前後ろでリュックを背負っていて、前で背負っていたリュックの背面パットの温度が低くなったお話をします!🎒
はじめに
風薫る5月。若葉の季節になり、早朝の風もさわやかに感じるようになりました。
そんな5月の早朝。ハクチョウさんのフィールド調査、見守り活動に出かける時。前と後ろにそれぞれリュックを背負ってDuck4は出かけます。
風薫る若葉の5月に実施した実験だったので、リュックの背面パット(バックパックパネル)と体の間は、まだ酷い蒸れなく、快適に背負うことできました。
ところで、前と後ろでリュックを背負っていて、前リュックのお腹で背負う形の背面パット。後ろリュックの背面パットでは、どちらのリュックの位置の背面パットの温度が低かったと思いますか。
結論を先に言うと、前で背負ったリュックの背面パットの温度が、実験していて低くなりました。
その理由を一言で言うと、前で背負っていたリュックの背負い方でした。
肩紐をこぶし5つ分に調節して肩紐を超長くして、リュックの背面パットと体に隙間があるように背負っていたので、風通しが良かったからだと思います。
本日のDuck4ブログでは、5月の早朝【気温8度~16度】。
その春の早朝のハクチョウさんのフィールド調査中。前と後ろでそれぞれのリュックを背負っている時。お腹、腰、背中、の温度をそれぞれ測定。
背負っていても、背面パットと体の蒸れを極力抑えることができるリュックサックの背負い方についてお話ししたいと思います。
前後ろリュックで背負う実験
測定日時
自宅を出る前(午前5時)。出発後、ハクチョウさんのフィールド調査を行っている河川敷で、15分後(午前5時15分)。30分後(午前5時30分)。60分後(午前6時)の4回。
2024年5月8日、9日、10日、11日の4日間で実施ています。
気象データ
気象のデータは、気象庁HP「過去の気象データ」から参照。
Duck4の定点ポイントから近くの気象台で測定されている1時間おきに発表されている風速データを使っております。
使用した2つのリュック
前で背負っていたリュック
グレゴリー「アルパカディ」
前で背負っているグレゴリー製22リットルの「アルパカディ」。リュックの背面パット(バックパックパネル)と接するお腹の部位で温度測定しました。
前リュックの背負い方「肩紐超長め」
リュックの背負い方は、前で背負っていたのがグレゴリーの「アルパカディア」。
リュックの肩紐(ショルダーストラップ)にある調節紐を、こぶし5つ分に調節。
肩紐が超長くなることで、リュックの底の部分がお腹よりも下の位置にくるような背負い方をしています。
前のリュックの肩紐を超長くする理由には、リュック本体が首や顔の位置にこないようにするためもです。
そのため、リュックの背面パット(バックパックパネル)とお腹には、隙間があるような背負い方になっていました。
🎒前リュックは、肩紐を超長くしたので、リュック本体が下がります。そして、背面パットと体の間に空気が通るような空洞ができるような背負い方をしました!
(前で背負っていたリュック🎒)
後ろで背負っていたリュック
グレゴリー「バイブ」
後ろで背負っているリュックは、グレゴリー製22リットルの「バイブ」。リュックの背面パット(バックパックパネル)と接する背中と腰の部位で温度測定しました。
後ろリュックの背負い方「肩紐短め」
後ろで背負うリュックは、グレゴリーの「バイブ」。10年以上愛用しているリュックです。
そして、肩紐(ショルダーストラップ)にある調節紐をこぶし2つ分に調節。肩紐を短めにすることで、リュック本体がやや高め。肩、背中、腰の3点に力が分散できるように背負いました。
そのため、リュックの背面パットが、肩、背中、腰に隙間がなく密接するような背負い方をしています。
🎒後ろリュックは、肩紐の長さを短めに調節。背面パットと肩、背中、腰が密着するような背負い方だったので、空気が通る隙間がありませんでした!
