ナイロンが劣化してボロボロになったリュックをリペアシートを貼り付けて自分で修理したお話です。
はじめに
リュックサックは、自らの手で修理ができると思いますか。
結論を先に言うと、リュックは、ケースバイケースによりますが、自らの手で修理することできます。なので答えはYESです。
実を言うと、いつもフィールドワークの時に、Duck4が背負っているグレゴリーの「バイブ」(Vibe)というリュック。そのリュックが寿命なのか?フラップオーバー型の雨蓋。本体の一部がナイロン製のため、8年を経過したころからボロボロに剥がれてきました。まあ、ナイロン製なので経年劣化のようです。
そこで、愛着もあったグレゴリーのリュック「バイブ」を、Duck4自らの手で修理を試みることにしました。スカスカ状態になっている雨蓋のナイロン部分に補強するため、「リペアシート」をプラスチック専用の木工用ボンドで張り付けてみたのです。
すると、なんと、スカスカ状態になった雨蓋のナイロン部分に「リペアシート」がくっつきました。ただ一部は、ちゃんと接着できずに、修理後に剥がれた部分もありましたが。
今回のDuck4ブログでは、アウトドア用品を扱っているモンベルで購入した「リペアシート」で修理したリュックのお話をします。
「リペアシート」はアウトドア用品を扱っているモンベルの「リペアシート」を使用しました。
経年劣化と洗濯でナイロンが剥がれる
このグレゴリーのリュック「バイブ」(Vibe)ですが、修理後も現役で、フィールドに出かけるときにDuck4は背負っています。
このグレゴリーのリュック「バイブ」の良さは、フラップオーバー型の雨蓋。ジッパーの他に、雨蓋もついて二重に、雨避けができて、リュックの中が全く濡れないことです。
そんなグレゴリーのバックパックバイブですが、8年後くらいからナイロンが剥がれ落ちるようになりました。おそらく、経年劣化によるものだと思います。
そして、不覚にもDuck4は、川に落ちてしまい、リュックが泥だらけ。汚れを落とすために水洗いをしました。その水洗い後。ナイロンの細かい破片が、以前に増して落ちてしまいました。白い網目のような本体部分の骨組みが、露出するようになったのでした。
そのあと。もう1度。リュックの中を、洗濯用の洗剤を使って水洗いをしたこともありまた。その後、またもやナイロンの細かい破片が多く落ちてしまい、白い網目のような本体部分の骨組みが、かなりの範囲で露出。
そこで、ナイロンの経年劣化が始まっている雨蓋部分を中心に、Duck4は自らの手で修繕することにしたのです。
リュックの修理
アウトドアショップで「リペアシート」を購入。ナイロンが剥がれたところに、「リペアシート」張り付けて補強する方法をDuck4は考えました。
修理に準備したもの
モンベルには2種類のリペアシート
テントや雨具などで一部、破けたところを補修するために使うシート。それがアウトドアのメーカーであるモンベルで「リペアシート」が売られていることを知ったDuck4。そのモンベルの「リペアシート」は、色付きのもの。半透明のもの。2種類のリペアシートがありました。
色付きの「GORE-TEX パーマネントリペアシート」
一つは「GORE-TEX パーマネントリペアシート」で、「ゴアテックスメンブレン(フィルム)にナイロントリコットをラミネートした生地を用いた補修用シートで、テントや雨具の補修にも使用できます」(モンベルHP)とのこと。灰色の色付き。サイズは20×20になります。
半透明な「リペアシート」
もう1つは、「半透明のため、あらゆる色の生地に対応できる補修用シートです。粘着力・伸びともに強力なため、ストレッチ素材にも使用可能。適切な大きさに切り、離型紙を剥がして貼るだけ」(モンベルHP)のものです。半透明。サイズは15×15のサイズです。
リペアシートを接着するにはプラスチック専用の木工用ボンド
ちなみに、今回のグレゴリーのリュック「バイブ」の修理には、サイズも大きく、価格も安かった前者の「GORE-TEX パーマネントリペアシート」をDuck4は使用しました。
アイロンの熱。もしくは、接着用ボンドで「リペアシート」を張り付ける方法がありました。試しにアイロンでリペアシートの接着を試みてみたものの、Duck4のリュックには上手く張り付きませんでした。
そこで、Duck4は、ナイロンでも接着できる木工用ボンドを購入して、リペアシートを補修部分に張り付けることにしました。
2種類あるモンベルの「リペアシート」
🎒アイロンもしくは接着剤で張り付ける色付きの「リペアシート」
🎒粘着シートで透明タイプの「リペアシート」
実際に修理を行って気づいたこと
最初、アイロンを使って熱してリペアシートを貼り付けようとしたのですが、すぐに剥がれてしまいました。
そこで、プラスチックで接着できる木工用ボンドで、リペアシートを貼り付けることにしました。すると、リュックにリペアシートが接着することができました。
しかし、リペアシートは、簡易な修理のために使うもの。貼り付けてしばらくすると、接着が上手くいかなかったところには、空気穴ができて、そこから自然に剥がれてしまった箇所もありました。完全な形でキレイにリペアシートを接着するのは、それなりの技術が必要なのかもしれません。
アイロンでリペアシートを貼り付けたものの接着できませんでした。
ナイロンでもOKの100円ショップで売られている接着ボンドで張り付けると「リペアシート」はくっつきました。
まとめ
後に、「リペアシートでリュックを補修したのですが、リペアシートが剥がれてしまった」ことを店員さんにお話ししたところ、「リペアシートは、応急処置用のものなので、完全に接着は難しい」とのことでした。
そこで、接着ではなく、補修部分を縫い合わせて補強する方法も考えてみても良かったのかもしれません。
最後になりますが、ナイロン素材は、どうしても経年劣化が進んでしまいます。今回、リペアシートで補修したところも、いつの間にか、リペアシートの一部が剥がれ落ちてしまってもいました。
なので、リペアシートは、応急処置として割り切るべきものなのでしょう。
ただ、グレゴリーのリュック「バイブ」の名誉のために一言加えておきますが、10年以上使っていても、ショルダーストラップ(肩ひも)、背面パットも大丈夫で壊れておらず、背負っていると体になじんでいて、使い続けています。
「リペアシートは応急修理用のもので、完全にくっつけるのは難しいです」と、店員さんがおしゃっていました。
(リペアシートで接着したあと🎒)
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