🦢真冬並みの寒波で北帰行が遅れ335羽のハクチョウさんもいた日があった【2022年2月下旬】の越冬数のお話!

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🦢Swans
Duck4
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真冬並みの寒波の訪れた影響で、北帰行を始めていたハクチョウさんがまた戻って来て、一時2月下旬にしては過去最高の335羽が飛来していたお話を気象庁の過去の天気データから読み取ってみるのが、今日のDuck4のブログのテーマになります。

はじめに

2月下旬になると北帰行も本格化するハクチョウさんたち。例年だと、100羽を切ってもおかしくない時季になります。

しかし、今シーズンは、真冬のときのような寒波が襲いました。そのため、一時100羽台まで減ったハクチョウさんが、2月23日には335羽まで跳ね上がりました。今シーズンは最高504羽の日も1月上旬にはありましたが、2月下旬で300羽越えになったのは、Duck4が定点ポイントで観察を始めて初めての記録になりました。

そして、北帰行を始めていたオナガガモさんたちまでがたくさん戻って来て、真冬に逆戻りしたようでした。

そのため、ずっと、ここで越冬している個体識別が可能なオオハクチョウさん一家は、もちろんのこと。ここを離れようとはせず、居残っていました。

さて、今日のDuck4ブログでは、今シーズン2022年2月下旬(2月21日~28日)までの飛来数。幼鳥率。昨シーズン2021年2月下旬(2月21日~28日)までの飛来数。幼鳥率の比較。また、Duck4の定点ポイントとしている仙台の積雪。宮城県大崎市古川の積雪。岩手県のハクチョウさんの越冬地になっている北上市の積雪を比較。それと、飛来数が急に300羽台に増えたときの気象状況についても合わせて見ていきたいと思います。

ハクチョウさんの越冬数

北帰行が遅れている2022年2月下旬の越冬数

「青い折れ線グラフ」は、2022年2月下旬の日々のハクチョウさんの越冬数の推移になります。特に、この折れ線グラフを注意して見てもらいたいのですが、2月23日。2月下旬としては過去最高の335羽を記録しました。そして、2月22日、24日にも200羽台に達しています。

気象庁の過去の気象データを見てみると、2月20日より寒波が訪れ、21日、22日と1日の平均気温がマイナス1度。真冬日にはなりませんでしたが1年のうちでもここまで気温が下がることはめったにありません。また20日、21日、22日、23日と4日連続で積雪を記録しあした。

おそらく、寒波の影響で、南下したハクチョウさんたちが、またDuck4の定点ポイントに戻って来たことが十分に考えられます。

Duck4
Duck4

真冬並みの寒波の底になった2月23日には2月下旬としては過去最高の335羽のハクチョウさんが飛来していました。

2021年2月下旬の越冬数

「赤い折れ線グラフ」が、2021年2月下旬の日々のハクチョウさんの越冬数の推移になっています。2月21日、22日まで、100羽台でしたが、23日以降は100羽を切り、ゆるやかにハクチョウさんの越冬数が減少していきました。

幼鳥率

一時10%後半まで下がって2022年2月下旬の幼鳥率

「青い折れ線グラフ」は、2022年2月下旬の日々の幼鳥率の推移になります。

一時は、幼鳥率20%とかなり高い値の日々が続いていました。寒波の影響でハクチョウさんたちが戻って来たときには、幼鳥率が10%後半に下がりました。

ちょうど寒波の時季と一致しています。おそらく、成鳥を中心に戻って来たのではないかと思われます。

寒気が抜けて暖かい空気が流れ込み始めると、幼鳥率が20%台に戻る日も見られるようになりました。

ずっと越冬していた幼鳥をたくさん連れたオオハクチョウさん一家が残っていたこと。また成鳥の群れが離れたことで、幼鳥率を20%に戻したのではないかと考えております。

スミスお父さん
スミスお父さん

今シーズンは幼鳥を連れたハクチョウさん一家が多いなあ!

スミスお母さん
スミスお母さん

我が家は成鳥した2羽の子どもたちと一緒に越冬していますよ!

一時10%を回復した2021年2月下旬の幼鳥率

「赤い折れ線グラフ」が2021年2月下旬の幼鳥率の推移になります。昨シーズンのピークには幼鳥率が1桁台の日もありましたが、2月下旬になり10%超えの日も見られるようになりました。

積雪量

昨シーズンよりも雪が降った2022年2月下旬

「青い折れ線グラフ」はDuck4の定点ポイントの仙台の日々の積雪量になります。2月20日ごろからの寒波の影響で、20日より4日間積雪を記録しました。古川でも、2月25日まで連続で積雪を記録していました。一方、岩手県北上では、2月下旬には8日間連続積雪がありました。

雪が少なかった2021年2月下旬

「青い折れ線グラフ」が2021年2月下旬の積雪量になりますが、Duck4の定点ポイントの仙台では、2月27日に1日だけ積雪を記録しただけで、残りは積雪ゼロでした。また、仙台よりも北にある古川では、積雪ゼロでした。岩手県北上では期間中積雪を記録しました。

まとめ

2022年2月下旬のハクチョウさんの越冬数は、2月23日に2月下旬としては、過去に記録したことがなかった335羽のハクチョウさんが飛来しています。これは寒波の影響によるもの。また積雪も影響した模様。

そのため、ハクチョウさんのみならずオナガガモさんまでが、北帰行を一時止めて戻って来てしまいました。

今シーズンの冬は、仙台の積雪はほぼ例年と同じ100%。また西日本から東日本までは4年ぶりに寒い冬になったそうです。気象データを見る限り、平年並みの積雪量でしたが、雪の降った日が多かったようにも感じます。

そして、寒波が抜けて暖かい空気が流れ込んでも、またDuck4の定点ポイントでは、100羽以上のハクチョウさんたちが居残っています。今シーズンの飛来組ハクチョウさんたちの北帰行は、ゆっくりのようです。

Duck4
Duck4

2月下旬でもまだ100羽以上の飛来組ハクチョウさんたちが居残っているので、今シーズンの北帰行はゆっくりのようです。

(2022年2月23日の定点ポイントの早朝の様子🦢🦆)

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