女性と男性では、リュックを背負う位置に違いがあります!論文を参考に、本日のDuck4ブログでは、その違いをお話をします!🎒📚
はじめに
皆さんがリュックを背負う時。リュック本体が腰の位置まで下がるように、肩紐(ショルダーストラップ)を長くして背負いますか。
それとも、リュック本体が、肩、背中、腰の3点で支えられるように、肩紐(ショルダーストラップ)を短めに調節して背負いますか。
そして、本日のDuck4ブログの本題。リュックを背負う時のリュック本体の位置は、女性と男性では違いがあると思いますか。
結論を先に言うと、肩紐(ショルダーストラップ)を長めに調節して腰の位置までリュック本体がくるように、女性は低い位置で背負う傾向があります。
一方、リュックを背中の中央にくるように、男性は中間の位置で背負うとのこと。また、男性は、黒色のリュックを選ぶようです。
女性の方が肩紐を長くして、リュック本体が低い位置で背負う。という説を論文『観察調査に基づくリュックサックの着用の事態』荒木麻耶著で発表。定点ポイントに2地点で、それぞれ100人をフィールド調査をしてわかったことでした。
本日のDuck4ブログでは、この論文で紹介されたお話を元に、女性と男性とでのリュックの背負い方の違い。リュックの特徴についてお話していきます。
🎒結論🎒
🚺女性は低い位置で背負う!
🚹男性は中間の位置で背負う!
🚹男性は黒いリュックを好む!
リュックサック着用
研究方法
この論文。『観察調査に基づくリュックサックの着用の事態』では、どのようにリュックを背負っているのか。街を歩いている100人の様子を観察することから始めています。
その調査地点は、京都(三条)。大阪(心斎橋)。
Duck4は、関西は縁遠いので詳しいことはよくわかりません。しかし、京都と言えば観光地。ツーリスト客も含まれているのかもと、そのフィールドの場所から思いました。
そして、その2地点で、リュックを背負ったそれぞれ年齢と性別を問わず100人を対象に調査。実施は、2018年12月。初冬と言うことで、厚着をしている人も多いはずです。
また、コロナ禍前ということで、リモートワークになりPCをリュックで持ち運ぶビジネスパーソンも、まだそんなに多くなかった頃だったと思われます。
6項目で調査
そして、この論文では、「リュックの背負い方」を6項目に分類しています。
①身長
まず、身長は、女性165センチ以上、男性175センチ以上が高身長。
女性165-155センチ未満、男性175-165センチ未満が中身長。
女性155センチ未満、男性165センチ未満が低身長。
の3分類に分けて行っています。
②性別
女性と男性に分けて行っています。
③年代
年代は、若者10-20代。中年30-40代。中高年50代-60代に分けて行っています。
④リュック本体の位置
リュック本体の位置は、この論文では重要なテーマになります。
その時に、リュックを(低い、中間、高い)で分けて分類。その分け方は、胸椎(きょうつい)の位置に着目しています。
⑤リュックの形
この調査では、リュックの型をスクエアとその他に分けて分類していました。
⑥リュックの色と洋服の色
リュックの色は、黒とカラーの2種類に分類。服の色は、(黒、白、赤、その他)でした。
リュックの高、中、低の位置
特に、リュックの位置を、外見から観察するのには、どうするのか。
Duck4は疑問を持ちました。
リュックの根付の位置で確認するものでした。そのリュックの根付の位置が、胸椎どの部位にくるかで、高、中、低と3分類に分けていました。
リュックの付け根が高い位置
リュックが、高い位置にくる場合。第2胸椎よりも高い位置。
リュックの付け根が中間の位置
リュックが中間の位置にくる場合。第2胸椎~第7胸椎の間。
リュックの付け根が低い位置
リュックが低い位置にくる場合。第7胸椎よりも低い位置。
こうして、リュックの背負っている位置を、高い、中間点、低いに分類したようです。
胸椎(きょうつい)とは、頸椎と腰椎の間にあり、脊椎の中央を構成する部分。ヒトでは12個の胸椎骨があります!(wikipediaより)🦴
各クラスターにおける上位傾向
実際に、リュックユーザーの人が、どの位置で背負っていたのか。そのリュックユーザーが、どんな色や形を選び。また、女性や男性の年代。身長の高さ。服装からも分析を行っています。
その調査結果。京都(三条)地点。大阪(心斎橋)地点では、次のような論文では書かれていましたので、次に紹介いたします。
京都(三条)での100人のフィールド調査結果
①中間の位置でリュックを背負う男性
長身の男性30~40代。中身長の男性10~20代。それぞれのリュックユーザーは、黒いリュックを中間の位置で背負っていました。ボトムは黒色でした。
②低い位置でリュックを背負う女性
中身長の女性30~40代。高身長の女性10~20代。それぞれの女性のリュックユーザーは、カラーリュックを低い位置で背負っていました。トップスは黒色でした。
③中間の位置で背負う長身男性
長身の男性30~40代。リュックは黒色で中間の位置で背負っていました。トップスは黒色でした。
④カラーリュックを中間の位置で背負う中身長の男性
