🦢北帰行の兆候が始まったハクチョウさんたち【2022年2月中旬の越冬数調査】のお話!

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Duck4
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2月中旬になりハクチョウさんの北帰行の兆候が始まったお話をします!

はじめに

2月中旬になると北帰行も本格化するハクチョウさんたち。その兆候はすでに現れていました。2月11日には、219羽はだったハクチョウさんの越冬数が、2月20日には111羽。100羽以上のハクチョウさんたちがDuck4の定点ポイントを離れて行ったからです。

ただ、ずっと、ここで越冬している個体識別が可能なオオハクチョウさん一家は、まだここを離れる気配はありません。

さて、今日のDuck4ブログでは、今シーズン2022年2月中旬(2月11日~20日)までの飛来数。幼鳥率。昨シーズン2021年2月中旬(2月11日~21日)までの飛来数。幼鳥率の比較。また、Duck4の定点ポイントとしている仙台の積雪。宮城県大崎市古川の積雪。岩手県のハクチョウさんの越冬地になっている北上市の積雪を比較を通して、積雪とハクチョウさんの越冬数の関係を見ていきたいと思います。

越冬数

2022年2月中旬の越冬数

「青い折れ線グラフ」が2022年2月中旬のDuck4の定点ポイントに越冬していたハクチョウさんの数になります。

今シーズンの傾向として、昨シーズンよりも飛来数が多かったことです。2022年2月11日には、219羽のハクチョウさんたちが確認できました。この越冬数は、昨シーズンの最大192羽よりもはるかに多くハクチョウさんがいました。

しかし、2月20日になると、ここで越冬していたハクチョウさんも減ってきて111羽になっています。例年通りに北帰行の兆候が本格化してきているようでした。

2021年2月中旬の越冬数

「赤い折れ線グラフ」が2021年2月中旬のDuck4の定点ポイントに越冬していたハクチョウさんの数になります。2月11日には121羽だったのが、2月20日には108羽まで緩やかに減っています。しかし、2月14日、15日、16日には2桁台と急激に3月上旬から中旬ごろの越冬になっていました。それには、理由が。

大きな地震と大雨で一時いなくなったハクチョウさんたち

実は、2021年2月13日夜11時頃。震度6の大きな地震が仙台でありました。驚いた越冬中のハクチョウさんたちが、真夜中にもかかわらず奇声を上げながら上空を飛び回ったいた目撃情報もありました。

地震後。川が増する大雨も降ったので、3日間は、Duck4の定点ポイントにハクチョウさんたちは戻って来ませんでした。

Duck4
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昨シーズン2021年2月中旬は、震度6の大きな地震。大雨による川の増水でハクチョウさんたちの越冬数が急激に減少しました。

幼鳥率

2022年2月中旬の幼鳥率

「青い折れ線グラフ」が2022年2月中旬の幼鳥率の推移になります。2月11日~19日まで幼鳥率が20%越えとかなり高い値になっています。2月20日で18%になり、このタイミングで幼鳥を連れた家族群れの一部が離れて行ったことも考えられます。

2021年2月中旬の幼鳥率

「赤い折れ線グラフ」が2021年2月中旬の幼鳥率の推移になります。幼鳥率は11%~5%とかなり低い値になっています。10%超えが幼鳥が多いという目安になっているので、2月中旬もまた幼鳥率が低い状態が続いていることになります。

積雪量

2022年2月中旬

仙台の降雪量があった日数が6日ありました。古川では6日間でした。宮城県内で雪が少なくなってきているようでした。ただ岩手県北上の観測ポイントでは、10日連続の積雪。21センチから38センチほどありました。

2021年2月中旬

仙台では3日間。古川では4日間の積雪がありました。岩手県北上では10日連続の積雪でした。2月15日には、仙台で降水量63ミリを記録する大雨が降り、川が増水しました。

Duck4
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今シーズンの2月中旬の方が、川の増水するような大雨もなく昨シーズンよりも寒かったように感じます。

まとめ

今シーズンの2月中旬は、2月11日に219羽いたハクチョウさんが、2月20日には111羽になり100羽ほど減りました。北帰行の兆候が顕著に現れました。

一方昨シーズンの2月中旬は、2月11日に121羽いたハクチョウさんが、2月20日には108羽まで緩やかに減りました。ただ、2月13日の夜に震度6の大きな地震があり、3日間ほどハクチョウさんたちは定点ポイントを離れてしまいました。

幼鳥率に関しては、今シーズンは例年にない高い値が続いてます。なのでDuck4の定点ポイントで越冬しているハクチョウさんたちに限っては幼鳥率が高いシーズンになっています。

最後に、ハクチョウさんの越冬数と降雪量の関係です。グラフ上はほぼ同じように見えるかもしれません。しかし、昨シーズン。2021年2月15日には、この時季には珍しく川が増水するほどの大雨が降りました。またその数日前に震度6の大きな地震もありました。雪と雨ということで、昨シーズンの急激な数日間の減少は、関係性があったようです。

Duck4
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今シーズンの2月中旬の北帰行は順調に進んでいるようです。また幼鳥率の高い値もシーズンを通して続いています。

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