🦢片足がないオハクチョウのキリちゃんの北帰行に必要条件を考える！？

Duck4

「片方の水かきを失ったオオハクチョウのキリちゃんは北帰行するのか」というのが今日のDuck4ブログのテーマです。

はじめに

「片方の水かきを失ったオオハクチョウのキリちゃんは北帰行するのか」とDuck4は考えることがあります。

明日から3月。80羽近くのハクチョウさんがまだ居残っていますが、もうすぐDcuk4の定点ポイントを離れる時季。その時、キリちゃんも、飛来組の仲間同様に飛び立つのか。飛べるということは、きっと、キリちゃんはこの数か月ほどいた越冬地を離れ繁殖地へ旅をすることでしょう。

ところで、この数か月。Duck4はキリちゃんを見てきました。キリちゃんの「歩行能力」「飛翔能力」から、長旅を安全にできる方法を考えるのが、今日のDuck4ブログのテーマです。

Duck4

片方の水かきがなくても「歩行能力」「飛翔能力」からキリちゃんが長旅を安全にできる方法を考えてみます。

キリちゃんの「歩行面」と「飛翔面」

春の渡りでは「歩行能力」を行うために水辺を利用

片方の水かきを失っているオオハクチョウのキリちゃん。そのキリちゃんですが、棒状になった片足を杖代わりに支えながらゆっくりと歩きます。長い距離を移動するときには、羽をバタバタさせ勢いをつけて歩くキリちゃんを、Duck4は何度も目撃しています。

そのため、浅瀬。水深がとても浅い水たまりほどの水辺では、歩くのを苦労しています。浅瀬にある餌を食べようとすると、キリちゃんは座り込むことがあります。

他のハクチョウさんが近づきどけなければならないときには、立ち上がるのに時間がかかります。もじもじしていると、失った水かきを突っつくハクチョウさんもいるのです。

キリちゃんにとっては、浅瀬、水深が浅い水辺を苦手にしています。

ただ、北帰行の時には、餌場が水辺だけとは限りません。田んぼであったり、北海道であったら牧場などもあるでしょう。そんな場所では、キリちゃんは歩くのが大変なので苦労することでしょう。

なので、水草が豊富に自生している沼、湖で餌を採取して欲しいと願っております。

（片足がないキリちゃん）

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水草が豊富にある餌場。そんな沼、湖を塒できるような中継地をたどりながら北帰行の途中にキリちゃんには立ち寄って欲しいです。

「飛翔能力」に必要な水かき

キリちゃんは飛べます。片方の水かきがなくてもです。

滞在組のハクチョウさんたちがいる大橋付近と飛来組のいる上流付近を頻繁にキリちゃんが、飛んで行ったり来たりしています。片方の水かきがないので、失っていない片方の水かきを使って水面を滑るようにしてブレーキをかけなければ止まらないはず。

しかし、両足に水かきがあるハクチョウさんと比べても、キリちゃんの制動距離は、そんな変わりないようにも見えます。キリちゃんなりの水面でのブレーキを上手にかける技術があるのかもしれません。

ただし、キリちゃんの水かきには、大きなタコがありました。水かきを失った足には切り傷や生傷も目立っているのです。泳いでいるときに、他のハクチョウさんたちに突っつかれてできたものかは、わかりません。この生傷は、心配しております。

（真ん中で飛んでいるのが片足がないキリちゃん）

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生傷、タコがあるキリちゃん。片方の水かきをいたわって飛んで欲しいとDuck4は願っております。

まとめ

「片方の水かきを失ったオオハクチョウのキリちゃんは北帰行するのか」という問いに対して、Duck4は「Yes」だと思っております。

それには、どうやら、キリちゃんにはパートナーがいるからなのです。

今朝も、キリちゃんとキリちゃんのパートナーが一緒に首を前屈みにして「クワ！クワ！クワ！」と大きな声を一緒にあげていました。

そんな2羽の様子を見ていると、時季はまだ未定ですが、キリちゃんとキリちゃんとのパートナーは北帰行をするのではないか。

ただ、飛べても歩くのが大変なキリちゃん。足にも生傷、タコ。片方の水かきがないというハンディを持っているキリちゃん。渡りをするのは、我々が思う以上に大変なことでしょう。

1日でも長く生きて欲しいという願いを込めて、キリちゃんが移動しやすい水辺が塒と餌場。そんな場所で休憩しながら、繁殖地までの春の渡りをして欲しいと願っております。

（一緒に声を上げるキリちゃんとキリちゃんのパートナー）

Duck4

キリちゃんはいつ出発するかわかりませんが、それまではDuck4は暖かく見守り続けます。