今日のDuck4ブログでは、片足を引きずって歩く【オオハクチョウ】チンさんのお話をします。🦢
はじめに
片足を引きずって歩くオオハクチョウさんのチンさん。おそらく、今いる滞在組のハクチョウさんたちの中では、一番、高齢なオオハクチョウさんだと思われます。
SNSに2008年ごろに投稿されていた写真に、チンさんが写っていたからです。もう、その時には、真っ白な成鳥だったので、推定年齢で14歳以上。いや16歳以上ににはなっているはず。また、本来、卵色のように黄なハクチョウさんのクチバシですが、チンさんは一部が白くはがれてもいます。これは、高齢なハクチョウさんの特徴の一つです。
今日のDuck4ブログでは、チンさんの足の状態。「脚気」「首周りのリング」「片足を引きずる歩行」「最近の歩行の様子」についてお話します。
(首周りにリングがあるオオハクチョウのチンさん)
チンさんの持病
パンの与えすぎで脚気
必ず地面を歩くときには、チンさんは片足を引きずって歩きます。
日本白鳥の会の研修会で、このチンさんの足の状態を動画でお見せしたところ、獣医師さんから「チンさんは脚気だよ!」と言われました。その動画を見て、間一髪。「チンさんはお腹が出ているよ!これは食べ物の影響だよ!」。そして、「パンの食べ過ぎで栄養過多により脚気になったよ!」「パンは良くないよね!」とのこと。
そんなこともあり、市販のパンを与えることは、ハクチョウさんたちには、栄養過多になり良くないことを知ったのでした。
獣医師さんの話によると、チンさんは「脚気」の持病があります!
栄養失調による首周りのリング
2018年2月。日本白鳥の会の研修会で獣医師さんにご指導いただいてから、チンさんたちを含む滞在組のハクチョウさんたちには、おコメ、配合飼料、特に冬には青物野菜を与えるようにしています。
しかし、チンさんは、栄養失調により「首周りのリング」は残ったまま。これは、脚気の症状が出てからです。あれから、もう4年以上が経過しましたが、以前より少しは良くなってかな。と心持思うのですが、まだまだ今も首周りのリングはあります。
チンさんには栄養失調により首周りにリングがあるんだよ!
片足を引きずって歩く
羽繕いをしたり、陸に上がって休息するために、よくチンさんは、歩きます。しかし、歩くときには、ヨタヨタ歩き。片足を引きずって歩くので不憫でなりません。
なので、陸で休んでいて、突然、動物に襲われたら大丈夫なのかと心配になります。ただ、滞在組の中と一緒にいるので、怖い目にあったとは思いますが、今も元気にしてます。
ただし、他の滞在組のハクチョウさんたちに比べても、特に羽毛で覆われる冬になると首周りが超太く、体も大きいです。アンバランスな体形をしているので、足には負担がかかっているはずなのです。
泳ぐのは問題ないけど、持病の影響で歩くのが大変なんだよ!
(先頭にいるオオハクチョウがチンさん)
片足を引きずるも歩くチンさんに力強さも
片足を引きずりながらも歩くチンさんは、以前よりも長く歩けるようになっているように思えます。ただ、ドダドダと地面を叩きつけるような歩き方。まるで、ベビーステップのよう。柔らかい砂地を歩くとチンさんの足跡が残ってしまいます。他の滞在組の仲間の後をついて歩いているチンさんは、足の状態が良く、それなりに頑張っているようです。
最近は、片足を引きずるけど、以前よりも歩けるようになっているよ!
まとめ
推定年齢16歳以上にはなっているはずのオオハクチョウのチンさん。おそらく、滞在組のハクチョウさんの中では、ミルクちゃんよりも最古参になっていると思います。
「脚気」「首周りのリング」「引きずる歩行」は、長年の食生活の結果。
傷病ハクチョウさんを保護する目的で、給餌をを行うときには、栄養過多になりマーガリンや防腐剤が入った市販のパンは、絶対やめた方が良いのは、チンさんの事例から確かなことなのです。
「脚気」「栄養過多・栄養失調」「引きずる歩行」の原因になるので、
マーガリンと防腐剤入りの市販のパンは与えないでください!
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