🎒【横長型リュックサック】の「傾き」が肩と腰への負担がかかる!

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Duck4
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今日のDuck4ブログは、【横長型リュックサック】のカバンの傾きが体に及ぼす影響について考えるお話です。

はじめに

「横長型リュックサック」と「縦長型リュックサック」では、どちらが背負っていて体とリュックサックに間に傾きが生じると思いますか。

正解は、「横長型リュックサック」が体とカバンの間に傾きが生じます。なので、答えは「横長型のリュックサック」が正解になります。

ちなみに、「横長型リュックサック」をイメージできないと思うので、ちょっとお話をしますが、横幅40センチほどあるリュックサックのことです。小さいヒトだとリュックサックが背中らはみ出してしまう可能性があるサイズになります。

一方、「縦長型リュックサック」は、横幅30センチほど。ほとんどのヒトが使っているタイプのリュックサックになります。縦に長いので肩、背中、腰にリュックサックがフィットします。なので、体からリュックサックが横にはみ出すこともなく安定します。

今日のDuck4ブログでは、被験者に「横長型リュックサック」と「縦長型リュックサック」を背負って動作解析を行った論文。『動作解析による通学カバンの背負いやすさの評価』で解明された「横長型リュックサック」がカバンの傾きが生じて、2点背負いによる肩と腰とに負担がかかるというお話をします。

横長型リュックサック

ほとんどは縦長型タイプ

今、街で見かけるほとんどのリュックサックは「縦長型リュックサック」。リュックサック本体の横幅30センチほどになっています。ちなみに、ハクチョウさんの見守りフィールド調査でお出かけするときのDuck4が背負って行くグレゴリーのリュックサックも「縦長型リュックサック」です。

まれな横長型タイプ

ほとんど見れれないのが「横長型リュックサック」。リュックサックの横幅40センチほどになっています。小さいヒトだとリュックサックが背中らはみ出してしまう可能性があります。

横長型タイプのリュックサックの通学カバン

Duck4の地域のほとんどの中学校では、「横長型の背負いカバン」が採用されていました。この学校指定で「横長型の背負いカバン」ですが、青色の横長型のナイロン製。肩ひもと雨蓋には、反射板が縫い付けられていました。

5キロ以上にもなる教科書やジャージを横長型の背負いカバンに詰めて登校していたので、知らないうちに肩と腰に負担がかかっていたのかもしれません。3年間背負っていたときには当然、カバンの傾きがあったことは知りませんでした。

(横長型の中学生の背負いカバン🎒)

体に負担がかかる横長型リュックサック

動作解析による通学カバンの背負いやすさの評価

なぜ、リュックサックを背負うと、体に負担がかかるのか?

そんなDuck4の疑問に答えてくれたのがこの論文。『動作解析による通学カバンの背負いやすさの評価』でした。

この研究では、カバン会社の協力を得て3つの背負いカバンを被験者にそれぞれ5キロの荷物を背負わせて、時速3キロで約20分ほど歩いてもらい、「体幹の傾き」、「カバンの傾き」を動画上で動作解析をしました

実験に使った3つの背負いカバン

🎒「横長型の背負いカバン」

🎒「縦長型の背負いカバン」(肩紐幅45ミリ)

🎒「縦長型の背負いカバン」「肩紐幅60ミリ)

「14度の傾き」があった【横長型背負いカバン】

「横長型背負いカバン」を背負って歩いた被験者の場合は、肩とカバンとの間に傾きが生じました。直立時の画像で見てみると、横長型背負いカバンを背負った時には、カバンと体の間に「14度の傾き」が生じたことが、動画上の動作解析の結果からわかったのでした。

(体とカバンの間に傾きが生じる横長型背負いカバン🎒)

(体とカバンの間に傾きが生じる横長型背負いカバン🎒)

🎒「横長型背負いカバン」を背負って歩くと、カバンと体幹の間で傾きが14度あるという実験結果がでました。

傾きがない縦長型背負いカバン

肩ひも40ミリの縦長型背負いカバン。肩ひも60ミリの縦長型背負いカバンの2つを実際に被験者に背負ってもらい実験を行いました。その結果、肩ひも4センチの縦長型背負いカバン。6センチの縦長型背負いカバンともに、直立時には、動作解析による画像からは体とカバンの間には傾斜が見られませんした。

おそらく、肩紐の幅が広い方が快適に背負えるのですが、カバンの傾きには肩ひも幅は関係していないようです。

🎒「縦長型背負いカバン」(肩ひも幅40ミリ)

🎒「縦長型背負いカバン」(肩ひも幅60ミリ)

実験では直立時の傾きが見られませんでした。

常時カバンの傾きが大きかった「横長型背負いカバン」

被験者には、「横長型の背負いカバン」。「縦長型背負いカバン」(肩ひも幅40ミリ)。縦「長型背負いカバン」(肩ひも幅60ミリ)の3つの背負いカバンを背負って歩いてもらい開始前、開始後の「カバンの傾き」を測定しました。その結果は、「横長型の背負いカバン」のみが、開始前と開始後で14度の傾きが継続してありました。

🎒「横長型背負いカバン」のみが常時、カバンと体幹の間に14度の傾きがあるのとの実験結果がでました。

まとめ

横長型リュックサック」は、カバンと体の間に傾きがあることが実験結果からわかりました。

そのため、「横長型リュックサック」は、背中で支える面積が小さくなります。なので、背負っているときに、肩と腰の2点のみで、リュックサックの重さをで支えることになるのでしょう。これが、肩や腰への負担がかかる原因にもなりかねません。

一方、「縦長型リュックサック」の場合は、カバンと体の間に傾きがないため、背中で支える面積が大きくなります。よって、肩、背中、腰の3点でリュックサックの重さを支えることができます。よって、縦長型リュックサックの方が、カバンの傾きがないので、歩行時にもカバン本体が動かず、肩と腰への負担も少なくなるのでしょう。

したがって、理想のリュックサックは、縦長型であります。また、ほとんどのリュックサックは、縦長型になっていますし、Duck4も縦長型リュックサックを長年愛用しています。

Duck4
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🎒負担が少ないのは、肩、背中、腰の3点で支えられる「縦長型リュックサック」のようです。

(参考論文📚)

動作解析による通学カバンの背負いやすさの評価

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