今シーズン【2023年11月】のハクチョウさん飛来数が「秋の渡り」の遅れで超少なかったお話です!🦢
はじめに
今シーズン(2023年)は、10月11日と昨シーズンよりも4日ほど早い初飛来になったDuck4の定点ポイント。
しかし、2023年11月の平均気温は2度高く、過去最高になりました。
ところで、11月になってからの飛来組ハクチョウさんたちの「秋の渡り」は、多かったのでしょうか。それとも、少なかったのでしょうか。
結論を先に言うと、今シーズン(2023年)11月は、ハクチョウさんの越冬数は、昨シーズン(2022年)11月よりも超少なくなりました。
特に、11月中旬頃は、今までにはない、少なさでした。
また、毎シーズンここで越冬していた常連のハクチョウさんもです。
そして、やっと寒波が訪れた11月下旬。それも11月30日に初めて越冬数が100羽を超えるようになりました。
本日のDuck4ブログでは、2023年11月飛来数の推移。幼鳥率。オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合。常連の飛来組ハクチョウさんたちのお話をします。
ハクチョウさんの越冬の特徴
🦢100羽を超えたのが11月30日
🦢幼鳥率が10%以下
🦢コハクさんが30%
越冬数が少なかった【2023年11月】
1日もなかった100羽超え【2023年11月1日~15日】の越冬数
青い折れ線グラフが、2023年11月1日~15日までのハクチョウさんの越冬数になります。
赤い折れ線グラフ(2023年11月1日~15日)と比較して、2023年11月1日~15日の間は少なくなっていることがわかります。
2023年11月1日~15日までの間で、越冬数が100羽を超えた日は1日もありませんでした。
1日だけの100羽超え【2023年11月16日~30日】の越冬数
青い折れ線グラフが、2023年11月16日~30日までのDuck4の定点ポイントへの越冬数になります。
最終日の2023年11月30日に、越冬数が119羽と初めて100羽を超えました。しかし、それ以外の日は、100羽超えた日が、1日もありませんでした。
赤い折れ線グラフが、2022年11月16日~30日までのDuck4の定点ポイントの越冬数になります。もうほとんどの日でハクチョウさんの越冬数が100羽を超えていました。また、2022年11月30日には、200羽を超えていました。
いかに、2023年11月は少なかったことがわかります。
幼鳥率も0%の日もあった【2023年11月】
青い折れ線グラフが、2023年11月1日~15日までの幼鳥率になります。
2023年11月13日~26日の間で、幼鳥が0羽だった日が9日間ありました。
しかし、2023年11月27日以降は、やっと幼鳥率が10%を超えるようになりました。
12月以降もデータを見てみないとわかりません。しかし、2023年10月~11月にかけては、幼鳥率が低くなりました。
オオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合
青い折れ線グラフは、2023年11月のオオハクチョウさんの越冬数。
赤い折れ線グラフは、2023年11月のコハクチョウさんの越冬数になります。
11月11日以降。コハクチョウさんの飛来数が少なくなっていきました。
2023年11月のオオハクチョウさんとコハクチョウさんの割合ですが、オオハクチョウさんが約70%。コハクチョウさんが約30%でした。
2022年シーズンを平均的に見た場合に約80%がオオハクチョウさん。約20%がコハクチョウさんでした。
なので、10%ほどコハクチョウさんの割合が高くなっていました。
常連のオオハクチョウさん
2023年11月シーズンには、毎年ここで越冬していて個体識別な可能なハクチョウさんが2羽のみでした。
足をケガしたことがあった【モリス】さん
2021年シーズン
2021年12月に片足をケガして一時歩くこともままならなかったモリスさん。
春の渡りまでには、何とか歩行が可能になりました。
そして、仲間ともに、春の渡りのためにDuck4の定点ポイントを離れて行きました。
2022年シーズン
2022年シーズンもモリスさんは、このDuck4の定点ポイントで越冬していました。
2023年シーズン
小さな橋を越えて小さな水たまりには、1羽のオオハクチョウさんがいました。個体識別のために撮影すると、クチバシには無数の黒い斑点。また、頭の羽毛の一分が薄くなっているモリスさんが独りでいました。
近づいたのですが、ミルクちゃん、チンさん、アドちゃん、メイちゃんがこちらに向かって泳いで来たので、モリスさんは去って行きました。モリスさんは警戒したようです。
そのあと、モリスさんは、大きな水たまり付近に移動。対岸で何か食べているようでした。しばらくすると、大きな水たまりにある浅瀬に移動。そこで羽繕いを始めました。
いや、今シーズン初めてモリスさんに出会ったのは、ノンちゃんとにらみ合いになった数日前のこと。
その時の写真を投稿したところ、白鳥さんをこよなく愛する地元の方から、「この子、モリスんさんですよ!」と教えてもらいました。
常連のハクチョウさんがDuck4の定点ポイントに戻って来てくれて本当に嬉しくなりました。ただ、頭の羽毛の一部が薄くなっているのが気になります。
また、羽毛が伸びてきてくれればと願っております。(2023年11月28日HPより)
(オオハクチョウのモリスさん🦢)
スミスさん一家【マーガレット婦人】
12月3日夕方のこと。
「ここに、スミスさんの妻マーガレットさんがいるよ!」
と白鳥さんをこよなく愛する地元の方が教えてくれました。
Duck4も撮影を試て、片方のクチバシのみが写っている写真で確認。どうやら、マーガレットさんの特徴を捉えるクチバシの黒い模様の一部が黄色くなっていました。
白鳥さんをこよなく愛する地元の方曰く。
「スミス・マーガレット婦人は11月15日にここで見たよ!」
とのことでした。
もしかしたら、旦那のポールさんはと思いました。
なぜなら、スミス・マーガレット婦人は、旦那のスミス・ポールさんと一緒にいなかったからです。
(スミス婦人のマーガレットさん🦢)
まとめ
2023年11月は、過去最高に平年気温よりも2度高く、過去記録がない秋になりました。
その影響が、ハクチョウさんの「秋の渡り」に現れていました。
やっと、最終日の2023年11月30日に、Duck4の定点ポイントで100羽を超えたかでした。暖かかったこともあり、ハクチョウさんたちの「秋の渡り」が遅れたのでしょうか。
また、幼鳥率も低く、11月下旬になり、10%を超えるようになりました。
最後に、毎年このDuck4の定点ポイントで越冬していたスミスさん一家の旦那さん。ポールさんが来ていないことです。
奥さんの方がここに来ているということは、何かあったのではないか。
ちょっと、Duck4は寂しい気持ちになりました。
2023年11月は2度高くなり過去最高の平均気温になりました!その影響で、もしかしたら、秋の渡りが遅れたのかもしれませんね!
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