ハクチョウさんの黄色いクチバシにある黒い模様から個体識別が可能であるお話をします!🦢
はじめに
ハクチョウさんの個体識別をするときに有効な方法は何ですか。
その答えは、「黄色いクチバシにある黒い模様」になります。
この黒い模様を手掛かりにして、毎年のようにDuck4の定点ポイントで越冬しているオオハクチョウの「スミスさん一家」の個体識別に成功しています。それは、黄色クチバシにある黒い斑点のような模様が独特だからです。
ところで、今日のDuck4ブログでは、個体識別のために1組のオオハクチョウ一家。「ブライスさん」の「黄色いクチバシにある黒い模様」を観察していてわかったことがありました。
一つ目は、6羽の幼鳥が、親鳥のどちらかに黒い模様が似ていたこと。
二つ目は、いつも行くと、家族を守るようにしてDuck4の目の前に立ち「ウー!ウー!」と犬が唸るような声をあげる親鳥の存在に気づいたことでした。
なので、外見からは、ハクチョウさんのオスとメスの識別は困難まはず。しかし、親鳥の行動を観察していて、オスであるのではないかとの検討が付いたことです。
今日のDuck4ブログでは、ハクチョウさんの黄色いクチバシにある黒い模様から個体識別が可能であるお話をします。
6羽の幼鳥を連れたカスバートさん一家
6羽の幼鳥を連れたオオハクチョウさん一家の「ブライス」さんもいました。このブライスさん一家ですが、今シーズン、Duck4の定点ポイントで越冬していたハクチョウさんたちの中では、6羽の幼鳥がいたことから、一番多い子どもを連れて来た一家になりました。
(6羽の幼鳥を連れているオオハクチョウさん一家🦢)
クチバシの黒い模様による個体識別
個体識別のために親鳥のクチバシを撮影してみました。ところで、この撮影していたときには、地面に張っている根っこで食べていたので、クチバシに泥がついていました。
黒いちょび髭がある親鳥①さんのクチバシの模様
親鳥①さんはは黒い部分がちょび髭のように両方に広がっているのが、特徴的でした。なので、このちょび髭のような黒い模様が、この親鳥①のチャームポイントになるはずです。
(カスバートさんの親鳥①🦢)
黒いちょび髭なし親鳥②さんのクチバシの模様
もう1羽の親鳥。親鳥②さんの方は、生え際が緩いU字型。親鳥②さんは、クチバシからの個体識別は難しいそうです。ただ一つのチャームポイントをあげるとすると、黒い部分がまっすぐになっていることです。親鳥①のような黒いちょび髭な模様がないことに気づかれると思います。ツガイで行動していたら見分けることが可能かもしれません。
(カスバートさんの親鳥②)
🦢親鳥①はちょび髭のような黒い模様があります!
🦢親鳥②はちょび髭のような黒い模様がないです!
6羽のカスバートさん一家の幼鳥のクチバシ
2羽の幼鳥に黒いちょび髭のクチバシの模様の兆候!?
それから、6羽の幼鳥のクチバシを確認してみました。すると、親鳥①さんに似ている幼鳥のクチバシの黒い模様は2羽いました。まだクチバシの黄色が親鳥よりは薄いですが、黒い部分は、ちょび髭のようになっていました。
(親鳥①にクチバシの黒い模様が似ている幼鳥🦢)
4羽の幼鳥にちょび髭がない親鳥②のクチバシに似ている兆候
ちょび髭がない親鳥②のクチバシの黒い模様に似ている幼鳥は4羽いました。
(親鳥②のクチバシに似ている幼鳥さん🦢)
クチバシの黄色が薄い幼鳥1羽
そして、5羽はだいぶクチバシの黄色が濃くなり始めていましたが、1羽だけまだ他の幼鳥の比べて薄い仔がいました。その黄色が薄い幼鳥さんは、ちょび髭がない親鳥②に似ていました。
(まだクチバシが黄色がかなり薄い親鳥②に似た幼鳥🦢)
ブライスさん一家の幼鳥6羽のクチバシの特徴
🦢親鳥①の黒いちょび髭ありが2羽!
🦢親鳥②の黒いちょび髭なしが4羽!
行動面からオス親はどちら
ちなみに、Duck4のそばまでに近づき目の前に立って「ウー!ウー!」の犬が唸るような低音の声をあげる親鳥がいました。その親鳥は、「ちょび髭がない親鳥②」でした。
これは経験則や今までの知識からの推測できることになりますが、家族の先頭に立って守ったり、闘う役目を担っているのは、オス親。なので、Duck4の目の前に立って唸っていたちょび髭がない親鳥②が、ブライスさん一家のお父さんではないかと思って観察していました。
なので、お父さんは親鳥②のオオハクチョウさんではないかと思います。
オス親は、家族を守るために率先して先頭に立って闘っているぞ!
うちのお父さんも家族のために先頭に立って闘ったいるわ!
まとめ
ハクチョウさんの個体識別には、クチバシの黒い模様が使われてきました。特に、特徴的な黒い模様を持ったハクチョウさんは、容易に見分けることできます。特に、ツガイのうち1羽が独特な黒い模様を持ったクチバシだったらなおさらです。
しかし、個体識別ができたとしても、ハクチョウさんは外見からはオスとメスを識別が困難。
そこで、個体識別ができた親鳥の行動を観察して、いつも先頭に立って子どもたちを守ったり、威嚇する声を上がたりというオス特有な行動をするのであれば、オスである可能性が高いのではないかと、この6羽の幼鳥を連れたブライスさん一家を観察していての感想になります。
クチバシの黒い模様による個体識別ができることで、毎年来ているハクチョウさんかもわかり、また行動の特徴からオスかメスかを判断する手がかりにもなります!
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