羽をケガした滞在組のハクチョウさんの糞から普段の食べ物を推察するお話をします。
はじめに
現在。羽をケガして飛べないハクチョウさんが5羽います。その飛べないハクチョウさんたちが縄張りの河川敷で何を食べて命を繋いでいるのか?ハクチョウさんたちの見守り保護活動を行っているDuck4にとっては、最大の疑問です。その疑問が解ける瞬間があります。それは、排せつ。落とし物である糞を落とした時です。夕方。ミルクちゃんが糞を落としました。
結論を言えば、ミルクちゃんの形態からは、「柔らかくて水分を含んだ薄黄緑色の糞」だったので、自然の餌というより、ヒトが与えた食べ物だったのかもしれません。これが、河川敷に自生している自然の食べ物だったら、もっと硬くて大きい糞をしているはずだからです。
ミルクちゃんは水分を含んだ薄黄緑色の糞をしたよ!
ミルクちゃんの薄黄緑色の柔らかい糞
ちょうど、ミルクちゃんに出会ったのが夕方でした。早朝。ミルクちゃんたちを含む他の滞在組のハクチョウさんたちに給餌することがでませんでした。そこで、夕方、会いに行きました。4羽の滞在組のハクチョウさんたちも待っていたので、キャベツ、配合飼料、コマツナなどをあげました。
その中で、ミルクちゃんは、配合飼料とキャベツを食べていました。しかし、食後すぐ。ミルクちゃんは、「柔らかくて水分も含んだ黄緑色の糞」を落としていました。キャベツは柔らかい食べ物なので、すぐ消化したかはわかりません。食後でしたが、糞が黄緑色をしていたので、成分にキャベツということも十分に考えられます。
糞をする数分前にミルクちゃんはキャベツを食べたよ!まるでキャベツ色の糞だったよ!
ヨシ原がなくなった河川敷
河川改修の工事が始まり、ほとんどのヨシ原が刈られ、根こそぎ刈り取られてしまいました。河川敷のみで生きているハクチョウさんたち。特に、飛ぶことができない羽を負傷した滞在組のハクチョウさんたちは、ヨシの根っこは冬の唯一の貴重な食べものになります。
しかし、縄張りに自生してたほとんどのヨシ原が消滅したことで、普段、食べているものが気になっています。ただ、雪の満潮時の朝。飛来組のハクチョウさんたちが、クチバシで突っついて雑草の根っこを食べていました。
まだ、薄暗い早朝から、越冬中のハクチョウさんたちが、河川改修工事でも刈り取られずに残ったヨシの根っこを食べているのを見かけることもあります。その唯一残っている川のそばに自生しているヨシがある場所に移動している滞在組のハクチョウのミルクちゃんもお出かけしているので、空腹を満たすために食べているのかもしれません。
河川敷でヨシ原が刈り取られてほとんどなくなってしまったよ!
まとめ
滞在組のハクチョウさんのミルクちゃん、チンさん、アドちゃん、メイちゃん。そして11月中旬に羽をケガして飛べなくなったノンちゃんは、このほとんどのヨシ原が根こそぎ河川改修工事のために取られてしまいました。
空腹になれば飛んで田んぼにお出かけして自生している草、根っこを食べることができる渡りの飛来組のハクチョウさんたちのようには、羽をケガした滞在組のハクチョウさんたちは行けません。
そのため、この川のみで空腹を満たすだけの食べ物があるのか。それを知る手掛かりに糞があります。
(糞を落としたオオハクチョウさんのミルクちゃん)
滞在組のハクチョウさんたちの食べ物手掛かりは、糞にあります!
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コメント
ちょっとパンを食べたときに似てるかな?とも思いましたが、ミルクちゃんがお腹をすかせていないならよいですがね!手賀沼のハクチョウさんはドッグフードが一因であれだけ増えたようです。
好みもあるし、動物にあげる餌にはつくづく考えさせられますね。
ういさんへ
こんばんは!
ハクチョウさんが軟便になるのは、ヒトの食べ物を与える時だそうですね!
キャベツ、配合飼料も影響しているのでしょうか?🦢
ドックフードはカロリー高そうですよね!
ハクチョウさんたちは、雑食!?という話もあるので、
それが一因で増えたのでしょうね!
確かに、好みはありますよね!🦆