🦢負傷してからひと月半のオオハクチョウのノンちゃん

Duck4

ケガしてひと月半になったオオハクチョウさんのノンちゃんのお話をします。

はじめに

この8年間。Duck4は、傷病ハクチョウさんの見守り活動をしてきました。今まで数十羽のケガしたハクチョウさんたちと接してきました。ところで、11月中旬に羽を負傷したオオハクチョウさんのノンちゃんもまた、その1羽になりました。

このノンちゃんですが、負傷ののち命に別状もなく、渡りのハクチョウさんたちに混じって生活しています。このノンちゃんのこの1月半の「身体面」「食事面」「性格」「滞在組との関係性」についてまとめたのが、今日のDuck4ブログの主題になります。

ノンちゃんの変化

ノンちゃんの泳ぎ方も上達

オオハクチョウさんのノンちゃんがケガをしたのは11月中旬。ケガして1週間ほどは、一緒に旅をしてきた渡りのハクチョウさんたちから離れたところでポツンと1羽でいました。近くには中洲があるので、そこで休んでいることが多かったです。羽を骨折してしまったので、泳ぐときにはバランスが取れずに、かなり体を傾けて泳いでいました。

しかし、2週間ぐらいすると、バランスを保てるように泳げるようになりました。他のハクチョウさんのようにスイスイ泳げるようになりました。ノンちゃんが泳いでいる時には、ハンディを感じる場面もなくなりました。

アドちゃん

ノンちゃんは、負傷した羽をかばうことなく、上手にバランスを保って泳げるようになったよ！

青物が好きなノンちゃんの食事

ケガして1週間ぐらい。ノンちゃんは、遠巻きからDuck4のことを伺っていました。

しかし、2週間ぐらいしてから、泳ぎにも自信を持ち始めたノンちゃんは、Duck4の方へも近づくようになりました。炊飯器で焼いた自家製パンをあげると食べるようになったのも、この頃からです。

3週間～4週間目になると、ノンちゃんは、こちらの姿を見るや否や近づくようになりました。そして、他の渡りのハクチョウさんたちが後ろに来ても、身を交わすように逃げるので、食事中に突っつかれたりすることも、ほとんどありませんでした。青物のキャベツをあげるとノンちゃんは食べるので、青物も好きなようです。なので、ノンちゃんは偏食も少ないようです。

チンさん

ノンちゃんは、キャベツも好きなようだよ！

勝気なノンちゃんの性格

ノンちゃんは、勝気な性格のオオハクチョウさんです。他の渡りのオオハクチョウさんを突っついたりすることがあります。また、今もなお、飛来組と中で行動しています。

アドちゃん

ノンちゃんは勝気な性格のオオハクチョウさんだよ！

滞在組のハクチョウさんたちとの関係

日中。一緒に休んでいることも数回目撃したことがあります。ただ、今のところ、ほとんどの時間を一緒に渡ってきた飛来組のハクチョウさんたちと一緒に行動しています。ただ、お腹が空いているときには、飛来組の群れから離れて、滞在組のハクチョウさんたちのところにやって来ることもあります。

今後2月下旬から3月上旬ごろになると渡りの飛来組のハクチョウさんたちも、北へと渡って行くので、その時、滞在組のハクチョウさんたちと、どのように対峙していくのか。その時のノンちゃんにとっての試練になるのかもしれません。

チンさん

ノンちゃんには滞在組と一緒に行動することを待っているよ！

まとめ

羽を負傷したノンちゃんですが、命に別条がなくひと月半を乗り越えることができました。ただ、今後は、滞在組のハクチョウさんたちの縄張りで、どのようにノンちゃんが対峙していくのか。性格的に勝気なノンちゃんが、滞在組のハクチョウさんたちと上手に関係性が作れるのかが、今後の課題になることでしょう。

（ノンちゃん）

Duck4

ノンちゃんはよくここまで立ち直ったと思います！

どのように滞在組と関係性をつくるのかが課題です。