🦢大きな地震直後に奇声をあげるハクチョウさんたちの心理！

Duck4

大きな地震の直後から奇声をあげて興奮したり、恐怖のあまりに飛び回るハクチョウさんの話が今日のDuck4ブログのテーマです。

はじめに

2月13日夜11時08分ごろ。福島県沖を震源にする大きな地震が発生。その影響でDuck4のところでも大きく揺れ、物が落ちてきました。東日本大震災からまもなく10年。あの時のことがこの大きな地震で脳裏に蘇りました。

13日夕方。定点ポイントにはオオハクチョウさん、コハクチョウさんを合わせて100羽近くいたはず。地震直後に窓を開けてみると、川から聴こえてきたのは、ハクチョウさんの鳴き声だったのです。ということは、地震で怖い想いをしたハクチョウさんたちが、興奮して大騒ぎになるのではないかと思いました。

翌日。ハクチョウさんを愛する地元の方から、「真夜中に、家の上空を鳴きながらハクチョウさんが飛び回っていたよ！」という話。

また、「オオハクチョウさんも飛び回っていた」という証言も聞きました。ということは、大きな地震に驚いて真夜中にもかかわらずハクチョウさんたちは上空を飛び回っていたようでした。

今日のDuck4ブログでは、大きな地震が発生した後。ハクチョウさんたちは興奮して空を飛びまわるというお話がテーマです。

大きな地震の直後のハクチョウさんたちの反応

東日本大震災直後の津波に驚くコハクチョウさんたち

大きな地震が発生した後。ハクチョウさんたちはどのような行動をとってであろうか？2011年3月11日東日本大震災の直後。川を逆流する津波に驚いたハクチョウさんの様子が目撃された記事が、地元紙に掲載されていました。

コハクチョウが数羽、異様な鳴き声で上空を飛び回っていると思ったら、黒い階段状の水が、壁のように川幅いっぱいに広がり、逆流してきました。濁流は橋のすぐ下まで迫り、電車のような勢いでした。

川幅いっぱい濁流・宮城野区福田橋 ８月２５日　河北新報

この記事を読んで「コハクチョウさんたちが、異様な鳴き声で上空を飛び回る」という表現が、津波に対するハクチョウさんたちの驚愕さをDuck4は強く感じました。

きっと、身に起こるであろう生命の危険を察知。そして、その極限の恐怖なキモチを「異様な鳴き声」でコハクチョウさんたちは、現したに違いありません。

地震直後に取った鳥さんたちの行動

この話は、新緑がまぶしい春の早朝のこと。滞在組のハクチョウさんたちのフィールド調査をしているときに、Duck4が経験したお話です。

突然、携帯から緊急地震速報が鳴り出しました。すると、大きな揺れが30秒ぐらい続きました。今まで囀っていた鳥さんたちが、大きな地震で揺れると同時に、鳥さんたちの囀りの声は止んだのでした。

そして、揺れがおさまると、さっきよりも大きな声で鳥さんたちは鳴きだしたのでした。地震の恐怖ともに鳥さんたちは興奮があったのではないかと、Duck4は思っています。

昨晩の大きな地震直後のハクチョウさんたちの行動

地震が発生した時には家にいたDcuk4。30秒以上大きく揺れて、物が床に散乱しました。何気に窓を開けると、ハクチョウさんたちの大きな異様な鳴き声が聞こえてきたのでした。地震に驚き興奮していることがわかりました。

それから、２～３度ほど窓を開けたのですが、ハクチョウさんたちの興奮が止まず、鳴き続けていました。翌朝。行ってみると、昨日までいた５０羽ほどのハクチョウさんの姿がありませんでした。もしかしたら、昨日の地震に驚き、早く旅立ってしまったのかなと。もぬけの殻になったコハクチョウさんたちの塒だった場所を見て、Duck4は思ったのでありました。

その日の夕方。ハクチョウさんを愛する地元の方が、このような証言をしてくれました。

「真夜中の1時30分ごろ、家の上空を鳴きながらハクチョウさんが飛び回っていたよ！」

「家の上空をオオハクチョウさんも飛び回っていたよ！」

とのことでした。

ということは、地震直後に聞いたハクチョウさんたちの声は、驚いて飛び回っていたものだったのかもしれせんません。

まとめ

東日本大震災直後の津波で驚いた奇声をあげて飛び回るハクチョウさんたちの証言。2月13日午後11時08分に起きた地震のあとのDuck4の定点ポイントから聞こえてきたハクチョウさん声。ハクチョウさんではなかったのですが、地震の直前に鳴きやみ、直後には再び大きな声で囀りではなく奇声のような声で鳴きだした鳥さんたち。ハクチョウさんや鳥さんたちもまたヒトと同様に、地震に驚き恐怖という感情を抱くのかもしれません。

（地震6時間前の5羽のスミスさん一家）

Duck4

大きな地震直後。ヒト同様にハクチョウさんたちは恐怖心が強くなるようでした。