中身の男性30~40代。中身の男性50~60代。リュックはカラーリュックを中間の位置で背負っていました。トップスは黒色でした。
⑤中間の位置で背負う背が低い女性10~20代
低い身長の女性10~20代。リュックは黒色で中間の位置で背負っていました。トップスは黒でした。
京都の調査では、10~20代。30~40代でリュックを低い位置で背負う女性が見られました!🚺🎒
京都の調査では、全世代でリュックを中間の位置で背負う男性が見られました!🚹🎒
大阪(心斎橋)での100人のフィールド調査結果
①中間の位置で背負う女性30~40代
中身長の女性30~40代。リュックは黒色で中間の位置で背負っていました。ボトムは黒色でした。
中身長の女性30~40代。リュックはカラーリュックを中間の位置で背負っていました。トップスとボトムも黒色でした。
②中間の位置で背負う男性
中身長の男性全世代。リュックは黒色で中間の位置で背負っていました。トップスとボトムも黒色でした。
③低い位置でリュックを背負う10~20代、50~60代女性
低身長の女性50~60代。リュックはカラーリュックで低い位置で背負っていました。
④低い位置でで背負う中・低身長の女性
中・低身長の女性10~20代。リュックは黒色で低い位置で背負っていました。ボトムは黒色でした。
大阪での調査では、10~20代。50~60代でリュックを低い位置で背負う女性が多かったです!🚺🎒
大阪の調査では、黒いリュックを中間の位置で背負っている男性が多かったです!🚹🎒
フィールド調査から見えてきたこととは
この調査結果で。女性と男性とでは、2つの違いあることがわかりました。
女性の場合
女性は、リュックを低い位置で背負う傾向があるということ。
この論文の執筆者が「ファッションとして、低い位置でリュックを背負う方がオシャレ」。
ということもあり、女性は、低い位置でリュックを背負う傾向が強くなっていると分析していました。
また、痴漢対策のために、低い位置でリュックを背負う方と答えた人もいたようです。
男性の場合
一方の男性は、黒いリュックを選んで背負っている方が多くなりました。
論文では直接触れていませんでしたが、男性は、リュックを中間の位置で背負う方が多いようです。
まとめ
この論文を知る前までDuck4は、リュックを低い位置で背負うのは、10~20代に多いと思っていました。
しかし、京都、大阪で行われた調査結果、女性は、低い位置でリュックを背負う傾向が高いのですが、女性の50~60代でも、その低い位置でリュックを背負う傾向があることに意外性を感じました。
論文の執筆者が言うように、オシャレにリュックを背負うことを意識しているからでしょうか。
また、TOCREATEITが運営するファッション情報メディア「CUSTOM FASHION MAGAZINE(カスタムファッションマガジン)」でバックに関するアンケートによると、女性のカバン1位はショルダーバック。2位がトートバック。3位がリュックサックでした。
ちなみに、男性のカバン第1位がリュックになります。
なので、女性は、カバンをファッションのアイテムの一部として取り入れている傾向があります。それろ、リュックでも強く求めているのではないかと、Duck4はこの論文から読み取りました。
一方、男性は、黒いリュックを背負い、リュックを中間で背負う傾向が強いようです。
このフィールド調査は、京都、大阪で行われました。
他の地域でもやはり、同じような結果になるのか。
調査が行われたのが2018年12月。
コロナ禍になり、リモートワークをするようになった方も増えました。そうすると、PCを持ち運ぶようになり荷物が重くなり、リュックを背負う方も増えているはず。リュック事情も、この数年で変わってきています。
ところで、この論文で分類した第七胸椎よりもリュックの付け根が、低い位置で背負い方をしている方を、Duck4の地域でもよく見かけます。
他の地域でもリュックの背負い方には、女性と男性では違いがあるのか。それともないのか。また、どんな特徴があるのか。
この論文を読みながら、Duck4は興味を注がれたのでありました。
最後になりますが、このブログを読んでくださった皆さんは、どの位置でリュックを背負っていますか。
この論文では京都、大阪で調査が行われました!しかし、他の地域では、リュックの背負う位置には同じなのか?それとも違いがあるのか?論文を読んでいてDuck4は興味を持ちました!🎒📚
📚(参考文献)📚
荒木麻耶著『観察調査に基づくリュックサック着用の実態』(2020年2月)
0110_065_001.pdf (kyoto-wu.ac.jp)
「街頭観察調査の結果及び考察 調査時期は2018年12月、対象者は、リュックサックを背負ったユーザ、各地点、年齢性別を問わず、 100名ずつである。 街頭観察で得た情報をもとに、対象者の情報を クラスター分析にて分類後、クラスター毎に形式 概念分析(Formal Concept Analysis)にて分析」(論文より引用📚)
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