお父さん。ユーちゃん&ナミエちゃん一家の旦那のユーちゃんの姿はなく行方不明。
一方のスミスさん一家の妻マーガレットさん、満4歳になる息子のあいちゃん、満3歳になるエリザベスちゃんは、Duck4の定点ポイントに戻って来ました。
片方の水かきがないキリちゃん、足をケガしたモリスさん。また満1歳になったカーブちゃんもちゃんと忘れずに戻って来てくれたのです。
2024年1月の越冬数は、昨シーズン2023年1月とほぼ同じ数戻って来ています。
しかし、子育てに成功していた2組のオオハクチョウさん家族のパートナーの行方不明もあり、2024年1月の幼鳥率が10%以下と低くなっています。
2024年1月を見ると、このDuck4の定点ポイントで越冬しているハクチョウさんたちは、少子化だったようです。
また、2024年1月シーズンは、1月下旬になると、越冬数が減り始めていました。
ということは、暖冬の影響で、Duck4の定点ポイントで越冬しているハクチョウさんの春の渡りが早まるのかもしれません。
スミスさん一家の旦那ポールさん、ナミエちゃん&ユーちゃん一家の旦那のユーちゃんが行方不明。一方、他のDuck4の顔見知りのハクチョウさんたちが戻って来てくれて、寂しさ半分もありますが、ほっとしているところです!💛🦢🦆
2024年1月下旬にはDuck4の定点ポイントでの飛来組ハクチョウさんが減り始めているので、暖冬の影響で春の渡りが始まっているのかもしれませんね!🦢
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