🦢気になるハクチョウさんたちが増える3月！

Duck4

今日のDuck4ブログは、とても気になる3羽のオオハクチョウさんたち。ノンちゃん、キリちゃん、初めて登場するテレマさんのお話です。

はじめに

北帰行で旅立つ3月。この時季になってやっと、越冬していた飛来組のハクチョウさんたちのことが、わかってくることがあります。その多くが、このハクチョウさんたちには、こんな「持病」があったんだということです。

今日のDuck4ブログでは、11月に羽をケガしたオオハクチョウのノンちゃん。片方の水かきがないオオハクチョウのキリちゃん。片足を引きずって歩くオオハクチョウのテルマさんのお話しを紹介します。

羽をケガしたオオハクチョウのノンちゃん

もう4か月目のお付き合いのノンちゃん

11月に羽をケガしたオオハクチョウさんのノンちゃんですが、いつも上流部のオオハクチョウさんの群れに混じっています。早朝。会いに行くと、ノンちゃんの方から泳いで来ます。4か月もなので、Duck4のことをわかってくれているのかもしれません。そうだと、嬉しいのですが。

羽をバタバタさせて助走をつけて飛ぼうとしたノンちゃん

とある夕方。周りのオオハクチョウさんたちが、首を上下に振って「コォ！コォ！」とお互い鳴きかわしていたときのこと。突然、羽をバタバタさせながらノンちゃんは、走り出したのでした。飛べないのに、飛びたいと思ったからだと、ノンちゃんの様子を見ていてDuck4は強く感じました。

おそらく、まわりにいるスミスさん一家などのオオハクチョウさんたちが飛ぶのを察知して、ノンちゃんも飛ぼうとしたようです。ずっと、秋の渡りから一緒だった仲間と帰りたい。というキモチがノンちゃんにあるからでしょう。

（羽をケガしているオオハクチョウのノンちゃん🦢）

キリちゃん＆キリちゃんのパートナー

飛べて食欲があるキリちゃん

片方の水かきがないキリちゃん。歩くのは大変ですが、羽にはケガがなく飛べます。不自由な足を補うかのように、飛んで河川敷をキリちゃんは、移動しています。

ところで、キリちゃんの片方の水かきがないことに気づいのが1月ごろだったと思います。それから、水辺でも食べやすいように、朝食にキャベツ、コマツナをあげると、ムシャムシャムシャムシャとキリちゃんは飲み込みます。お腹が空いているのか、いつもすごい食べっぷりのキリちゃんです。

周りに多くの元気なハクチョウさんたちがいると、お腹いっぱい食べられないからかもしれません。なので、周りから邪魔されないように、食べるときノンちゃんは特に早いです。

パートナーとは熱々なキリちゃん

そして、Duck4の前には、2羽で現れるようになったキリちゃん。キリちゃんとそのキリちゃんのパートナーは、「コォ！コォ！」と大きな声を上げて、他のツガイを威嚇することがあるのです。その様子は、何度も動画で撮影しています。

キリちゃんのパートナーがどこかに行っていると、大きな声で相手を呼ぶキリちゃん。完全にツガイではないかと思います。そばで見ていて、熱々ぶりがいつも伝わってくるのです。

（片方の水かきがないキリちゃん＆キリちゃんのパートナー🦢）

片足を引きずって歩くオオハクチョウのテレマさん

もう1羽気になるオオハクチョウさんがいます。それは片足を引きずって歩くテレマさん。あの滞在組のチンさんよりは軽症ですが、歩くときには片足を引きずります。

そんな持病があるテレマさんは、飛来組の群れからポツンと独り離れています。それは、あの羽をケガしたノンちゃんと同じです。今朝も、皆から離れて浅瀬を足を引きって歩いていました。まるで、皆から避けるようにです。ただ、近くにDuck4がいても逃げようとはしません。

ところで、テレマさんに気づいたのが2月中旬ごろのこと。まだまだテレマさんのことはよくわかっていませんが、元気になって欲しいとDuck4は強く願っております。

（片足を引きずって歩くオオハクチョウのテレマさん）

まとめ

3月になると、多くのハクチョウさんたちが北帰行のために、Duck4の定点ポイントから飛び立って行きます。今シーズンはまだ数が多いので、居残っている飛来組のハクチョウさん個々の様子をじっくり観察できていないのが残念です。

もっと数を減らすと、じっくり観察できるので、ハクチョウさんたちと密に向き合うことができるようになります。そんな北帰行で別れの季節の3月は、今まで隠されていたことが表面化されるので、ハラハラドキドキさせられます。

Duck4

Duck4にとってもハラハラドキドキの3月。ノンちゃん、キリちゃん、テレマさんのみならず定点ポイントに立ち寄ってくれたハクチョウさんたちが、無事にそれぞれの人生（鳥生）を選んで欲しいと願っております。