
アドちゃんの羽の出血原因を考えるブログです。
はじめに
アドちゃんというオオハクチョウさんが滞在組にはいます。このアドちゃんですが、大けがの後遺症で、骨折した部位から羽が伸びると、途中で折れ、そこから出血します。
アドちゃんの記録を取っていると、それは、7月下旬ごろの換羽の頃。そして、12月~1月のごろの年2回。この頃に羽から出血して、羽毛に付着することが毎年のように繰り返されてきました。
そのアドちゃんの出血の原因は、複雑骨折の後遺症。風切羽が曲がってしまい、換羽で伸びると折れてしまい、そこから出血することが考えられると。Duck4は、アドちゃんの観察から見えてきたことについて今日のブログではお話しします。

骨折している部位の新しく伸びてくる羽がまた折れて、そこかれ出血するようです。
アドちゃんのケガの後遺症
換羽のタイミングでの出血
2015年からアドちゃんの換羽のタイミングを観察してきました。そのアドちゃんの換羽の時季は、7月中旬から下旬ごろです。
羽が伸びてくる段階で、羽弁が広がる前に筆毛(pin feather)が現れます。そこには、血液も流れています。そして、伸びてきた羽が突然折れると、その羽軸から出血をしてしまいます。
アドちゃんの場合は、ケガの後遺症で羽が曲がってしまっているので、新しく伸びてきてもすぐに折れてしまい、そこから出血してしまいます。その出血がよく起こるのが、換羽の時。7月下旬ごろになるのです。

アドちゃんは7月の換羽のときにも、新しく伸びてきた羽が折れて出血してしまうんだよ!
5か月ずれた時季にも換羽
一般的に換羽が終わると、次の年まで換羽はありません。それは、正常に換羽が行われているからです。
ただ、アドちゃんの場合は、複雑骨折の後遺症で風切羽が曲がっていて、換羽後すぐに折れて出血してしまいます。その新しく伸びてきた羽軸もすぐ取れてしまいます。
しかし、アドちゃんは、その骨折した部位からまた、新しい羽が伸びてきて、曲がっているので、折れてその筆毛の先から出血してしまいます。それが換羽後5か月後。12月~1月かけて起きることが多いのです。

アドちゃんは、毎年換羽が終わった5か月後にもよく羽が折れて出血するんだよ!
今シーズンも12月下旬に折れた羽から出血
今シーズンもアドちゃんは、12月31日の大晦日。新しく伸びてきた後遺症で曲がってしまっている羽が折れ、出血してしまいました。5年以上観察していると、ほぼ同じ時季に起きていることがわかりました。そして、折れた羽が出血して羽毛に付着します。アドちゃんはその血が付着した羽毛を1日~2日ほどで羽繕いをしてキレイになります。

昨年の大晦日。アドちゃんはまた新しく伸びてきた羽が折れ出血したんだよ!
まとめ
毎年のようにそれも羽が折れ、また換羽のタイミングでないにもかかわず、新しい羽が伸びて出血するアドちゃん。それには折れた羽をまた再生させようとするハクチョウさんの体質があるのではないか。とDuck4は考えております。
その再生しようとする羽も、複雑骨折の後遺症で羽が曲がってしまっているために、また折れて出血することを繰り返しています。
そして、羽が再生しようと伸びるサイクルが約6か月ぐらいではないかとDuck4が、アドちゃんの様子を観察していて考えるのであります。

(出血後羽繕いしているアドちゃん)

換羽後でも、折れてしまった羽が新しく伸び再生しようとする力が働くようです。しかし、アドちゃんの場合は、ケガの後遺症で羽が曲がっているので、すぐ折れてしまいます。それが出血の原因です。
コメント
本当に治してあげたいですよね。ハクチョウさんは、治癒力が強いからと私も考えます。あとはケンカが増える季節、その部分をひっぱられないよう、願っています。
ういさんへ
こんばんは!
羽が伸びて出血がなければアドちゃんのストレスも少なくなるのでしょうが!
最初の頃は、攻撃されて、羽を引っ張られ出血するのではと考えていましたね!
ただ、ずっと観察していると、ほぼ同じ時季に出血するので、
一旦抜けた骨折部位の羽が再生してまた伸びてくるのではないかと思うようになりました!🦢