今日のDuck4ブログでは、換羽中に新しい羽がまた折れて出血したアドちゃんのお話をします。
はじめに
アドちゃんというオオハクチョウさんが滞在組にはいます。このアドちゃんですが、大けがの後遺症で、骨折した部位から羽が伸びると、途中で折れ、そこから出血します。
アドちゃんの記録を2015年から取っていると、7月下旬ごろの換羽の頃。そして、12月~1月のごろの年2回。この頃によく羽から出血して、羽毛に付着することが毎年のように繰り返されてきました。
そのアドちゃんの出血の原因は、複雑骨折の後遺症。風切羽が曲がってしまい、換羽で伸びると折れてしまい、そこから出血することが考えられると。Duck4は、アドちゃんの観察から見えてきたことについて、今日のブログではお話しします。
アドちゃんは換羽の7月。それから5か月から6か月後の12月~1月によく羽が折れて出血するんだよ!
アドちゃんのケガの後遺症
2020年12月下旬に折れた羽から出血
アドちゃんは、12月31日の大晦日。新しく伸びてきた後遺症で曲がってしまっている羽が折れ、出血してしまいました。6年以上観察していると、ほぼ同じ時季に起きていることがわかったのです。
そして、折れた羽が出血して羽毛に付着します。アドちゃんはその血が付着した羽毛を1日~2日ほどで羽繕いをしてキレイになります。
2020年12月31日。雪の降った日にアドちゃんは羽が折れて出血したんだよ!
2021年の換羽中にも出血
今シーズンのアドちゃんの換羽は、7月19日に始まりました。
そして、換羽9日目の7月27日のこと。伸びてきた新しい羽が折れ、出血したのです。
この出血している部位は、2015年3月。幼鳥の時に起こした大けがの後遺症で、羽が曲がったままになっているところ。今シーズンもまた、新しい羽が伸びてきても骨折したままなので、どうしても折れた出血してしまったのでしょう。
すでに止血していたアドちゃんは、食欲あるようで、コンクリート上には、大きな糞も落ちていました。
それから、換羽にエネルギーがそがれるのか、アドちゃんは、首周りにくぼみがあらわれていました。
今年の換羽中にも羽が折れてアドちゃんはまた出血したんだよ!
2022年シーズンにも換羽中に出血
2022年シーズンの換羽は、7月12日に始まっていました。その換羽が始まってから5日目のこと。アドちゃんは、骨折した左側の羽毛に、血が付着した痕がありました。
どうやら、羽繕い中に、折れた新しい羽にクチバシをつけて、羽毛に付着したと思われます。
(2022年7月16日。羽毛に血が付着していたアドちゃん🦢)
2023年シーズンにも換羽中に出血
2023年シーズンの換羽は、7月21日に始まりました。
そして、換羽が始まってから、17日目の8月6日。アドちゃんは、また出血しました。
朝、確認したところ、骨折している部位の左側の羽毛に血の痕があったのでした。どこの羽が折れたのかまで、わかりませんでした。
しかし、おそらく、出血した折れた新しい羽をクチバシで触って付着。お腹あたりの羽毛をクチバシで羽繕い中に、付着したのではないかと思います。
(2023年8月6日の羽毛に血が付着しているアドちゃん🦢)
どうしても、換羽中に、骨折した部位の新しい羽が折れて、アドちゃんは出血してしまうよね!🦢
まとめ
毎年のようにそれも羽が折れ、また換羽のタイミングでないにもかかわず、新しい羽が伸びて出血するアドちゃん。それには折れた羽をまた再生させようとするハクチョウさんの体質があるのではないか。とDuck4は考えております。
その再生しようとする羽も、複雑骨折の後遺症で羽が曲がってしまっているために、また折れて出血することを繰り返しています。
そして、羽が再生しようと伸びるサイクルが約6か月ぐらいではないかとDuck4が、アドちゃんの様子を観察していて考えるのであります。
換羽後でも、折れてしまった羽が新しく伸び再生しようとする力が働くようです。しかし、アドちゃんの場合は、ケガの後遺症で羽が曲がっているので、すぐ折れてしまいます。それが出血の原因のようです。
🖊2021年8月11日投稿
🖊2023年9月8日リライト
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