(後ろで背負っていたリュック🎒)
実験結果
北風が吹いた【5月8日測定結果】
青い棒グラフが、「気温」。赤色の棒グラフが前でリュックを背負っていた時の「お腹」の温度。灰色の棒グラフが後ろでリュックを背負っていた時の「腰」の温度。黄色の棒グラフが、後ろで背負ったいた時の「背中」の温度になります。
地元気象台のデータによると、8日午前5時の気温が13.9℃と高かったものの、北風3.8メートルが吹いていました。
天気☁ 気温13.9℃ 北風3.8M
(地元気象台5月8日午前5時)
北風の影響かもしれませんが、前と後ろでリュックを背負っていても、お腹、腰、背中の温度が20℃を超えることは一度もありませんでした。
肌寒かった【5月9日測定結果】
青い棒グラフが、「気温」。赤色の棒グラフが前でリュックを背負っていた時の「お腹」の温度。灰色の棒グラフが後ろでリュックを背負っていた時の「腰」の温度。黄色の棒グラフが、後ろで背負ったいた時の「背中」の温度になります。
地元気象台の午前5時の気温が9.8℃。穂北西の風2.6メートルと風は、8日よりも吹いていませんでした。
前でリュックを背負っていたお腹の部位の温度(赤い棒グラフ)は、12℃~14.5℃と10℃台をキープ。しかし、後ろリュックでは、20℃まで上昇していました。
天気☁ 気温9.8℃ 北北西2.6M
(地元気象台5月9日午前5時)
手がかじかんだ【5月10日測定結果】
青い棒グラフが、「気温」。赤色の棒グラフが前でリュックを背負っていた時の「お腹」の温度。灰色の棒グラフが後ろでリュックを背負っていた時の「腰」の温度。黄色の棒グラフが、後ろで背負ったいた時の「背中」の温度になります。
4日間のうちで10日午前5時8.5℃と一番低くなりました。特に、前リュックのお腹部分(赤い棒グラフ)の温度が10.5℃~14.5℃の10℃台でした。
一方、後ろリュックの腰と背中の部位は、20℃を超えていました。
天気☀ 気温8.5℃ 北西1.6M
(地元気象台5月10日午前5時)
晴れた5月11日測定結果
青い棒グラフが、「気温」。赤色の棒グラフが前でリュックを背負っていた時の「お腹」の温度。灰色の棒グラフが後ろでリュックを背負っていた時の「腰」の温度。黄色の棒グラフが、後ろで背負ったいた時の「背中」の温度になります。
11日午前5時の地元気象台の気温が14.3℃。風も西北西1.3メートルと強く吹いていませんでした。
前リュックのお腹の部位(赤い棒グラフ)でも、背負い続けて60分後に、初めて20℃台になりました。
天気☀ 気温14.3℃ 西北西1.9M(地元気象台5月11日午前5時)
実験からの考察
4月葉桜と5月若葉の実験
4月葉桜に行った4日間の実験。5月若葉に行った4日間の実験。合計8日間で行った実験結果を「分布図」にしてみました。
この分布図では、縦軸にリュックの背面パットの温度。横軸に気温を設定しました。
すると、前で背負っていたお腹の部位のリュックの背面パットの温度。後ろで背負っていたリュックの腰の部位の背面パットの温度。後ろで背負っていた背中の部位の背面パットの温度。それと気温と関係でわかったことがありました。
前で背負っていたリュック(分布図)
結論を先に言うと、前で背負っていたお腹の部位のリュックの背面パットの温度は、気温が上昇するにつれて、近似曲線に沿うように、ほぼ右肩上がりでした。
後ろで背負っていたリュック(分布図)
しかし、後ろで背負っていたリュックの「腰」の部位の背面パットの温度。後ろで背負っていた「背中」の部位の背面パットの温度。
その2つの近似曲線からかなり離れて分布。誤差も生じて、バラバラになっていました。
背面パットと体に空洞があると
前リュックの場合は、背面パットとお腹の間に空洞があるので、外気が入り込みやすくなります。
そのため、外気温と背面パット差が小さくなり、誤差が少なくなったと思われます。
背面パットと体に隙間がないと
一方、後ろで背負っていたリュックの腰と背中の部位の背面パットは、肩紐を短めに調節しました。
その結果、背面パットが常時、身体に密着していたことで、外気からの空気の影響を受けなかったこと。
そのため、背面パットの温度が気温よりも上昇。背面パットと気温との差が大きくなったと思われます。
まとめ
若葉の5月。一年でも一番気候が良い季節と言われています。
しかし、地球温暖化の影響で真夏のような日も増えてきているとはいえ、早朝の風はカラッとした爽やかさで、すがすがしさを感じます。
早朝の気温も10℃台。なので、リュックを背負っていても、洋服が、びっしょり濡れることは少なかったです。
そして、今回の実験で、わかったことがありました。
前で背負っていた「お腹」の部位のリュックの背面パットは、背面パットとお腹の間に空洞があったので、外気がリュックと背面パットが外気が入り込んだことで、温度と背面パットの間で大きな誤差が小さかったこです。
6月にも同じ実験を行つもりでいます。
しかし、6月になると、気温も上昇。湿気も多くなります。
ということは、リュックを背負っていると、背中が汗で蒸れてしまいビショビショになってしまいます。
5月の実験で、前で背負っていたリュックの肩紐を超長くして、背面パットと体に空気が通るような背負い方をしたおかげで、汗をかくような体温上昇が避けられました。
次回の実験では、リュックの背負い方で、なんとか、リュックを背負っているの時のデメリット。
今後は、汗の問題を何とかクリアできるような背負い方について提案できればと思っています。
どうすれば、リュックを背負っていての背中の蒸れが抑えられるのか?その汗が抑えられるリュックの背負い方について、提案できればと思っております!🎒🦆
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