🦢工事の影響で越冬数が伸び悩んだ定点ポイント!【2020年度1月中旬調査】

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🦢Swan【ハクチョウさん】
Duck4
Duck4

2021年1月中旬の平均越冬数は147羽。

2020年1月中旬の平均越冬数は172羽。

今シーズンは25羽も減りました。

はじめに

毎朝。Duck4は、越冬しているハクチョウさんたちを数えています。日の出前後から30分間。河川敷を下流から上流へ向けて1キロの距離にいるハクチョウさんをカウントしたものを記録。そのチェック項目は、越冬数。成鳥数。幼鳥数です。そこから、幼鳥率も算出しています。また、コハクチョウさんも数えるのですが、早朝なので寝ていることも多く、判別不能ことが多いので参考程度に記録を続けております。

さて今日のDuck4ブログは、今シーズン2020年度1月中旬の越冬数調査の結果のお話です。

結果を先にお知らせすると、平均越冬数は、147羽。昨シーズン2019年度の1月中旬が172羽だったので、25羽少なくなりました。この期間の天候は、1月12日に8センチの降雪。1月19日に1センチの降雪。また、この日は、最大風速24.8メートルを記録しています。

「なぜ?昨年度よりも今シーズンの越冬数が25羽少なくなったのか?」

その理由として考えられるのが、暴風の天候の影響もあったかもしれません。それ以外の要因として、下流域で、ハクチョウさんたちが休める浅瀬の砂を取り除く工事が始まった時期と越冬数ピークの時季が重なりました。そのハクチョウさんたちが羽休めする浅瀬の土砂が取り除く工事が始まったことが、越冬数が伸びない一つの要因ではないか。ともDuck4は、考えております。

Duck4
Duck4

「暴風」の前に70羽もハクチョウさんたちが減りました。

Duck4
Duck4

もうひとつの理由は!?

ハクチョウさんたちが休む浅瀬の土砂を取り除く工事が始まったことも考えられます。

今シーズンと昨シーズン1月の越冬数

2020年度1月中旬の結果

2020年度1月中旬(1月11日~20日)の平均越冬数は、147羽。うち平均幼鳥数は、9羽。平均幼鳥率は、6.1%で幼鳥率の目安となる10%以下になりました。1月上旬に続き、1月中旬もより幼鳥率の低さが際立ちました。

Duck4
Duck4

2021年中旬の平均越冬数は147羽。

うち幼鳥が9羽。

幼鳥率6.1%でした。

2019年度1月中旬の結果

昨シーズンの2019年度1月上旬(1月11日~20日)の平均越冬数は、172羽。うち平均幼鳥数は18羽。平均幼鳥率は、10.4%でした。

越冬数が25羽も少なかった今シーズン

今シーズンと昨シーズンの越冬数を比較すると、今シーズンの2020年度の方が₋27羽も少なくなりました。しかし、今シーズンの幼鳥率は、6.1%。昨シーズは10.4%。今シーズンは、昨シーズンよりも4.3%少なくなり、幼鳥率がかなり低い状態が続いています。

今シーズンと昨シーズンの違いは!?

寒さが続いた2021年1月中旬

1月中旬で最大値を記録したのが1月11日。越冬数が192羽。うち幼鳥が18羽。最低値を記録したのが1月19日。越冬数が81羽。うち幼鳥が7羽でした。

2021年1月11日から20日までの越冬数は、1月16日の171羽でしたが、1月17日に104羽といっきに67羽を減りました。1月19日に81羽になりました。

最大値を記録した1月11日の天気ですが、最高気温4.3度。最低気温₋4.3度。晴一時薄曇り。積雪ゼロでした。

最低値を記録した1月19日の天気ですが、最高気温2.7度。最低気温₋2.5度。積雪1センチでした。最大風速が24.8メートルと強風が吹きました。新幹線も運転見合わせ。東北自動車道では多重衝突事故も発生した荒れた天気になりました。その前日の1月18日には、南西の風が吹き、天気が晴れ一時薄曇りでした。

1月中旬では、氷点下4度以下になったのが1日だけ。最低気温が氷点下になったのが8日間でした。

スミスお父さん
スミスお父さん

1月19日は「暴風」が吹き、スミスさん一家も飛べないほどだったなあ!

スミスお母さん
スミスお母さん

1月18日は南風が吹いたわ!そのあと70羽ほどハクチョウさんたちが飛び立ったようだわ!

暖かかった2019年1月中旬

1月中旬で最大値を記録したのが1月16日。越冬数が181羽。うち幼鳥が19羽。最低値を記録したのが1月18日。越冬数が129羽。うち幼鳥が11羽でした。

最大値を記録した1月16日の天気ですが、最高気温8.0度。最低気温0.4度。晴一時雪でした。最低値を記録したのが1月18日。最高気温4.2度。最低気温が₋0.3度。曇りでした。積雪はなく、最低気温が氷点下になったのが2日のみ。とても暖かかった1月中旬となりました。

まとめ

今シーズンの1月中旬は、平均飛来数が147羽となりました。昨シーズンの1月中旬と比べて25羽少なくなりました。1月上旬よりは、若干寒さは弱まりましたが、積雪8センチ。最低気温が氷点下になったのも8日ありました。やはり、寒さは続いているとDuck4は感じていました。

実は、平均飛来数が減った理由には、別にあるとDuck4は考えております。その理由は、河川敷の土砂を取り除く工事が本格的に始まったことにあります。その場所は、コハクチョウさん、滞在組のハクチョウさんたちの休憩場所でもあったからです。早朝の越冬数の調査では、工事のために土砂を取り除いた浅瀬付近には1月19日以降寄り付かなくなったからです。天候というよりは、工事の影響により、1月中旬と越冬数のピークにもかかわらず、減ったものとDuck4は考えております。

ミルクちゃん
ミルクちゃん

工事の影響で、ミルクちゃんたちの休む浅瀬がなくなって困っているんだよ!

(この浅瀬の土砂もまもなく取り除かれるかも!?)

コメント

  1. うい より:

    なぜでしょうね?広瀬川は逆にかなり増えているのです。しかし停留はしていないようなので流動的なのが特徴のようです。
    滋賀のコハクさんが1000羽近い飛来のようですし、南下傾向ですかね?

    • Duck4 duck4 より:

      ういさんへ

      こんばんは!

      こちらでも見ていても移動している飛来のハクチョウさんは多そうですね!
      河川敷の工事で、より良い場所を探しているのでしょうか?
      1月上旬が寒かったのも影響していることも考えられそうですよね!🦆

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